オタクの夢!? フィギュアが動き出すオススメ漫画5選70 Pt.

フィギュアは大好きな漫画やアニメ、ゲームのキャラクターを3次元に出現させ、より身近に感じさせてくれる、作品ファンにはたまらないアイテムの一つ。フィギュアが動いたり、話したりしてくれたら?そんなオタクの究極の夢をかなえてくれる漫画を紹介しよう。

作成日時:2019-06-29 10:00 執筆者:マンガペディア公式

オタクの夢!? フィギュアが動き出すオススメ漫画5選

出典:双葉社


『超可動ガール1/6』

『超可動ガール1/6』

出典:双葉社

美少女フィギュアとオタク青年との同棲生活を描いていたファンタジックラブコメ。主人公・房伊田春人(ぼういだはると)は、超オタクな在宅プログラマー。アニメやゲームの女の子キャラをこよなく愛する一方、「このジャンルにだけは手を出すまい」と誓っていたフィギュアも購入してしまった。するとフィギュアが動き出し、奇妙な同棲生活がスタートすることとなる。続編は『超可動ガールズ〜OVER DRIVE GIRLS〜』。2019年にテレビアニメ化。

主人公・春人が購入したのは、子供向けアニメ『少女→惑星探査』に登場するキャラクターである少女ロボット・ノーナのフィギュアだ。六分の一スケールで作られており、身長は約25cm。箱から取り出したばかりのフィギュアがあたかも人間のように動き出したら、普通ならばひっくり返るところだ。しかし、世間ずれしている春人は、「最近のフィギュアはすごい」と受け入れ、アニメの設定通り、自分を少女型惑星探査機だと思っているノーナに話を合わせる。その後、結婚を誓う仲にまで発展する。フィギュアが次々と動き始める大らかな世界観の中、オタクの夢の世界を存分に楽しめる作品だ。


『プラモ天才エスパー太郎』

『プラモ天才エスパー太郎』

出典:amazon

少年が特殊超能力を駆使して悪と戦うプラモデル戦隊×エスパー漫画。茂寺太郎(もでらたろう)はプラモデル好きな小学5年生。プラモと一体化して自由に操る超能力「プラモイン能力」を身に着け、、行きつけの「たかはしモケイ店」に集まる仲間たちと一緒に「プラモ戦隊」を結成。強大な超能力を悪用する魔仁塔烈(まにとうれつ)を倒すため、プラモイン能力の他にも、サイコキネシスやテレポーテーションといったエスパー能力を駆使して熱い戦いを繰り広げる。

本作の特徴は、プラモデルを自在に動かして闘わせてみたいというプラモデルオタクたちの夢を「プラモイン」という超能力を使って可能にしたところだ。本作が描かれたのは、1983年。プラモデルブームの真っ只中、小学生が競い合うようにしてプラモデルを作っていた頃だ。主人公・太郎も、放課後は、意中のプラモを手に入れるため、たかはしモケイ店に直行する毎日を送っていた。そんな彼が、プラモデルの中に入って自在に操ることができるプラモイン能力を発現したことから物語が動き出す。すでに強力なプラモイン能力を持ち悪事を企んでいた魔仁塔は、能力が発現した太郎をすかさず攻撃。プラモイン能力以外にテレパシー能力を持つ泉佳子や予知能力を持つ泉健市ら仲間たちも加わり、プラモデルのロボット戦隊による戦闘がダイナミックに展開されていく。


『ANGELIC LAYER』

『ANGELIC LAYER』

出典:KADOKAWA

プレイヤーが「天使」と呼ばれる人形を育て、闘わせるゲームバトル漫画。鈴原みさきは、進学のために上京した女子中学生。街頭ビジョンで初めて目にした格闘ゲーム「ANGELIC LAYER」に夢中になる。みさきは早速、ゲームに必要な「ANGEL EGG」という卵を購入し、プレイヤーの代わりとなって戦う天使(エンジェル)の育成を開始。ヒカルと名付けた天使を操り、プレイヤーとして成長していく。2001年にテレビアニメ化された。

作中に登場する「ANGELIC LAYER」は、画面の中でキャラクター同士を戦わせる格闘ゲームとは異なり、エンジェルと呼ばれるフィギュアが、10cm四方の空間(レイヤー)で実際に闘うというものだ。プレイヤーはデウス(操縦者)と呼ばれ、ヘッドセット型のデバイスを通じて天使をイメージ通りに操ることができる。ゲームを行うにあたり最初に行うのは、素のままの人形が入った「ANGEL EGG」という卵を購入し、羽化させ、自分の望む形に育成すること。みさきが育てたヒカルは、スピード重視の軽量型で、ショートカットの少女姿だ。優れた動体視力を持つみさきとはあうんの呼吸で公式トーナメントを勝ち上がっていく。自分の理想のキャラクターを育て自在に操ってみたいという夢と、キャラクターたちの戦闘をリアルな世界で見てみたいという格闘ゲームファンの夢を完全に叶えた世界といえるかもしれない。


『プラレス3四郎』

『プラレス3四郎』

出典:amazon

プラモデルとプロレスを掛け合わせた「プラレス」の世界を描いた格闘技漫画。主人公・素形3四郎(すがたさんしろう)は、玩具メーカー・ナカマプラモ社に依頼を受けて「プラレスラー」の設計や制作を行っている中学2年生だ。プラレスラーとは、プラモデルに可動機能とマイコン(制御回路)が組み込まれている格闘ロボット。3四郎は、自ら開発したプラレスラー・柔王丸を操り、強敵プラレスラーを次々と倒していく。1983年にテレビアニメ化された。

「プラレス」では、マイコンが内蔵されたプラモデルをパソコンで遠隔操作して戦わせる。本作の連載が始まったのは1982年だから、かなり先進的な設定だったといえるだろう。主人公・3四郎はプラモデルの製作技術だけでなく、電子工学や機械工学にも精通している。柔王丸の強さは、その技術力に支えられている。柔王丸は、ナカマプラモの「プラレスラー・スタンダードタイプ」を改造して作られたものだが、その強さは他のスタンダードタイプとは比べものにならないレベルだ。プラモを動かし、本格的に戦わせてみたいというプラモデルオタクの夢に技術的な裏付けをもたせて描いているところが、本作に一味違った楽しみを加えている。


『DOLL MASTER』

『DOLL MASTER』

出典:amazon

女子大学生が伝説のフィギュアモデラーに惹かれていくラブコメディ。辻本雛子(つじもとひなこ)は、人形作りが趣味で、手芸店でアルバイトをしている。ある時、フィギュアモデラー・久具津巧(くぐつたくみ)の手による生きている人形を目にし、彼の弟子となることを決意。最初は突っぱねていた巧も、彼女の熱意に負けて弟子入りを許す。雛子は、巧に教えを受けながら、フィギュアモデラーとしての腕を磨いていく。

雛子が弟子入りする巧は、フィギュアオタクが集う「ワンダーフェスティバル」でフィギュアが即時完売する人気フィギュアモデラーだ。代々人形作りを生業としている家の生まれで、祖父・久具津源次郎(げんじろう)は、日本人形を制作する日本有数の人形師。巧は、偉大な祖父から一子相伝の「生きている人形製作の術」を受け継いでいた。そんな彼によって命を吹き込まれた生き人形たちは、目にハイライトを書き入れると、等身大となって動き話し出す。人形マニアの夢を叶えるファンタジックな設定を元に、人形にまつわるさまざまな物語が紡がれていく。


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