グラゼニ~大リーグ編~

グラゼニ~大リーグ編~

足立金太郎の代表作。『グラゼニ』『グラゼニ~東京ドーム編~』『グラゼニ~パ・リーグ編~』に続く「グラゼニ」シリーズ第4部。原作は森高夕次。原作者としては「グラゼニ」シリーズのほか、『おさなづま』『ショー☆バン』 など、漫画家としてはコージー城倉名義で『砂漠の野球部』『おれはキャプテン』などの代表作を持つ。現代のアメリカ、メジャー・リーグが舞台。日本のプロ野球で引退勧告を受けた36歳の投手、凡田夏之介が、時速120キロメートルの魔球ナックルボールを武器に、メジャー・リーグに挑戦する姿を描いた野球漫画。作中の球団は実在のチームがモデルであり、球場名は実名で描かれている。また、年俸など「お金」の話はもちろん、マイナー・リーグに降格した選手たちの生活事情や、変化球に影響する湿度の話など、球界の内情やうんちくが詳細に描かれている点が特徴。講談社「モーニング」2022年2・3合併号より連載。

正式名称
グラゼニ~大リーグ編~
ふりがな
ぐらぜに だいりーぐへん
原作
漫画
ジャンル
野球
 
ヒューマンドラマ
レーベル
モーニング KC(講談社)
巻数
既刊5巻
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

凡田 夏之介 (ぼんだ なつのすけ)

36歳のプロ野球選手。ポジションは投手で、左投げ左打ち。背番号57。モジャモジャ頭と黒縁メガネが特徴。パ・リーグの「仙台ゴールデンカップス」で活躍していたが、3年契約の最終年で調整に失敗して2軍落ち。チームから引退勧告を受ける。2軍で外国人捕手のパーシー・ホットポッパーと出会い、二人で時速120キロメートルの魔球ナックルボールを開発。世界初の左のフルタイムナックルボーラーを目指す。しかし、激しい変化をする魔球を1軍で取れる捕手がいなかったため、日本での野球人生は終了。その後、旧知のボビー・リードが監督を務めるメジャー・リーグ球団「ボストン・ブルーソックス」の招待選手として、パーシーとともに渡米。マイナー・リーグのキャンプ、オープン戦を経て、メジャー契約を勝ち取る。

パーシー・ホットポッパー

20代のプロ野球選手。ポジションは捕手で、右投げ左打ち。背番号58。禿(はげ)頭と長身細身が特徴の黒人。「ボストン・ブルーソックス」のマイナー契約、台湾リーグを経て、パ・リーグの「仙台ゴールデンカップス」に育成選手として在籍。2軍で凡田夏之介と出会い、二人で時速120キロメートルの魔球ナックルボールを開発。その後、魔球ナックルに人生を賭け、凡田とともにメジャー・リーグ球団「ボストン・ブルーソックス」の招待選手として渡米。マイナー・リーグのキャンプ、オープン戦を経て、凡田とともにメジャー契約を勝ち取る。変化が激しい凡田のナックルを捕れるほか、捕手の配球を読む、舌なめずりすることで湿度と空気の流れを読むといった特殊な能力を持つ。

前作

グラゼニ

後にシリーズ化される『グラゼニ』シリーズの1作目。原作は本作以外にも数々の野球漫画を手掛ける森高夕次(コージィ城倉)。プロ野球チームの神宮スパイダースに所属する中継ぎ投手が、自身の年俸を上げるべく、厳... 関連ページ:グラゼニ

グラゼニ~東京ドーム編~ (ぐらぜに とうきょうどーむへん)

『グラゼニ』の続編。カネを稼ぐことを第一目標としている中継ぎピッチャー・凡田夏之介がプロ野球業界の中で生き残るべく細かい戦略を立てて戦ってゆく様子を中心に、プロ野球に関わる様々な人々の生活を描く野球漫... 関連ページ:グラゼニ~東京ドーム編~

グラゼニ~パ・リーグ編~ (ぐらぜに ぱりーぐへん)

『グラゼニ』『グラゼニ~東京ドーム編~』の続編。左のサイドスロー投手、凡田夏之介の野球人生を描いた球界マネーサバイバル漫画。プロ野球選手の稼ぎ方や、お金をメインテーマに、選手と球団の交渉、監督、コーチ... 関連ページ:グラゼニ~パ・リーグ編~

書誌情報

グラゼニ~大リーグ編~ 5巻 講談社〈モーニング KC〉

第1巻

(2022-04-21発行、 978-4065274958)

第2巻

(2022-09-22発行、 978-4065292914)

第3巻

(2023-02-21発行、 978-4065311592)

第4巻

(2023-07-21発行、 978-4065324219)

第5巻

(2024-01-23発行、 978-4065339084)

SHARE
EC
Amazon
logo