衝撃の連続! サバイバル・デスゲーム系マンガ84 Pt.

何らかの理由で集められた登場人物たちが、負けたら多大なる損害を受けるゲームはたくさんある。その中で生き残る人たちは誰になるのか、気になる展開のものは多い。今回は、数ある作品の中で5つに絞って紹介する。

作成日時:2017-06-17 08:00 執筆者:マンガペディア公式

衝撃の連続! サバイバル・デスゲーム系マンガ

出典:Amazon.co.jp

概要

サバイバルゲーム、デスゲーム系マンガは、絶望的な状況の中で、キャラクターの人間性が浮き彫りになったり、疑心暗鬼になったり、精神的に成長したり、様々なテーマで読者に訴えかけてくる。今回は、それらのゲームを題材にしたマンガ作品を紹介する。

『今際の国のアリス』

出典:Amazon.co.jp

『週刊少年サンデーS』から『週刊少年サンデー』に移籍して連載されていた作品。作者は「麻生羽呂」。
主人公「有栖良平」(アリス)は、悪友の「苅部」(カルベ)や「張太」(チョータ)とつるんでいる、落ちこぼれの高校生。大学受験を控えてはいるが、どこか自堕落な日々を送っていた。ある夜、街をぶらぶらしていると、突然巨大な花火が打ち上がり、気付けば周囲の人たちは消えていた……。神社で告げられた「げぇむ」、舞台は「今際の国」。一歩判断を間違えば、即死亡の難題を前に、「アリス」たちは「今際の国」の謎を解明出来るのか⁉
本作の見どころは、数々の「げぇむ」。「ぶらっくじゃっく」「てぇまぱぁく」「らんなうぇい」など、本作ならではの付け加えられたルール、オリジナリティ溢れるゲームの数々は、まさしく手に汗握る内容である。間違えてしまえば死亡という点が絶望を増長させる。生死をかけた頭脳戦、心理戦が好きな人にはおすすめだ。キャラクターたちも、主人公だけではなく、ヒール役になるキャラクターにもそれぞれの背景があり、作品の魅力を更に引き上げている。

『奴隷区 僕と23人の奴隷』

出典:Amazon.co.jp

原作者は「岡田伸一」、作画は「オオイシヒロト」。2014年には実写映画化もされた。
どのような勝負でも、勝ちさえすれば敗者を奴隷に出来る器具、それが「SCM」(エスシーエム)。偶然にもその「SCM」を手に入れた、フリーター、キャバ嬢、ホスト、学生、OL、経営者、そして、犬……。23人の奴隷を従えるのは、一体誰だ⁉ 本作は、携帯小説サイトから書籍化された小説をマンガ化したもの。登場人物の苗字が東京23区に由来しているのが特徴で、それぞれ23人の視点から物語が展開される。そのため、例えば、「A」の人物から見た「B」は怖い人だが、「C」から見た「B」は、実はとても仲間思いだったなど、登場人物の魅力が更に理解出来るような構成になっている。
また、ストーリーの全般は、心理戦、頭脳戦というような勝負が多い。もちろん、手に汗握るような大きな勝負もあるので、決して退屈しない。序盤は思い思いに「SCM」を使っていくのだが、中盤に差し掛かっていくと、それぞれ奴隷を従えた派閥が出来上がっていく。ストーリーが進むにつれて、強烈な個性を持ったキャラクターが登場し、主人や奴隷が入れ替わる。「SCM」とは一体どのような器具なのか、23人の奴隷の頂点に立つのは誰なのか、結末はどうなるのか、気になる作品だ。

『JUDGE』

出典:Amazon.co.jp

『月刊少年ガンガン』にて連載されていた作品。作者は「外海良基」。2013年11月には実写映画化もされた。兄は自分のせいで死んだと2年前の出来事を悔やむ「桜井浩之」。ある日目が覚めると、手錠とウサギの被り物をした状態で、彼は刑務所のような所にいた。他にも、「浩之」を含めた9人の男女が集められており、生き残るためには「生贄」をひとり出さなくてはいけないと説明を受ける。残り4人になれば「JUDGE」から解放されるらしい。彼らは生き残りをかけ、策を巡らせる。
本作は、「浩之」のように、何か事情を抱えたキャラクターたちが登場。多数決で「生贄」を決めなくてはいけないのだが、「生贄」を出さずに済む打開策はある。しかし、それぞれ他人を信じることが出来ないので、「生贄」が出てしまい、余計疑心暗鬼に陥ってしまう。もどかしさと苛立ち、「生贄」の末路など、思わず読むスピードが早くなってしまう作品だ。

『リアルアカウント』

出典:Amazon.co.jp

『別冊少年マガジン』から移籍され、『週刊少年マガジン』で連載されている作品。原作は「オクショウ」、作画は「渡辺静」。
国民的SNS「リアルアカウント(リアアカ)」が存在する世界。主人公の「柏木アタル」は、「リアアカ」をやっていないと嘘をついていたが、実はクラスの皆に隠れて「リアアカ」をやっていた。現実では友達がいないが、「リアアカ」ではたくさんの友人がり、それに満足していた。だが、ある日「リアアカ」の世界に吸い込まれ、「フォロワー0で即死亡」「ゲームの中で死ぬと現実の自分も死ぬ」「ゲームに負けたら即死亡」という理不尽なゲームに強制参加させられてしまう。
本作は、流行しているSNSを題材にしたデスゲーム頭脳バトルを描いている。現在第1部から第3部まで連載されており、主人公も変わる。第1部は前述の「アタル」。第2部、3部は重度の「リアアカ」ユーザー、「向井ユウマ」である。ゲームの内容もSNSに由来した「ノーアンサー」「RTゲーム」など、バラエティに富んでいる。また、予想を上回る展開、どんでん返しなどが起こり、瞬きも出来ないほど惹きつけられる作品だ。

『BTOOOM!』

『週刊コミックバンチ』から『月刊コミック@バンチ』で連載中の作品。2012年にはアニメ化もされた。
ネットゲーム「BTOOOM!」の世界ランキング10位の日本人プレイヤー「SAKAMOTO」。しかし、現実世界での彼は、定職にも就かない典型的なニートである。ある日、コンビニ帰りに見知らぬ男たちに連行され、とある南海の孤島で目を覚ます。彼は、同じく島に連行されてきた32人のプレイヤーたちと、リアル版「BTOOOM!」を行うことになる。数種の爆弾を駆使して、各プレイヤーに移植された8つのICチップを奪うことでゲームクリアになるそうだが……。
本作を簡潔に表すと「リアルな『ボンバーマン』」。そして、「オンラインFPS」の要素がある作品。派手なアクションなど、戦闘シーンは迫力があるが、見どころがあるのはそれだけではない。追い詰められた時の人間の本性や過去、それぞれの抱える問題など、緻密な心理描写が素晴らしい。そのため、登場人物たちが現実味を帯びてくる。また、相手の裏をかいて出し抜いたり、といった心理戦もある。ゲームでは相当の実力がある「坂本」だが、リアルの「BTOOOM!」でも生き残ることが出来るのか、序盤はそこが気になるところだ。

関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!