巨大植物が人や世界を制圧す!?オススメ漫画５選79 Pt.

『いいひと』『最終兵器彼女』で知られる高橋しんが描く、終末的SF漫画。ある日突然、東京を中心に謎の花が出現する。花の周囲の植物は異常成長し、東京は壊滅。その日仕事で東京に行っていたモモの「旦那たん」も、消息不明になってしまった。空を貫くような巨大な花は、モモの住むうるわしが丘の生態系も変化させ、住んでいた人々も徐々に町を離れていく。それでもモモは夫が戻ってくると信じ、毎日料理と家事に勤しんでいた。世界に少しずつ広がる不気味な気配と、つい食べてみたくなる美味しそうな料理描写のギャップが特徴的な作品だ。

本作は、崩壊した世界で強く健気に生きる料子たちの物語。政府が行った実験の失敗により、食料たちが巨大化＆凶暴化し、料子たちを残して日本は滅んだ。警察官だった料子の母は、家族を守ってA5ランクの牛に狩られてしまう。料子は復讐と生きるため、「師匠」と呼ぶ狩りの名手から技を学び、食料を狩っていた。やがて、1人でも植物系は問題なく狩れるようになった料子は、母の仇である牛を狩ることに成功する。その後も、巨大なオレンジやえのき、アボカドなど狩りを続けていき、新たな仲間たちと出会っていく。そんな彼女たちの前に、ついに数と知能に優れ、日本壊滅の原因と考えられる最凶の食料「米」が現れる。

本作は、突如現れた植物とその植物に関わる「新人類」と戦うことになった主人公たちの物語。第一部はアキラ、第二部は彼と離れ離れになったユイの戦いを描いている。物語の舞台は西暦20××年の東京。アキラがユイに会いに行くため地下鉄に乗っていると、突然謎の停電が発生する。線路を歩き地上へと脱出したアキラたちが見たものは、異常発生した植物により壊滅状態になった東京だった。生き残った人々は身を寄せ合うように生き抜こうとするが、そんな彼らを巨大化した昆虫や謎の新人類が襲う。そんなアキラを救ったのが、謎の男イワトビだった。イワトビの指導の元、アキラも戦う力を身につけていく。

数々の名作アニメを手掛けてきた宮崎駿の代表作。主人公のナウシカは自治区「風の谷」の王女だ。谷の周りでは、巨大な猛毒の植物が群生する腐海と砂漠という厳しい環境の中、人々が身を寄せ合い暮らしている。また腐海には成体が80ｍにもなる蟲「王蟲」が生息し、死した彼らの体の上にさらなる腐海が生まれていた。そのため谷に暮らす者はナウシカの兄弟を含め、腐海の毒に蝕まれ死ぬ者も多い。そんなある日、ペジテの輸送船が風の谷に近い場所で墜落。瀕死のペジテ王女ラステルから生物兵器「巨神兵」の鍵となる「秘石」を託される。やがてナウシカは古い盟約に従い、同盟国トルメキアの戦いに出兵することに。ナウシカの長い戦いの始まりだった。

「科学漫画サバイバルシリーズ」は、主人公のジオがさまざまなサバイバルを体験しながら学習する漫画だ。時に漂流した島で異常気象に遭ったり、探査機の故障でミクロサイズになり人体の中に入ったりと、非日常の中で自然や科学の仕組みが解説される。そんなシリーズのひとつである本作『植物世界のサバイバル』でジオがサバイバルすることになるのは、巨大化した植物相手。ただの植物でも、何十倍にも巨大化すると非常に危険な存在だ。巨大な食虫植物に襲われそうになったり、棘だらけの巨大サボテンの森で苦戦したりと大冒険を繰り広げながら、植物の生態について紹介されていく。