仕事に疲れた人、落ち込んで元気が出ない人、猫を飼っている人、猫が飼えない人も、エッセイマンガを読んで元気を貰ったり癒されたりしよう。定番「猫あるある」から少し変わったテイストの猫エッセイマンガまで幅広く紹介する。
猫好きなあなたに贈る、猫との暮らしを描いたエッセイマンガを紹介する。
出典:Amazon.co.jp
仕事に疲れた人、落ち込んで元気が出ない人、猫を飼っている人、猫が飼えない人も、エッセイマンガを読んで元気を貰ったり癒されたりしよう。定番「猫あるある」から少し変わったテイストの猫エッセイマンガまで幅広く紹介する。
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作者「鴻池剛」が、自身のウェブサイト「ウッドブック」や「Twitter」のアカウントにて公開し、たちどころに人気となった飼い猫「ぽんた」との日常を描いた作品。味のあるイラストと、作者の鋭いツッコミが癖になる日常ギャグマンガだ。
読み進めていくうちに理解出来るのだが、飼い主と飼い猫の立場は逆転しており、言葉は悪いが、作者は「ぽんた」になめられている模様。撫でようとすればパンチを繰り出され、鼻と鼻をくっつける猫の挨拶「鼻チュー」をするのかと思えば噛みつかれ、熱中症対策としてクールマットを買っても見向きもされず……。そんな様子がイラストで上手く表現されており、思わず爆笑してしまう。「ぽんた」の行動はもちろん面白いのだが、作者の「ぽんた」に対する哀愁漂うツッコミも、ひとつのアクセントだ。「塩対応」「デレないツンデレ」「クール過ぎる」そんな「ぽんた」と、文句を言いつつも大事に世話をする、作者の優しさにあふれたエッセイマンガと言えるだろう。
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本作は「アメーバブログ」などのウェブ媒体で公開されていたエッセイマンガであり、「アメブロ猫ランキング」で第1位を獲得した人気作品を書籍化したもの。「アメブロ」公式トップブロガーでもある猫好きのマンガ家「卵山玉子」が、2匹の猫「トンちゃん」と「シノさん」との日常を描いている。
猫と暮らしていると起こる「あるある」、いたずら、ちょっとした「変なこと」など、何気ないことを笑いに変換するような描き方をしており、ほのぼのとした可愛い絵柄と、本来なら人間と会話することのない猫が人語を理解し話している、マンガならではの表現が魅力的。ブログにて掲載されたマンガ以外にも、書籍のための描き下ろしや、写真も追加されていて、多頭飼いならではの猫たちのやりとりと、ほのぼの・ゆるゆるとした雰囲気に癒されるエッセイマンガとなっている。
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マンガ家「いくえみ綾」が飼い猫たちとの暮らしを描く4コマエッセイマンガ作品。作者は大の猫好きで、飼い猫歴はおおよそ30年。物語は、作者が「猫不足」に陥り、冷やかし程度に覗いたペットショップで1匹の猫に出会ったことから始まる。タイトルの『そろえてちょうだい?』は、のちに「ブン」と名付けられたその猫の顔に、切り揃えられた前髪のような模様があったことに由来する。
猫たちはそれぞれ嗜好や性格が違い、本作では、そんな彼らの「あるある」や不思議な行動、ふと笑ってしまう出来事などが描かれている。「可愛い」「萌え」「癒し」の要素が盛り込まれ、作者の飄々とした態度や、同居している「母」や「夫」など猫以外の登場キャラクターも個性的で面白い。ページ1枚1枚に飼い猫たちへの愛情が詰め込まれている作品である。
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マンガ家「阿部川キネコ」が描く、飼い猫「グル」との生活を描いたエッセイマンガ。元々は野良猫であった「グル」にエサを与えたら、とてもよく懐かれたという出来事からこのマンガは始まる。
作者の表現方法はとても素晴らしく、時には『母をたずねて三千里』の「マルコ」のように「グル」の様子を描写し、鳴き声を元女子プロレスラーが「メロンパンナ」の声で喋っているかのようだなど、読者に訴えてくるのだ。また、「グル」はメスの猫だが、『トゥームレイダー』に出演した「アンジェリーナ・ジョリー」の姿で描かれることが多く、比喩表現が秀逸である。
本作には猫を飼っている人には共感出来るエピソードも盛り込まれているが、一方で作者が猫に「萌える」という場面は皆無であり、世に出回るエッセイマンガとは一線を画す作品となっている。クスッと笑える小ネタも散りばめられており、可愛さやほのぼのを求めて読むのではなく、気分が落ち込んでいる時に読むことをおすすめする。
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『富江』シリーズや『うずまき』『首吊り気球』などを生み出した、日本のホラーマンガ界を代表するマンガ家「伊藤潤二」の作品。
新居を購入したマンガ家「伊藤潤二」こと「J」は、婚約者「A子」の希望で猫を飼う。しかし「J」は犬派で、「A子」の実家で飼っている猫「よん」を「呪い顔の猫」と表現するほど。結局、彼は「よん」と新しくやって来た「むー」と暮らすことになったが……。
本作は、犬派の作者が猫と暮らす日常をシュールな笑いを交えて描くエッセイマンガ。こちらも世の中に出回っているエッセイマンガとは一線を画すどころか次元が違う。登場人物たちの行動はほのぼのとしたものなのに、ホラーチックなリアルよりの絵柄と表現技法のせいで不気味に見るのが特徴。それでも、思わず噴き出してしまうコミカルなシーンが満載な作品となっている。画力も高く、猫の毛の質感はもちろん、細かな仕草もよく観察して描かれており、特に、猫じゃらしを振り回す「A子」や、キャリーケースから出てきた時の猫の様子は「お見事!」の一言である。ギャグとホラーは紙一重。それは猫エッセイでも同じだと納得する作品だ。
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