魔法少女マンガの金字塔とも言うべき、昭和のベストセラー、人気を博した10作を紹介
様々な年代の女性が懐かしいような。変身して活躍する魔法少女を紹介!
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魔法少女マンガの金字塔とも言うべき、昭和のベストセラー、人気を博した10作を紹介
「横山光輝」原作の昭和アニメ魔法使いサリー。主人公は、魔法界の王女「サリー」である。サリーは、ある日ふとした好奇心から人間界へとやってくる。降り立ったデパートで、「花村よし子」「春日野すみれ」を見つける。二人と友達になるため、人間の姿「夢野サリー」に変身して話しかける。物語はここから始まっている。女性3人組のコーラスグループ「スリー・グレイセス」が歌ったマハリクマハリタヤンバラヤンヤンヤン。誰もが知るこのフレーズは、実は、「横山光輝」が書いた原作には出てこない。「ポロン」同様、アニメのみの呪文であり、生みの親は、数々の名曲を作曲している、このアニメの主題歌を作曲した小林亜星である。ちなみに、このオープニング曲はこう続いている。ほうきに乗ってやってきた。今も昔も、魔法と言えば、なぜか、ほうきを思い浮かべる。魔法イコールほうきとなったのは、このマンガが大きな影響を与えていると言っても過言ではない。
ギャグ漫画界の巨匠「赤塚不二夫」原作の少女マンガひみつのアッコちゃんは、東映魔女っ子シリーズ第1作の魔法使いサリーの後を受け、第2作として製作された。主人公「アッコ」は留守番していた家に突然やって来た黒スーツの男たちから、謎のコンパクトをもらう。実は、魔法のコンパクトである。そのコンパクトの鏡に向かい、テクマクマヤコンと呪文を唱えれば、あら不思議。「アッコ」は大人の女性になったり、友達のママになったり。彼女を取り巻く、様々なトラブルを魔法の力を借りて解決していく。ちなみに、「アッコ」がかがみの国のおじさんと呼び慕う黒スーツの男たちの主人は鏡の国の女王様であるが、このキャラクターは、マンガには登場せず、アニメのみの登場人物となっている。登場人物は、「アッコ」のほか、幼なじみのモコ「浪花元子」、大将の「赤塚大作」、少将、カン吉、ガンモ、チカ子、ギョロ、ゴマと個性あふれるキャラクターがそろっている。
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『魔女っ子メグちゃん』は、東映魔女っ子シリーズ第7作として誕生した作品である。1974年4月テレビ放送開始。昭和アニメを代表する魔法少女マンガの主人公「メグ」は、魔法の世界に君臨する女王になる修行のために、ライバル「ノン」と二人で地球へとやってくる。「メグ」は先輩魔女「マミ」が住む神崎家に、「ノン」はキーラン家に住み、修行することになる。 修行する二人を監視する役目を担う「チョーサン」「クロー」「フルフル」の3人も、彼女たちの後を追い、地球へとやってくる。天真爛漫で茶目っ気たっぷりの「メグ」は、「マミ」、彼女の夫の3人で暮らすのだが、家族の愛、人間のもつ優しさに触れる日々の中で、人を思いやる気持ちを勉強していくこととなる。毎日を楽しく過ごしている「メグ」に対し、あくまでもクールな「ノン」は、自身の考えを強くもち、女王になるという目的を見失わない。「メグ」のもつ小悪魔的な魅力を最大限に表現した「前川陽子」の伸びやかな歌唱は、人気を不動のものにした勝因の一つと言われている。
ごめんね、素直じゃなくて。誰もが知るこのフレーズは、大人気アニメ美少女戦士セーラームーンの歌いだしの一節である。この歌を歌ったのは「DALI」。作者は「武内直子」。現在までに、テレビアニメ、劇場版アニメ、テレビドラマ、映画、ミュージカル、ゲームとすべてのメディアを網羅している。裏表のない愛すべきドジッ子、中学2年生の主人公「月野うさぎ」は、街の平和と幻の銀水晶を守るため、セーラー戦士に変身し、月に代わってお仕置きよの合言葉とともに、ムーン・ティアラ・アクションなどの技を使い、悪の組織に立ち向かう。その彼女と一緒に戦うのは、セーラーマーキュリーに変身する水野亜美、セーラーマーズに変身する火野レイ、セーラージュピターに変身する木野まこと、セーラーヴィーナスに変身する愛野美奈子の4人。ちなみに、新シリーズでは、この5人のほか、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラープルート、セーラーサターン、マンガのみに登場するセーラーセレスたちが活躍する。
主人公「木之本桜」と彼女の相棒ともいうべき「ケルベロス」が出会ったのは、彼女の父親の書庫である。何気なく入った書庫で、一冊の古い本を見つけ開いたところ、出てきたのがケロちゃんこと「ケルベロス」。ある特殊な魔力をもった者にしか開けられないとされていた本を開けてしまった桜を、ケロちゃんは強引にカードキャプターにしてしまう。実は、桜が開けてしまった本には、魔術師「クロウ・リード」が作ったクロウカードなる魔法のカードが入っていた。そのばらまかれたクロウカードを回収するために、急遽、カードキャプターが必要となったためである。運命の出会いを果たした二人は、阿吽の呼吸で協力し、すべてのクロウカードを回収する。その回収に協力した人物がもう一人。桜が戦う際に着用している服を製作した、彼女の友だち「大道寺知世」である。この物語は、クロウカード編、さくらカード編、クリアカード編の3つのストーリーで展開されている。
スポーツ万能、容姿端麗の16歳の女子高生「如月ハニー」は、聖チャペル学園で寮生活をおくっている。帰宅を許されたある日、自宅前で、父「如月猛」が何者かに襲われ、連れ去られるのを目撃する。実は、この男たちは、パンサークローから指示を受けた男と謎の怪人だったのである。彼らに自宅を放火され、途方に暮れるハニーの前に、父から預かったとチョーカーと指輪を差し出す男が現れる。この男の名前は「黄昏のプリンス」。ハニーと父の秘密を知る彼は、ハニーに、「如月猛」を救うには、パンサークローと戦うしかないとアドバイスをする。父からもらったチョーカー、指輪の不思議な力を借りて、ハニーは、ナースハニー、ステージハニー、エスコートハニー、スクープハニー、エレガンスハニー、ハリケーンハニー、キューティーハニーの7人のハニーに変身し、パンサークローと戦っていく。ちなみに、彼女のキメ言葉は、あなたの人生、変わるわよ。原作は、様々な名作を生みだしている「永井豪」である。
『ドラゴンボール』や『ゲゲゲの鬼太郎』のシリーズディレクターを務めた「西尾大介」がシリーズディレクターとして敏腕をふるい、一躍人気アニメへと押し上げた。日本だけでなく、イタリア、ドイツ、イギリス、スペイン、カナダ、タイ、韓国、台湾と世界各国で放送された実績をもち、高い評価を得ている。主人公は、私立ベローネ学院女子中等部に通う「美墨なぎさ」。強い正義感をもつ活発な少女の口ぐせはありえなーい。その「美墨なぎさ」とペアを組むのが、黒髪の少女「雪城ほのか」。そして、もう一人。『ふたりはプリキュア Max Heart』で登場し、シャイニールミナスとして覚醒した「九条ひかり」。変身するきっかけはなぎさとほのかの前に突然現れた謎の生き物。メップル、ミップルと呼ばれる謎の生き物に連れて行かれた遊園地で、彼らを狙う謎の男に出会う。追い詰められた二人は、メップルが放った変身するメポの言葉を受け、キュアブラック、キュアホワイトとして変身。力を合わせて撃退する。
女性漫画家集団「CLAMP」が手掛けたアドベンチャーアニメである。社会見学の一環として、東京タワーにやってきた「獅堂光」「龍咲海」「鳳凰寺風」の3人。突然、窓の外に現れた少女を見た瞬間、異世界セフィーロへ飛ばされる。そこで、自称745歳の「クレフ」なる導師に出会い、セフィーロを助けるために召還されたことを告げられる。「クレフ」のかつての弟子であった悪の神官「ザガート」に捕らわれの身となっている「エメロード姫」を救うため、彼女たち3人は「クレフ」の力を借り、魔法騎士に変身する。彼女たち3人にはそれぞれにテーマカラーがある。炎を司る魔神レイアースを操る「獅堂光」は赤、水を司るセレスを操る「龍咲海」は青、風を司るウィンダムを操る「鳳凰寺風」は緑である。それから、このアニメのマスコット的存在のふわふわとした謎の生き物「モコナ」は、魔法騎士3人の案内役を担うほか、通信機能をもつ額の宝石から様々なものを取りだし、度々、窮地を救う。
マジシャンの父をもつ「羽丘芽美」は、ミッションスクール聖ポーリア学院に通う中学2年生。運動神経の良さが自慢の彼女は、父譲りのマジックを操りながら、犯罪被害者の迷える子羊たちを救うため、夜な夜な怪盗セイント・テールに変身し、盗品を華麗に盗み返し、悪人の罪を暴いていく。彼女をサポートするのは、親友「深森聖良」。ちなみに、セイント・テールなる所以は、芽美の髪形にその理由がある。長い髪をポニーテールにし、リボンで結んでいることから、聖なる尻尾、セイント・テールと呼ばれている。犯行前には、主よ、タネもしかけもないことをおゆるしください、わたしたちに神のご加護がありますようにと祈ってから出かけることを忘れない。探偵を夢見る芽美のクラスメート「飛鳥大貴」は、父親から、怪盗セイント・テールを捕まえるよう、協力を要請される。彼の父は、怪盗セイント・テールを捕まえるよう特命の指示を受けたセイント・テール専任捜査官だったのである。
1995年1月から少女漫画雑誌りぼんに掲載。原作は「秋元康」、作画は「池野恋」。私立白鳩学園に通う小学4年生の主人公「森谷りりか」は、10歳の誕生日を迎えた日、転校生「加納望」から、突然、エンジェルキャップを贈られ、ナースエンジェルに任命される。ナースエンジェルが救うのは、地球である。その地球を救うには、命の花を咲かすとされる種を探さなければならない。りりかは、何度もダークジョーカーからの攻撃を受けながら、命の花を探すが、なかなか見つからない。りりかが抜擢された理由は、彼女こそがクィーン=アースの守護神であり、伝説の少女であるナースエンジェルの生まれ変わりだったからだ。ある日、りりかは、命の花を咲かせる種が自分の中に封印されていることを知り、自分の命と引き換えに、地球を守る選択をする。この話には後日談があり、中学生になったりりかの姿が描かれている。ちなみに、このマンガのオープニング曲を作詞したのは秋元康、作曲は小室哲哉である。
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