謎解き＆サバイバル漫画オススメ５選146 Pt.

本作の舞台は、「鬼」と呼ばれる知性を持つ異形の種族が存在する世界。一部の人間と鬼の権力者の間で協議がなされ、食用児の飼育が行われていた。何も知らず、優しい養母・イザベラの元で他の子どもたちと幸せに暮らしていた主人公のエマ。しかし、親友のノーマンと共に養子に出される子の後を追って、その秘密を知ってしまう。エマとノーマン、そしてレイは管理人であるイザベラの目をかいくぐり、子どもたちだけの脱出を図る。外部からの協力者と思われる「ミネルヴァ」の残した暗号を元に外の世界へたどりつくと、そこは過酷で危険な場所だった。その中でエマは人を食べない鬼と出会い、鬼と人間が争わない理想の世界を求めるようになる。

本作の主人公である有栖良平こと「アリス」は、2人の親友と共に謎の世界に飛ばされる。そこは、ゲーム（作中では「げぇむ」と表記）をクリアすることで数日間の生存を保証されるビザが発行されるという世界だった。ゲームの内容は肉体や知識を駆使するものから心理戦まで多岐にわたっており、トランプのカードによってゲームのジャンルと難易度が示されている。スペードが肉体系、ダイヤが頭脳系、クローバーがバランス型、ハートが心理戦といった具合だ。アリスは仲間たちと共に、力と知恵と機転を活用して危機を乗り越えていく。やがてアリスたちはこの謎の世界「今際の国」の真実にたどり着くことになる。

本作において主人公たちが生き抜く舞台となる「迷宮」は、見た目は木造で畳敷と普通の日本家屋のような姿をしている。なぜかそこは主人公の礼香たちが現実世界で暮らす寮と同じ造りで、場所によっては生活の痕跡も残されていた。しかしそこは現実とは違い、ループする階段や下に落とした物が上から降ってくるなど様々な物理法則が狂っており、さらに謎のモンスターも出現するというまるでゲームのような世界。こんな世界にも関わらず礼香は謎を解くことを楽しみ、命の危険のある状況でもゲーム感覚で振る舞っているが、庸子はそんな彼女に距離を感じてしまう。だが明かされた迷宮の真相と共に、庸子と礼香は世界の命運を託されることになるのだった。

沈没する大型客船からの脱出サバイバルと、殺人鬼が何故現れたのかという謎解き要素がミックスされた漫画作品。主人公の優矢はサーカス団に所属しており、身体能力に優れている。しかし巡業でいつも各地を転々としていたため、友人関係は希薄だった。優矢はパニック状態になった船内で、助かるために冷静で厳しい決断をする。ヒロインの鮎川真琴は優矢に当初不信感を抱いていたが、徐々に優矢の言動に強い信頼を抱いていく。やがて殺人鬼はとある寄生虫が原因で他者に感染することが判明。誰が感染者なのかわからない状態で、優矢たちは脱出を試みることになる。極限状態の世界は、正常な者さえも徐々に狂わせていくのだった。

南海の孤島を舞台にした、爆弾を使ったデスゲーム。それは主人公の竜太が名を馳せたネットゲーム「BTOOOM!」の世界そのままであった。集められた人間は、誰かから強く排除したいと望まれた者ばかり。竜太も、彼の引きこもりを悩んだ母親の決断でこの島に送られたのだった。集められた人間を実際に殺し、彼らの持っているチップを集めなければ島から脱出できないという過酷な状況の中、竜太はゲーム内で結婚した「HIMIKO」こと、ヒミコと出会う。彼女を護り生き抜くために、竜太はトップランカーとしての技術と知恵を駆使して戦っていく。