孤島が舞台のオススメ漫画5選!サバイバルは前途多難!?38 Pt.

今回は都会から遠く離れた孤島を舞台にした5作品を紹介する。子供たちと教師しか住んでいないミステリアスな島、女子高生がサバイバル生活を送る無人島など、海に浮かぶ孤島を舞台にしたホラーやコメディなど様々な物語を堪能しよう。

作成日時:2023-03-16 11:00 執筆者:マンガペディア公式


『鬼燈の島―ホオズキノシマ―』

訳アリの子供たちが集う孤島の学校を舞台に命がけの逃走劇を描くサスペンスホラー。小学4年生の鈴原心と目が不自由な5歳の夢は、母親が姿を消し2人きりになったことで孤島へやってきた兄妹。この島は家庭に問題がある子供たちのための施設「鬼燈学園」の生徒と教師しか住んでいない。鈴原兄妹は自然豊かなこの島を気に入ったが、小学6年生の須藤力也から「大人の言う事を信じるな」と言われたことをきっかけに、教師たちに不信感を抱くようになっていく。

本作の舞台となるのは、美しい海と山に囲まれた小さな島。鬼燈学園は古い建物で、生徒の中には白いワンピースを着た少女の幽霊を目撃した者もいる。この学校にいる生徒は心と夢、そして須藤力也、藤井秀一郎、宮澤初音、八海太の計6人だけ。力也が言うには、この学園の大人たちは子供たちに何か隠しごとをしており、信用できないという。教師たちへの不信感が高まる中、子供たちは夜の見回りを行うようになるが、ある日、血まみれの力也が大人たちに運ばれる姿が目撃される。翌日、教師の臼井 (うすい)が転落死しているのを心と秀一郎が発見。心たちは島からの脱出を決意するが、大人たちは凶器をもって子供たちを追いかけ、命がけの鬼ごっこが繰り広げられる。


『ながされて藍蘭島』

家出少年が流れ着いた島で愉快な島民や珍獣と暮らす賑やかな日々を描く痛快ラブコメディ。家出中の14歳の少年・東方院行人(いくと)は、船旅の途中で海へ転落し、漂流した後に天真爛漫な少女・すずに助けられる。行人が辿り着いたその島は、女性と動物しかいない藍蘭島と呼ばれる孤島であった。複雑怪奇な海流に囲まれたこの島からは脱出不可能であることを悟った行人は、個性豊かな島民や珍獣たちに囲まれながらドタバタとした日常を送ることになる。2007年テレビアニメ化。

舞台となる藍蘭島(あいらんとう)は、12年前の大波で男性陣が全員流されてしまい、女性たちだけで暮らしており、島には人の言葉を話す珍獣や危険な植物も存在する。周囲は激流の渦に囲まれており、島から出ることは不可能だ。珍しく男子が流れ着いたことで、島中の女の子たちから行人は求愛されるが、結局は最初に助けてくれたすずの家で同居生活を送ることになった。島での暮らしは一見ハーレム状態のように思えるが、すずをライバル視するあやねや研究好きのちかげなど、島民は変わり者や乱暴者が多く、行人は逃げ惑うハメになる。女子に慣れておらず、鼻血ばかり出しているが、負けず嫌いで虫や幽霊を怖がらない男らしさや優しさも持ち合わせており、行人は無意識に女子のハートを射止めていく。


『ソウナンですか?』

『ソウナンですか?』

出典:講談社

無人島に漂着した女子高生たちの日常を描くコメディ漫画。修学旅行中に乗っていた飛行機がトラブルを起こし、墜落したものの命が助かった女子高生の鈴森明日香、天谷睦、九条紫音の3人は、近くに浮かんでいた鬼島ほまれを助ける。ほまれは幼い頃から元軍人の父親にサバイバル術を仕込まれており、頼りになる人物だった。明日香たちはほまれに様々なサバイバル術を教わりながら、無人島で助けを待ちながら逞しく生きていくことになる。2019年7月テレビアニメ化。

共同で無人島生活を送ることになったのは、体育会系だが根は繊細な明日香、頭脳明晰の睦、お嬢様育ちの紫音、そしてサバイバル術に長けているリーダー的存在のほまれの4人。今どきの都会の女子高生である明日香たちは慣れない無人島で助けを待つ生活に不安を抱くが、ほまれは父親からサバイバル術を伝授されていた。ほまれはウサギなどの小動物やセミや幼虫など昆虫を捕まえて食料とするなど、実践的なサバイバル術を明日香たちにも教えていく。ほまれたちは協力しながら共に困難を乗り越え、生き延びるために強くなっていくのだった。原作者は漫画家であると共に猟師でもあり、ほまれの狩り指南はリアリティがある。作中には実際に役立つサバイバル術が満載だ。


『彼岸島』

『彼岸島』

出典:講談社

吸血鬼の島に乗り込んだ主人公たちと吸血鬼たちによる壮絶な生存戦争を描いたサバイバルバトル漫画。宮本明はある日、美女の青山冷と関係を持つが、彼女の故郷である彼岸島へ誘われる。吸血鬼の支配下にあるというその島に行方不明の兄の篤がいることを知った明は、斉藤健一など友人たちと共に島へ出発。しかし、あっけなく吸血鬼に捕まり、吸血鬼との死闘が繰り広げられる。続編として『彼岸島 最後の47日間』『彼岸島 48日後…』がある。2010年に実写映画化。

舞台となる彼岸島は、吸血鬼たちに支配されている危険極まりない島だ。島民のほとんどは吸血鬼ウイルスに感染し、吸血鬼化していった。吸血鬼となった者は定期的に血を吸わなければ「邪鬼」へと変化してしまう。吸血鬼は人間たちを椅子に縛り付けて非道な方法で吸血しており、その椅子が1席空いたことで、檻に入れられた明たちは保身に走って仲間割れをしてしまう。しかし、斉藤が自らその席に座り、明に一縷の望みをかけて鍵を託して全員が助かる道を切り開く。明は2年前から行方不明だった兄の篤を見つけ出すことに成功するが、吸血鬼のボスである雅が立ちはだかる。仲間との死別を経験し、吸血鬼との死闘を繰り返す中で、たくましく成長していく明を見守ろう。


『サマータイムレンダ』

『サマータイムレンダ』

出典:集英社

孤島を舞台に、謎めいた影と時間を巻き戻す能力を持つ少年の争いを描くミステリー。網代慎平は幼なじみの小舟潮(うしお)の葬式に参列するため2年ぶりに地元の島へ帰郷するが、その翌日、小早川一家の失踪事件が起きた。慎平は潮と小早川しおりの共通点を知り、日都ヶ島に伝わる「影の病」との関連性を調べ始めるが、影のミオに殺されたことでタイムリープ能力に目覚める。慎平はループを繰り返しながら潮の死と謎の影の真相に近付いていく。2022年4月テレビアニメ化。

本作の舞台となるのは、和歌山県沖の日都ヶ島。この島に伝わる「影の病」は、自分と同じ姿の「影」を見た者は1週間以内にその影に殺されるというものだ。慎平のタイムリープ能力にも限界があり、影たちにこの能力を知られたことで追い詰められていく。3周目のループで夏祭りに惨劇が起きることを知った慎平は、何度もループを繰り返しながら最悪の結末を防ぐ最善の道を模索することになる。慎平は影のウシオ、作家の南方ひづるなど、少しずつ味方を増やしていく中で、影たちを操る黒幕の正体を探っていく。影たちの母体であるハイネや彼女を守る四本腕の影の真実に近付いていくスリルを味わいながらも、複雑な人間模様や影とのバトルの迫力に心が揺さぶられるミステリー作品だ。


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