高知が舞台やき読んでみいや!オススメ漫画5選47 Pt.

海と山の幸に恵まれた、高知県が舞台の漫画

作成日時:2019-05-07 10:00 執筆者:マンガペディア公式

高知が舞台やき読んでみいや!オススメ漫画5選

出典:amazon

南国土佐と呼ばれる温暖な気候。黒潮が打ち寄せ、四万十川に代表される清流や緑の山々ほか、自然に恵まれた土地。男は「いごっそう」、女は「はちきん」と呼ばれる自由で豪快な気風を持つ人々。歴史上の偉人も数多く輩出している、高知県を舞台に描かれた漫画をご紹介。


高知県出身の幕末の志士として有名な、坂本龍馬の生涯を描いた歴史漫画。熱烈な龍馬ファンである武田鉄矢が、原作を担当。全体の流れは史実に沿っている。歴史資料の裏付けが少ない、龍馬が高知県で過ごした少年時代から青年期にかけては、武田の大胆な解釈によってストーリーが展開する。1992年にテレビアニメ化。2005年に舞台化。

高知県、土佐で思いつく人物といえば、坂本龍馬が筆頭だろう。激動の幕末で活躍した志士として、人気が高い人物だ。龍馬を扱った創作物は、小説に、映画に、ドラマにと、さまざまなメディアで展開されている。本作は、龍馬の生涯を漫画で描いたもの。原作は、自分のバンド名に龍馬が興した「海援隊」を用いたほどの龍馬ファンである、武田鉄矢だ。物語前半、龍馬が高知県で過ごした少年時代の物語は、武田の想像を大胆に取り入れて、「坂本龍馬」という人物が、どのように形成されていったかを描いている。中にはちょっとしたネタも隠されている。龍馬が生まれる直前に、みんなで名前を考えている場面で「金八はどうでしょう」「なんだか学校の先生みたい」というあたりは、武田鉄也と「金八先生」を知っていれば大いに笑えるところだ。


高知県に実在する高知競馬場を舞台に描かれる、競馬がテーマの動物漫画。主人公の競走馬・ヒノデマキバオーは、かつて大人気だった名馬・ミドリマキバオーの血統だ。しかし、生まれつきの脚部の不安で、中央競馬でのデビューは叶わず、地方の高知競馬場へ移動となった。ヒノデマキバオーの愛らしい姿は高知県で人気者になったが、やがて実力で勝ちたいと願うようになる。

『みどりのマキバオー』の続編である本作は、前作の主人公・ミドリマキバオーが引退した10年後、高知県の高知競馬場から物語が始まる。本作の主人公・ヒノデマキバオーは、名馬マキバオーの血統という知名度の高さと、愛らしい姿で人気を集めていた。経営が苦しい高知競馬場のために、レースは二の次で客寄せに徹していたが、騎手のために勝ちたいと思うようになる。馬より騎手が大きかったり、馬や犬と人間が普通に会話したりと、本作にはコミカルな表現が多い。経営が厳しい高知県の地方競馬の舞台裏や、厩舎同士の駆け引きといったリアルに描かれているところもある。


高知県を舞台に、クルマとナンパに青春を賭ける若者たちを描く青春群像劇。主人公の男子高校生・ハジメこと山本はじめは、親に買ってもらった車を、「走り屋仕様」に改造した。弟分のコージこと渡辺滉ニと、彼女になってくれる女の子を求めて走り回る。改造車を愛する走り屋たちが高知県を舞台に繰り広げる、青春グラフティだ。1987年に実写映画化。1991年にOVA化。

本作は、作者・楠みちはるの出身地である高知県が舞台。高知の市内や、ドライブの名所として有名な「横波スカイライン」が描かれている。高知の方言である土佐弁の「おんしゃ」という呼びかけや、語尾の「〜やき」「〜かえ」といった台詞も、高知県ならではの雰囲気を醸し出している。ちなみに「シャコタン」とは「車高短」が語源で、車の車高を下げる改造のことだ。「シャコタン」を施すと、愛車が低く構えたレーシングカーのようになる。主人公・山本はじめたちにとっては、それがこの上なくカッコよく感じられるのだ。ハジメたちは、改造した愛車で女の子をナンパしようと出かけるが、なかなか成功しないばかりか、次々とトラブルに巻き込まれる。


『パーマネント野ばら』

出典:新潮社

高知県のさびれた港町にある美容院「パーマネント野ばら」に集う、さまざまな境遇の女性たちを描く群像劇。浮気、離婚、死別といったシリアスな問題を、たくましく笑い飛ばす女性たちを描いている。2017年に映画化。同じく2017年に舞台化。

本作の舞台となっている港町は、作者・西原理恵子の出身地である、高知県高知市の港町がモデル。タイトルの「パーマネント」とは、「パーマネント・ウエーブ」の略。現在では短く「パーマ」と呼ばれる、美容技術の古い呼び方だ。美容室という女性が集う空間で、若い頃から何十年も付きあいのある町の人々が、飾り気のない本音の会話を交わす。会話の内容は、ほとんどが色恋の話だ。何事も明るく、オープンに話す田舎のオバちゃんたちだが、それぞれの人生は決して平坦なものではなかった。笑いの中にも人生を考えさせられる、哀愁漂う群像劇だ。2017年に映画化された時は、高知県宿毛市が撮影の舞台となり、出演者の流ちょうな土佐弁も話題となった。


高知県、土佐の漁師町を舞台に、一人前の漁師になろうとする主人公・小松純平の、奮闘と恋を描く青春ラブストーリー。純平は中学を卒業して、すぐにカツオ漁船に乗り込む。周囲の大人たちの暖かく、時に厳しい指導を受けながら、漁師として成長していく。第25回小学館漫画賞受賞。1980年、2014年に映画化。

高知県は、海の幸に恵まれた土地だ。なかでもカツオは、土佐を代表する魚として「県の魚」に指定されている。カツオを一尾ずつ釣り上げる豪快な「一本釣り漁法」は、土佐人の気質そのものといわれている。カツオ漁が盛んな漁師町で育った主人公・純平は、漁師にあこがれ、15歳でカツオ漁船の下働きとなる。この作品の時代背景となっている昭和中期頃、漁業は上下関係が厳しい男の社会だった。純平は、漁船では少しでも早く認められようと無理をし、2歳年上のヒロイン・吉村八千代に対しても、背伸びして接しようとする。純平が過酷なカツオ漁の現場で鍛えられながら、人間として成長していく姿を描いている作品だ。


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