動物を扱った作品は多く、それだけ人間にとって身近な存在である。また、動物に対する接し方や距離間などでキャラクターのモラルなどもぼんやりと透けて見えそうな気がするから不思議である。ペットにとどまらない様々な動物が描かれたマンガを紹介する。
人間と違って言葉を話すことが出来ないが、なぜか仕草が妙に人間のようであったりする動物たち。今回はペットとしてだけではない動物たちの魅力たっぷりな作品を集めてみたので、ご覧あれ。
出典:Amazon.co.jp
動物を扱った作品は多く、それだけ人間にとって身近な存在である。また、動物に対する接し方や距離間などでキャラクターのモラルなどもぼんやりと透けて見えそうな気がするから不思議である。ペットにとどまらない様々な動物が描かれたマンガを紹介する。
「北海道」の農業高校である「大蝦夷農業高等学校」を舞台に、都会育ちの「八軒勇吾」が大自然や動物たちと奮闘する姿を描く。本作品は学校の授業や、部活を通して人と動物を含めた大自然との向き合い方について、北海道出身である原作者の実体験を踏まえつつ語られている。不意に訪れた鹿の解体作業、食品加工の授業の際に愛情を持って育てた豚が「肉」に変わってしまう姿に葛藤したりもする。本作では動物が食として扱われている事が多く、その様子が重すぎず軽すぎず描かれていて、命について改めて考えさせられる内容となっている。
自然に囲まれた山の中で工房「GLASS STUDIO amato」を営むガラス職人の「小松」と、その飼い犬である「ムーコ」の日常を描いた作品。「小松」のことを大好きな「ムーコ」がとにかく可愛い作品。基本的には「小松」と「ムーコ」の一人と一匹を軸に物語が展開するのだが、サブキャラクターも多数登場し、それぞれが個性的である。日常の様子を描きながらもテンポ良く(時に騒々しく)物語が進むため、ダラダラした印象はない。この作品を読んでいるうちに、次第に柴犬を飼いたくなる方も多いのではないだろうか。
「札幌」の「H大学獣医学部」を舞台に繰り広げられる学生と動物たちの日常をコメディタッチで描いた作品。獣医学部と聞くと、少々堅苦しい印象かもしれないが、登場人物たちは一癖も二癖もある人物ばかりなので心配無用。登場人物だけでなく、動物たちも個性豊かで種類も多く、決して人間の言葉を喋ったりはしないのだが表情や仕草でしっかりと感情に訴えかけてくる。動物好きの方には堪らない作品だろう。全12巻と、それほど多くもなく手軽に読破できるのも魅力である。
主人公の「社太助」は、動物と「血の接触」をする事により、その動物と会話が出来るという能力を持つ。「太助」は能力に目覚めたことをきっかけに様々な動物たちと出会い、人間と動物の異なる価値観を知り、悩みながらも成長していく。作者が元獣医師という経歴の持ち主であるため、動物に関する知識や法律、描写はさすがで、説得力がある。絵柄は柔らかく可愛らしい雰囲気なのだが、動物たちの生死などはシビアに描かれている。
人間に育てられた白ライオンの「レオ」の成長する姿を通して、弱肉強食や動物と人間たちのかかわりを描いた大河ドラマ。ジャングルの王であった亡き父の後を継ぎ、様々な出会いや経験を経て、動物王国を建設しジャングルの王として成長していく「レオ」の姿が印象的に描かれている。マンガの神様と評されていた「手塚治虫」の初期作品。彼の作品全般メッセージ性の強いものが多いが、本作も例外ではなく単純な冒険ものにとどまらず、読み進めると様々な感情が沸き起こってくる作品である。
295 Pt.
27 Pt.
397 Pt.
54 Pt.
86 Pt.
71 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!