『Dr.STONE』千空率いる「科学王国」五知将のベストバウト!25 Pt.

人類が石化してしまった世界で復活した高校生たちによるSFサバイバルファンタジー物語。地球上の人類が石化するという謎の事件が発生してから3700年後、自力で復活した高校生の石神千空は、科学の力で全人類を復活させることを目指し、原始化した世界で仲間を増やし、得意の実験と発明で文明を取り戻す冒険を繰り広げていく。今回は、千空が率いる「科学王国」で最も切れ者の「五知将」と、彼らが活躍を見せたベストバウトを紹介する。

作成日時:2021-12-18 19:00 執筆者:マンガペディア公式

『Dr.STONE』千空率いる「科学王国」五知将のベストバウト!

出典:集英社


石神千空

「科学王国」の王で、16歳の科学オタク。全人類を襲った突然の石化事件に遭遇して自らも石になるが、仮死状態の中で正確に秒数を数えて暦を把握しながら3700年を過ごし、並はずれた精神力で石化から復活した。科学以外にも、数学や医学、植物学などの知識も豊富。幼なじみである大木大樹が復活したあと、二人で協力して「石化復活液」を開発するところから人類復活計画が進み始めた。善人も悪人も平等に復活させるというのが信条。
千空のベストバウトは、人類復活計画を阻む最初の敵、獅子王司が率いる司帝国との戦いだ。科学で全人類を救おうとする千空は、「若者だけで新たな王国を作る」という選民思想を持つ司から目の敵にされ、何度も命を狙われる。しかし千空はその襲撃を逆手に取り、司に自分が死んだと思わせて、たどり着いた石神村で仲間を増やし、「日本刀」「携帯電話」「レコード」「蒸気自動車」「ダイナマイト」などの発明品を開発し、対抗する力を得ていく。司帝国は優秀な若者を順番に復活させていったため、戦術や武力においては科学王国より圧倒的に有利だったが、千空と仲間は発明品を駆使して司帝国を制圧した。科学の力によって平和的な勝利が可能なことを証明した重要な戦いとなった。司とは戦いを通して和解し、共に人類復活を目指す同志となる。


クロム

石神村で暮らす16歳の少年。幼い頃から鉱物や薬草などを倉庫に溜め込んでいる、原始化した世界の科学オタクで、人類石化後に帰還した宇宙飛行士たちがルーツとなった村で生まれ育った。人類石化前の世界を知らず、長い時のあいだに科学知識や発明品が失われた世界で、クロムは独自に科学や算術などを編み出していた。好奇心旺盛で、千空たちに出会ってからは文字や本格的な数学を学び、教わった膨大な科学知識を吸収した。長年自然の中で地道な採集を続けていたため、豊富な知識と忍耐力を持っている。航海のために千空が作ったレーダーを活用して鉄鉱石の鉱脈を発見するなど、柔軟な発想力は科学王国の資源の採集に役立つ場面も多い。クロム曰く、「俺の科学は経験値」。
クロムのベストバウトは、北米での戦いだ。アルコールの原料にもなり、優れた食料でもあるトウモロコシを手に入れるべく太平洋を横断して向かったアメリカで、科学王国の一行は千空と同じ自力復活者のDr.ゼノが率いる、自分たちよりも発展した帝国に攻撃される。マシンガンで撃たれて重傷を負った千空の代わりに、クロムはドリルを設計して敵陣までトンネルを掘り、厳しいピンチを逆転する原動力となる活躍をした。千空とクロムの、科学への情熱と友情の集大成ともいえる戦いだ。


あさぎりゲン

石化前はメンタリスト兼マジシャンとして有名だった19歳の青年。軽薄な性格で、特に強い信念は持たない。司によって石化から復活し、司帝国で千空の生存確認の任務を受けて石神村に偵察に訪れたが、千空が作り出した発明品を見て科学王国の仲間となった。詳しい科学の知識や体力はないが、心理学の知識とそれに裏打ちされた話術、要領のよさを生かして活躍している。あさぎりゲンのメンタリストとしての働きは、特に敵との交渉時に発揮される。「無血開城」「犠牲者ゼロ」を目指す科学王国にとって、仲間以外の勢力や人々を相手に穏便な取り引きを成功させる彼の能力は、欠かせないものとなっている。
その交渉能力が遺憾なく発揮されたのは、「人類を石化させる装置」を持つ宰相のイバラが牛耳る宝島でのワンシーンだ。仲間の半分以上が石化され、洞窟内に隠れて戦いの準備を行っているところを宝島最強の戦士であるモズに見つかった危機的な状況で、ゲンは圧倒的武力差がある相手に心理学的テクニックを駆使した交渉を挑み、一時的に仲間に加えることに成功した。ゲンがいなければ科学王国が存続の危機に陥っていたことはまちがいなく、その“口撃”が光ったエピソードといえる。


七海龍水

科学王国の航海船の船長。船の建造のために千空によって復活させられた。石化前は海運業でグループ資産200兆円を誇る七海財閥の御曹司で、幼い頃から億単位の小遣いをもらっており、ボトルシップの模型を作ったり、本物の帆船を乗り回したりしていた。自分の欲求に素直で、そのためには決して妥協しない性格の持ち主。大型船建造に行き詰まり、千空が計画の変更を打診した際にも、大型帆船をあきらめられない七海龍水は模型を正確に拡大する方法で「科学船ペルセウス号」を建造した。カンがよく、船乗りならではの的確な判断力を持っているため、船以外の乗り物も器用に操縦することができる。
そんな龍水のベストバウトは、 Dr.ゼノの帝国で行われた飛行機でのドッグファイト。敵はプロの飛行士だったが、龍水は千空が改造した飛行機を乗りこなし、常識にとらわれない操縦で勝利した。戦いの最中でも相手の技術や能力を尊敬し、自分も会得したいという素直な欲望を隠さず、戦いながら成長する龍水の強さが存分に描かれる戦いだった。


西園寺羽京

石化する前は自衛官として潜水艦のソナーマンを務めていた、元司帝国の戦闘員。周囲のわずかな音も聞き逃さない並はずれた聴力を備えている。自衛官だったために体力もあり、弓矢の技術や語学にも長けており、戦闘員としても優秀。その実力から司によって石化が解かれ、司帝国の3トップに数えられるほどの活躍を見せていた。しかし、復活者同士の争いによって人が死ぬことを嫌う平和主義者のため、復活させる人類を選別する司帝国に疑問を抱き、「誰も死なせない」という条件のもと科学王国の仲間となった。科学王国ではその聴力や冷静な判断力から、探索隊として動いている。
潜水艦の乗員だった頃の経験を生かして、科学船ペルセウス号でも周囲を警戒する索敵役として活躍することが多い西園寺羽京。敵味方を問わず人命を尊重する性格のため、正面から敵と対峙する状況は少ないが、斥候としての危機感知能力は王国中でもトップクラスだ。宝島では宰相のイバラによる襲撃の際に投げ込まれた小さな石化装置をとっさに弓矢で弾き、龍水の助力で仲間のスイカが石化から逃れるスキを作り出した。その後スイカは、研究設備であるラボカー奪還のために活躍。結果的に羽京の瞬間的な行動が、宰相打倒のための大きな鍵となった。



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