近年密かに脚光を浴びている昆虫食。同じ重さの牛肉よりも、栄養価が高い昆虫なども存在する。日本でもイナゴの佃煮や蜂の子など、古来から虫は食べられている。食糧事情の悪化が深刻となった場合の解決策として、昆虫食を推奨する専門家も多い。そんな昆虫食や、虫を扱った作品を紹介しよう。
「貴重なタンパク源です!」冒険家のベア・グリルス氏も絶賛の昆虫食
出典:マンガペディア
近年密かに脚光を浴びている昆虫食。同じ重さの牛肉よりも、栄養価が高い昆虫なども存在する。日本でもイナゴの佃煮や蜂の子など、古来から虫は食べられている。食糧事情の悪化が深刻となった場合の解決策として、昆虫食を推奨する専門家も多い。そんな昆虫食や、虫を扱った作品を紹介しよう。
出典:マンガペディア
大地震によって壊滅的な被害を受けた日本を舞台に、鈴木サトル少年が必至に生き抜く様を描いたサバイバル・ストーリー。2000年、『週刊少年サンデー』の特別企画「20世紀最大の読み切りシリーズ」の第一作目として、続編が執筆された。また、舞台を現代にアレンジしたリメイク作品『サバイバル~少年Sの記録~』(原作:さいとう・たかを、作画:宮川輝)が2015年4月から『マンガボックス』にて連載されている。
夏休みの終わり頃、中学の同級生4人と空蝉洞窟を探検していた鈴木サトルは、大地震に遭遇し友人たちとはぐれてしまう。命からがら洞窟を抜け出したサトルが目にしたのは、思いもよらない光景だった。そこは周囲を海に囲まれた孤島。地震によって周囲の土地は沈没してしまっていたのだ。助けの当ても無い状態で、サトルの孤独なサバイバル生活が幕を開ける。自給自足のサバイバル生活なので、食べられるものならなんでも食べる。とは言うものの、当初口にしていたのは、魚や野鳥、野ウサギなど。クマを仕留めて食べるほどのワイルドさを身につけたサトルだが、虫を食べたのは物語の中盤以降。食糧が尽きたときに大量の毛虫を発見。葉で包み、蒸し焼きにして食べた他、バッタなども口にしている。
出典:マンガペディア
狩猟免許を取得し、猟師としても活動する異色の漫画家・岡本健太郎が原作を担当する、女子高生サバイバル漫画。危機感低めのコミカルなストーリーだが、豊富な野外経験を持つ原作者の知識が随所に散りばめられており、いざというときの参考になりそうな描写も多い。
お嬢様育ちでやや我が儘な九条紫音、体力自慢な体育会系女子の鈴森明日香、慎重な性格で常識人の天谷睦、そして元軍人の父親に幼少時からサバイバル技術を教え込まれた鬼島ほまれ。彼女たち4人の女子高生は、飛行機の墜落事故で遭難し、無人島に漂着。サバイバル生活を余儀なくされることとなる。他の3人と異なり、サバイバルに精通したほまれは、水分の補給にトビウオの絞り汁を啜るなど、かなりワイルド。昆虫食にもまったく抵抗がなく、5話目で早くもセミを口にするばかりか、エビっぽい味で美味いという強者だ。その他にもビロードスズメ蛾の幼虫や、虫ではないがヤドカリなど、ゲテモノも躊躇なく口にする逞しさは見習いたいところ。
出典:フィールドワイ
昆虫料理未経験だけど興味津々の漫画家たちに、それぞれ異なる虫料理にチャレンジして頂いて、その様子を漫画に描いてもらう。虫料理の魅力を世に知らしめよう。と、いう志の元に製作された、超本格派の昆虫食アンソロジー。犠牲者(?)には女性漫画家も多く、彼女たちのリアクションもなかなかの見物。
昆虫食のシーンがある漫画はそれなりにあるが、これほどガチな作品は他に類を見ない。なにしろ漫画家自身が昆虫料理を実食し、食レポを行うのだから。そればかりか、食べるだけに留まらず、調理まで行うのだ。ジャイアントミルワーム炒め、ハチノコとツムギアリの入ったアップルパイ、麻婆セミ豆腐など、魅惑のメニューが目白押し。挙げ句の果てには、マダガスカルゴキブリの壺焼きまで! もっとも、単なるゲテモノ喰いに留まらず、実際に食べてみたいと思わせる料理も意外とある。読めば、新たな世界の扉が開くかもしれないユニークな作品だ。
出典:週プレNEWS
昆虫を食べるのではなく、昆虫で食べる。虫があまりにも好きすぎて、漫画家業の傍ら昆虫を販売する会社を立ち上げ、商売にしてしまった「ドラゴン先生」こと、岡村茂。彼の昆虫ビジネスの始まりから、その後の経緯を描いた実録漫画。週プレNEWSにおいて、2015年6月1日から12月28日にかけて、全31話が掲載された。
「漫画界の昆虫博士」として昆虫イベントを開催。子供たちの人気を集めた岡村茂。そんな彼は、同じく昆虫好きのアシスタント・大平みの理と共に「有限会社オオクワガタ」を設立。ところが、赤字がかさんで実店舗は会社設立から4年目に敢えなく閉店。しかし逆風に負けず、ネット販売やイベント営業、展示即売会、昆虫玩具の発案と監修などの努力を重ねた結果、関連イベントの集客数が20万人を超えるなど、彼のビジネスは徐々に軌道に乗っていく。希少昆虫の驚きの値段から、ブリーディングの苦労話、そして様々な豆知識など、大人から子供まで楽しめる、色々な意味で勉強になる虫漫画だ。
出典:秋田書店
特集の最後は虫を食べるのではなく、逆に虫に食べられる漫画。常識では考えられないレベルにまで巨大化した昆虫が跋扈する、謎の孤島に漂着した高校生たちのサバイバルを描いたパニックホラー漫画だ。サイズこそ大きくなっているものの、生態そのものは同じ。巻末に詳しい解説が入るので、虫の知識を得るのにも役立つ。
私立鳳翔高等学園の生徒たちが搭乗していた旅客機が、原因不明の事故で墜落。生徒たちは南の島に漂着する。そこで彼らを待ち受けていたのは、人間以上のサイズにまで巨大化した昆虫たちだった。ストロー状の口で人間を突き刺し、体液を啜るミヤマカラスアゲハ、針で人間をマヒさせ、巣に持ち帰って卵を産み付けるジガバチ、人に寄生して行動を操るレウコクロリディウム、攻撃的で凶暴なヘビトンボなど、様々な昆虫が生徒たちに襲いかかる。絶望的な状況で生き残る鍵は、互いに協力することと、昆虫たちの生態を理解して利用すること。しかし生徒たちはの中には身勝手な者も多く、一枚岩とは言えない状態。果たして彼らの運命や如何に。
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