ネコという魅力的な生体を、マンガという媒介を使って余す事なく伝えてくれる作品。「ネコってこうだよね! 」という読者の共感を得つつ、意表をついた設定で新しい驚きも教えてくれる4作品をご紹介。
まるっこいおめめとフカフカの毛と肉球を持つ、警戒心の強いビビリのネコ。そんなネコが主人公のおもしろ作品を紹介する。
出典:となりのヤングジャンプ
ネコという魅力的な生体を、マンガという媒介を使って余す事なく伝えてくれる作品。「ネコってこうだよね! 」という読者の共感を得つつ、意表をついた設定で新しい驚きも教えてくれる4作品をご紹介。
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この作品は設定が新しい。人間がネコに変身してしまい、心は人間だが体はネコという設定は読んだ事があるが、このネコは突然変異で3歳でIQが120あり人間と同じような知性を持って産まれた。心も体もネコだが、知能が人間レベルのため、世界初人間として認定されたネコなのである。ネコの名は「白玉 雄介」、主人公「鈴川 葵」との出会いは、同じ高校の入学式である。ネコ好きにはたまらない設定と環境だが、周りのクラスメイト達は白玉くんに話しかける事もなく、ネコということに触れないでいた。有名人(ネコ)である白玉君の存在を知らなかった葵は、興味と好奇心にかき立てられ、白玉君にずんずんと突っ込んでいく事になる。そんな葵を、親友の沙織は「デリカシーがない」と責めるが、お友達を作りたいと思っていた白玉君は葵に心を開いていく。が、たまにでる葵のネコ扱いに動揺を見せる事もある。字が書けないので、ノートパソコンで授業を受けるのだが、全身を使ったキーボード入力、お弁当箱をくわえて屋上に向かう姿など、ネコときめきポイントがマックスに上がる描写も多い。
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体はスマートで誠実そうな雰囲気を携えているが、顔がなんとリアルネコ!! その猫氏を持つ彼女、『多恵』はかなりおっちょこちょいでかわいらしい女の子。猫氏はあまりしゃべらないが、多恵がデートに遅れて来たら、飲まずに冷ましておいたキャラメルナッツチョコレートモカ生クリームのコーヒーを、猫舌の多恵のと交換してあげたり、スイーツを食べさせてあげたり、ともかく優しい。多恵の仕事の愚痴も黙って聞いているが、寝ちゃってるのかどうか、ネコが日だまりでよくするような薄目で多恵を見ていたり、水族館では本能で魚を狙っているのを多恵に制されたりと、ネコの要素もたくさん出てくる。穏やかほんわか彼氏の優しさも持ちつつ、この寄り添ってくれる雰囲気はネコだと感じさせてくれるであろう。
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ネコと人間の生活……。よくある日常の風景であると思いがちですが、いろいろと事件があるのだ。このマンガの主人公はネコであるオスネコの「ゾッチャ」。飼い主を「ママ」と呼び、過ごしていたが、「とら子ちゃん」に初めて恋をした。ずっと冷たくされていたり、お家から出て帰ってこなくなったりと、ネコの事情や日常をネコ視点で話は進んでいく。友達のネコもいるし、恋のライバルもいる。お家に帰れなくなり、他の人間に保護され飼われそうになったり、ネコを飼っているとあるような出来事が全て、ネコ視点で描かれている。作者の生藤 由美先生は、この作品を描くまでネコが好きではなかったそう。だからこそ、ネコという生体を第三者の目を通して俯瞰できたのではないかと思える。この作品を読むと、ネコが好きでなくてもちょっと親近感を感じることができるはずだ。
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伊藤 潤二先生と言えば、ホラーマンガ家で有名である。その作者が、そこまで猫が好きでなかったのに、婚約者のネコをいきなり2匹も飼う事になった。ネコ……そう、ネコはある意味ホラーのような雰囲気を携えていることもある。その雰囲気を先に感じ取ってしまった人は、その記憶が植え付けられて、大人になってもネコが苦手なのかもしれない。そんなホラーな雰囲気のネコからネコラブに変わるストーリーだ。作者がホラーな目線で、婚約者の飼い猫「よん」を向かい入れることになるが、婚約者「A子」の自宅にいたよんは、強烈な呪い顔のネコであった。ネコの模様もムンクの叫びのようなまだらが着いている……。そんな「よん」をA子は気遣い、友達ネコも作ろうとノルウェージャンフォレスと、キャットの子猫も飼う事になり、名前を「むー」と着けた。猫を飼う事を内心認めていない作者であったが、むーのかわいさにやられてしまう。その後、呪い顔のネコよんが初めて新居にやってくるのであるが……。
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