弦楽器の花形!ヴァイオリニスト漫画オススメ5選19 Pt.

オーケストラでも中心的な役割を果たす、弦楽器の “花形”ヴァイオリン。漫画作品でもたびたび登場する、とてもメジャーな楽器だといえるだろう。今回はそんなヴァイオリンを手に美しい音楽を奏でる、ヴァイオリニストたちが活躍する作品を紹介する。

作成日時:2023-02-25 19:00 執筆者:マンガペディア公式

弦楽器の花形!ヴァイオリニスト漫画オススメ5選

出典:小学館


『青のオーケストラ』

『青のオーケストラ』

出典:小学館

オーケストラ部を舞台に、奏者達の物語をリアルに描いた青春ストーリー。主人公の青野一はかつてヴァイオリニストの天才児と呼ばれていたが、両親の離婚がきっかけでヴァイオリンを弾くことをやめてしまっていた。進路も決まらず、自分を知る人のいない学校に進学したいと望む一だったが、ヴァイオリンを練習する女子生徒、秋音律子との出会いから、再びヴァイオリンに対する情熱を取り戻していく。

本作の主人公である青野一はヴァイオリニストの父親に持ち、自らも天才的ヴァイオリニストと呼ばれていた少年。しかし彼は両親の離婚を機にヴァイオリンを止めてしまい、中学3年生になっても進路も決められずにいた。そんなある日一は、校内から聞こえるヴァイオリンの音色に気付く。たどたどしいその音色は、ヴァイオリンを練習する秋音律子によるものだった。教師の武田の頼みを断れず、律子のヴァイオリンの練習に付き合ううち、一はもう一度自分もヴァイオリンと向き合う決意をする。音楽を中心につながっていく、少年少女の人間模様を描く青春群像劇だ。


『花音』

『花音』

出典:小学館

天才的なヴァイオリンの腕を持つ少女が、生き別れになった音楽家の父を探すため一流のヴァイオリニストを目指すヒューマンドラマ。モンゴルで生まれ育った林花音は、ヴァイオリンの天賦の才を持っていた。モンゴルで生まれ育ち、父はすでに死んだと思っていた花音だが、今際の際の母親から父がまだ生きていると知らされる。母の遺言に従い、父親を捜すため日本に渡った花音は、カリスマ指揮者である三神弦の指導の下一流のヴァイオリニストとしての道を歩み始める。

本作の主人公である林花音は、モンゴルで生まれ育った日本人の少女。彼女はヴァイオリン弾きとしての、天賦の才を持っていた。ある日、作曲家である河原天童が花音の母が経営するホテル「カノン」を取材で訪れる。そして彼の滞在中、花音の母が事故により命を落としてしまう。ひとりきりになってしまった花音は、亡くなる間際に母が遺した、ヴァイオリンを弾き続ければ生き別れの父にめぐり合えるという言葉を信じ、天童と日本へ渡ることを決意。若き天才指揮者である、三神弦が理事長を務める音楽学校へ入学することになる。花音は持前の気の強さで周囲から孤立しながらも、一流のヴァイオリニストへの道を歩んでいく。


『金色のコルダ』

『金色のコルダ』

出典:白泉社

音楽を司る妖精に選ばれ、音楽の道に進むことになる少女を描く、女性向け恋愛シミュレーションゲーム『金色のコルダ』のコミカライズ作品。主人公である日野香穂子(ひのかほこ)は、星奏学院高等学校の普通科に在籍する女子生徒。彼女は音楽については全くの素人だったが、音楽の妖精(ファータ)を見つけたことで魔法のかかったヴァイオリンを手にし、学内音楽コンクールに出場することになってしまう。

本作の主人公であり、舞台となる星奏学院高等学校の普通科に通う日野香穂子は、音楽に関しては全くの素人だった。普通科と音楽科が併設された星奏学院では、2・3年ごと不定期に学内音楽コンクールが開催されていた。普通科の自分には関係のないことだと思っていた香穂子だったが、音楽科の校舎を訪れた際音楽を司る妖精(ファータ)であるリリの姿を目撃してしまう。学内音楽コンクールはリリの姿が見える者だけが参加できるというもので、香穂子は音楽の素人にもかかわらずコンクールに参加することになってしまう。素人でも演奏できるという魔法のヴァイオリンをリリから託された香穂子だったが、他の参加者たちとの交流の次第に音楽の魅力に気がついていく。やがて香穂子は、自らの手でヴァイオリンを演奏できるようになるのだった。


『おしゃべりなアマデウス』

『おしゃべりなアマデウス』

出典:小学館

ヴァイオリンの才能を秘めた少女が、恋と音楽に打ち込む姿を描くヒューマンドラマ。主人公の里緒(りお)は幼いころに交通事故で両親を亡くし、母の親友である緒方実穂子に引き取られた。里緒は一緒に育った実穂子の息子、羽宗(うそう)と共にヴァイオリンを学びながら成長していく。やがて里緒は実穂子に反対されながらも音楽の道を志すことを決意する。

主人公の里緒は、中学3年生の女の子。彼女はヴァイオリンを習いながら成長してきたが、高校進学を前に自分の才能に見切りをつけようとする。そんな時、里緒の幼馴染で天才ヴァイオリニストの羽宗がアメリカから帰国。彼は里緒が音楽の道をあきらめて普通高校に進学すると知り、怒りをあらわにする。幼いころから里緒と共にヴァイオリンを習ってきた羽宗は、彼女の才能を見抜いていたのだ。音楽学校への進学を決意する里緒だったが、母の親友であり育ての親でもある実穂子に反対されてしまう。実穂子は里緒の母の音楽の才能に嫉妬していたのだ。家を飛び出した里緒を迎えに来た羽宗は、お前はおれのものだと言い放つ。厳しい音楽の世界で繰り広げられる、ふたりの恋物語にも注目の作品だ。


『四月は君の嘘』

『四月は君の嘘』

出典:講談社

ピアニストの少年とヴァイオリニストの少女が繰り広げる切ない恋を描く、青春ラブストーリー。主人公である元天才少年ピアニストの有馬公生(ありまこうせい)は、母親を亡くしたことでピアノを弾くのを辞めてしまっていた。目標もなく日々を過ごす公生だったが、ある日ヴァイオリニストの少女、宮園かをりと出会うことになる。個性的かつ天才的な演奏をする彼女と出逢った日から、色あせていた公生の世界が大きく変わっていく。2014年TVアニメ化、2016年実写映画化。

かつて天才少年ピアニストと呼ばれていた有馬公生は、母の死をきっかけに自分が演奏する音が聞えなくなるというトラウマを抱えてしまった。そのことでピアノを弾かなくなり、。目標もなくなんとなく日々を過ごすうち、いつの間にか彼の見る世界はモノトーンで、色が無い世界となっていた。だがそんなある日、友人のデートに付き合った先で、公園の遊具の上でピアニカを奏でる宮園かをりと出会う。公生はヴァイオリニストだというかをりの演奏会を見学し、その個性的な演奏に衝撃を受ける。彼女との出会いや伴奏を経て、公生は再びピアノと向き合いはじめるが、やがてかをりが隠していたある秘密が明らかになる。


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