あらすじ
第1巻
漫画家ののむらしんぼは、1978年に「コロコロコミック」でデビューして以来、24歳の時に『とどろけ!一番』でスマッシュヒットを飛ばし、29歳の時に描き始めた『つるピカハゲ丸』ではアニメ化もされる大ヒットを飛ばした。これにより億単位の金を手にし、三人の子供にも恵まれ順風満帆な人生を送っていたしんぼだったが、『つるピカハゲ丸』以降はヒットに恵まれず、仕事で家庭を顧みなかった事から家庭は崩壊し、借金まで抱えるようになった。59歳となった今、仕事は激減し、月に描く原稿は10枚にも満たない。それでも漫画しかないしんぼは新作のギャグ漫画を描くが、原稿を見た小学館の編集者・石井記者からは「古い」とハッキリ言われてしまう。そんなしんぼのもとに千葉和治の訃報が届く。千葉はコロコロコミックの初代編集長であり、しんぼを漫画家にしてくれた恩人だった。千葉との出会いからこれまでを思い返したしんぼは、コロコロコミック創刊からの歴史を見つめてきた自分にしか描けない漫画がある事に気づき、熱い思いでペンを走らせる。(第1話「コロコロ創刊伝説」)
1977年、立教大生だったしんぼは、小学館の少年サンデー新人賞に応募。原稿を見た編集者から直接会って話をしたいと連絡をもらったしんぼは待ち合わせ場所へ向かい、編集者の平山隆と出会う。あこがれの少年サンデーで漫画を描けると思って喜ぶしんぼだったが、依頼は少年サンデーではなく、これから創刊されるコロコロコミックという雑誌だった。子供に夢と笑いと感動を届けるというコロコロコミックへの平山の熱い思いを聞いたしんぼは感動し、執筆への意欲を燃やす。(第2話「初代担当編集者伝説」)
2014年、「コロコロアニキ」で連載を始めた『コロコロ創刊伝説』は、読者アンケートで2位という好評を得た。しんぼにとっては20年ぶりのヒットとなり、周囲の仲間からの反響も大きかったが、別れた家族からの連絡はなかった。それにもめげず、七転び八起きの精神で頑張ると気合いを入れるしんぼは、「七転び八起き」という言葉でコロコロコミックでの初仕事の事を思い返す。 1978年、しんぼは深夜に平山から小学館に呼び出される。タクシーで駆けつけたしんぼが連れていかれたのは、小学館3階の広い和室。そこでは漫画家かたおか徹治と多数のアシスタントがコロコロコミックの人気連載作品『ウルトラ兄弟物語』執筆の追い込み作業中だった。100ページの原稿を朝までに完成させなければならず、しんぼは助っ人として呼ばれたのだった。まだ集中線ぐらいしか描けないしんぼや、編集者である平山もベタを手伝い、締め切りにはなんとか間に合わせる事に成功。その作業後、平山はできたばかりのコロコロコミック創刊告知のポスターを満足気に見つめていたが、上司から「コロコロコミック日本一」というキャッチフレーズを変更するように言われ、屋上で不満をぶちまける。そんな平山に編集長の千葉は、七転び八起きの精神を伝える。コロコロコミックというネーミングには、子供達がこれからの長い人生で何度つまづいても起き上がってほしいという思いが込められていたのである。(第3話「七転び八起き伝説」)
1978年、「スペースインベーダー」が流行り、平山はゲームセンターが漫画になるとにらんだ。そこで平山は、コロコロコミックでF1の漫画『F1キッド』を連載していたすがやみつるに、『F1キッド』を終わらせて、ゲームセンターの漫画を描くよう提案する。タイトルも『ゲームセンターあらし』とすでに決めていた。平山とすがやは二人で連日ゲームセンターでゲームをプレイし続けるが、テーブルに座ったままの動きのないプレイヤーをどうすれば漫画にできるのかわからず、すがやは苦しんでいた。しかし、師匠である石森章太郎の『仮面ライダー』のアクションシーンのように主人公を動かして描く事を思いつく。こうしてのちに大人気を博す『ゲームセンターあらし』が誕生した。(第4話「「ゲームセンターあらし」誕生伝説」)
1978年の後半、しんぼは第3回小学館新人コミック大賞で佳作を受賞した『ケンカばんばん』をコロコロコミックで連載させる事になる。しんぼはあえて逃げ道を断って漫画に命をかけるため、立教大学を中退し、担当編集となった平山と共に『ケンカばんばん』の執筆を進める。しかし、同時にコロコロコミックで連載が始まった『おじゃまユーレイくん』が人気を博し、『ケンカばんばん』は6回で終了してしまうのだった。失意の中、コロコロコミックの新年会に参加したしんぼは、そこで子供の頃からあこがれの存在だった『ドラえもん』の作者・藤本弘(藤子不二雄F)に出会う。(第5話「初連載伝説」)
小学生までもが夜遅くまで塾に通う受験ブームを目にした平山は、次のしんぼの漫画の題材にと思いつく。進学塾へ取材に行った二人は小学生といっしょに授業を受けて、テスト問題の量の多さとその解くスピードに圧倒される。そこで平山は、主人公が苛酷なテストを必殺技で乗り越えていくというアイデアを思いつく。こうして生まれた『とどろけ!一番』はコロコロコミックの1980年2月号に第1話が掲載され、いきなり子供達の大反響を呼ぶ。(第6話「「とどろけ!一番」誕生伝説」)
大反響を呼んだ『とどろけ!一番』だったが、後先の展開を考えずに勢いで描き進めたため、小学6年生である主人公の中学受験シーンを描いてしまい、このままでは受験漫画なのに主人公が卒業して最終回を迎えてしまう危機に陥る。しかし、母親の出生届のミスで実はまだ小学5年生だったという設定にして、その危機を乗り越え、なんとか連載を続けるのだった。『とどろけ!一番』は、『ドラえもん』や『ゲームセンターあらし』に次ぐ人気連載となり、月刊化当初発行部数30万部だったコロコロコミックは、13号目で75万部まで伸びていた。そしてコロコロコミック編集部には通称「タコ部屋」が作られ、若手漫画家達がそこにこもってお互いの原稿を手伝いながら作品を完成させていくシステムが確立。しんぼもタコ部屋を利用して執筆を続ける。ある日、しんぼは編集者にテニスに誘われて出かけた軽井沢で知り合った女性とめでたく結ばれ、師匠である弘兼憲史・柴門ふみ夫妻を仲人として結婚式を挙げる。(第7話「タコ部屋伝説」)
第2巻
1981年3月14日、映画『ドラエモンのび太の宇宙開拓史』が公開されたこの日、「コロコロコミック」の発行部数はついに同誌史上最大の95万部に到達した。編集部は目標である100万部を目前にしていっそうの気合を入れるが、平山隆は奇しくも同じ日に公開された劇場版『機動戦士ガンダム』の人気ぶりに、強力なライバルの出現を予感していた。その予感は当たり、1981年10月に講談社から、のちにコロコロコミックの強力なライバル誌となるコミックボンボンが創刊される。コミックボンボンは「ガンプラ」の独占情報を看板に台頭し、ほかのライバル誌も続々と創刊、児童漫画誌の戦国時代を迎える。そんな時、コロコロコミックで、立石佳太が連載していたギャグ漫画『超人キンタマン』に登場する、ガンダムのパロディキャラクター「オガンダム」が人気を博す。主人公であるキンタマンを超えて人気投票No.1になるほどの人気ぶりで、ついには当時公開されていた映画『機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』のパロディ漫画『超人キンタマン オガンダムⅢえぐりあい編』が掲載される。しかし、ガンダムの制作会社からの申し立てにより、オガンダムは作中で爆死を迎える。(第8話「「超人キンタマン」伝説」)
『とどろけ!一番』のコミックスも部数を伸ばし、アシスタントも二人雇って順調なのむらしんぼだったが、コミックスの第5巻までで受験格闘技のネタを描き尽くしてしまう。新しく担当編集になった新入社員と二人で知恵を絞り、受験格闘技漫画から本格格闘技漫画に路線変更し、ボクシング漫画として再スタートする。だが、これが読者に大不評で、ファンから抗議の手紙が殺到。そしてついに連載終了を迎えてしまう。(第9話「「とどろけ!一番」打ち切り伝説」)
1980年代のコロコロコミック編集部では、ファミコンブームに目をつけた平山が、ファミコンを題材にした漫画を立ち上げるよう編集者の黒田治に命じる。黒田は『ゲームセンターあらし』の作者であるすがやみつるから、アシスタントのあさいもとゆきを紹介され、こうしてのちに伝説のファミコン漫画と呼ばれる『ファミコンロッキー』が誕生する。(第10話「「ファミコンロッキー」誕生伝説」)
1985年、ファミコンは子供達に大人気で、コロコロコミック1月号で特集したファミコン記事も大反響だった。そんなある日、ゲーム会社「ハドソン」の宣伝部に勤務する26歳の青年が、自社ゲーム「ロードランナー」の宣伝のため、小学館にやって来る。その人こそ、のちの高橋名人だった。どこの編集部も反応はイマイチだったが、コロコロコミック編集部では「ロードランナー」が大ウケ。こうしてコロコロコミックがハドソンのゲームをしっかり紹介する代わりに、他誌よりも1か月早く情報提供を受けるという蜜月の関係が始まるのだった。編集部はさらに読者からファミコンのテクニックを募集して、記事を作っていく。そんな中、毎日のように編集部に来ていた高橋名人は、読者から送られて来たテクニックを見て顔を青ざめさせる。それはプログラムのミス、いわゆる「バグ」によるものだった。ゲームソフトの回収となれば、会社が倒産しかねない。しかし、編集部の一人がそれはバグではなく「裏技」だと発言。これによりハドソンは事なきを得ただけでなく、「裏技」という新たな社会現象を確立させるのだった。(第11話「「裏技」誕生伝説」)
1985年、コロコロコミック編集部は初のイベント「コロコロまんがまつり」の準備に追われていた。会場にはハドソンのゲームが遊べるコーナーも設置されている。芸能人でも呼べればイベントが盛り上がると考えた平山は、ハドソンの高橋を「ファミコン名人」として勝手に売り出す。イベント当日、急遽ファミコン名人としてイベントに出演する事になった高橋は困惑するものの、子供達の声援に応えるため奮闘。のちに映画やアニメになり、歌手デビューまで果たす「高橋名人」の誕生だった。(第12話「「高橋名人」誕生伝説」)
第3巻
1983年、『とどろけ!一番』の連載が終了となってしまったのむらしんぼは、超田舎から東京へ出て来た主人公の大都会勘違いギャグ漫画『男トラゴロウ』の連載を始める。しかし、人気は出ず、コミックス第2巻で終了。続く、世界初のヨーヨー漫画『電撃タケル』、世界初の医者の息子のお医者さんごっこギャグ『Dr.ゴックン』も不発に終わる。そこで「コロコロコミック」編集部に配属されて間もない本橋道昭が、意気消沈するしんぼの新担当編集として名乗りを上げる。しんぼと本橋が新たに二人三脚で歩み始める。(第13話「出会いと別れの伝説」)
1985年、本橋はしんぼの倹約生活から、次の漫画のテーマとして「セコさ」に目をつける。さらに平山隆は今のコロコロコミックにはどこからでも読めるようなシンプルな作品が必要だと感じており、しんぼの次回作を4コマ漫画にしてはどうかと提案。こうして生まれた『つるピカハゲ丸』は、たった8ページの4コマ漫画だったが、しんぼにとって最大のヒット作となるのだった。(第14話「「つるピカハゲ丸」誕生伝説」)
『つるピカハゲ丸』第1回が掲載されたコロコロコミックが発売され、読者アンケートの200票の速報が届く。結果は、ほとんど最下位だった。しんぼはショックで持病の痔が悪化して入院してしまう。しかし、読者アンケート1000票の時点になると、『つるピカハゲ丸』は3位の人気だった。8ページという短さのため、速報の時点では読者が見落としていただけだったのだ。『つるピカハゲ丸』はその後も人気を博し、しんぼは漫画家としての黄金期を迎える事になる。(第15話「読者アンケート伝説」)
1985年7月、コロコロコミック編集長の千葉和治は別の雑誌へ異動となり、新編集長として福島征英が就任する。福島は2年以内の発行部数100万部を目標として掲げる。平山は若手の漫画家を発掘するため、全国の同人サークルや大学の漫画研究会に大量のハガキを出し、さらに全国を回る。しかし、見込みのある新人を見つけると、すでに『少年ジャンプ』の編集者が担当についているケースが多かった。平山はようやく九州でタケツグという有望な新人を見つける。その男こそ、のちに『あまいぞ! 男悟』でデビューする事になるMoo.念平だった。(第16話「新人漫画家発掘伝説」)
1984年、平山は売れっ子漫画家・小林よしのりにコロコロコミックへの執筆を依頼する。多忙な小林に断られるものの、連日仕事場を訪ねる「小林よしのり攻略作戦」を開始。部数が低迷するコロコロコミックに「小林よしのり」という強烈な個性の爆弾を落としたいという平山の熱意に打たれ、ついに執筆が決まる。こうしてコロコロコミック1985年8月号に、小林による過激でブッ飛んだプロレスギャグ読切作品『炎のカンちゃん』が掲載された。(第17話「小林よしのり攻略伝説」)
小林よしのりによるコロコロコミック初作品『炎のカンちゃん』は、読者アンケートで人気最下位だった。この結果は小林のプライドに火を点け、11月号には第2弾のお祭りギャグ『お祭り珍太』が掲載されるが、またしても最下位。最後のチャレンジに挑む小林はアイデアに苦しむが、たまたま出会ったお金持ちのおぼっちゃまに怒りを燃やし、強烈なお金持ちキャラを主人公とした漫画を執筆する。これを読んだ平山はヒットを確信し、読切ではなく新連載としてスタート。大ヒット作『おぼっちゃまくん』の誕生であった。(第18話「「おぼっちゃまくん」誕生伝説」)
『おぼっちゃまくん』は人気を博し、「友だちんこ」「ぜっこーもん」「おめでたまきん」といった「茶魔語」が子供達にウケていた。これをさらに盛り上げるため、担当編集者の黒田治は、コロコロコミック1987年4月号より、読者からも茶魔語の募集を開始する。こうして多数の新たな茶魔語が生まれ、「茶魔語大辞典」の誌上企画まで行われた。しかし下ネタの多い茶魔語は、全国の母親からは不評で、編集部には抗議のハガキや電話が届く。そんな中、小林は編集長の福島に呼び出されるが、もし『おぼっちゃまくん』の内容を上品にするよう言われたとしても、これまでの方針を断固貫く覚悟を決めていた。しかし、福島は『おぼっちゃまくん』のアニメ化が決まった事を伝え、「うんこ」「ちんちん」大いに結構、子供にとって茶魔語はどんな教科書よりも面白い、最高の国語の勉強だと話すのだった。こうしてアニメになった『おぼっちゃまくん』は、お茶の間を賑わし、さらなるブレークを果たす。(第19話「「茶魔語」伝説」)
『おぼっちゃまくん』のアニメは好評を博したが、アニメがヒットしても、それが直接コロコロコミックの売り上げにつながるわけではない。そこで黒田は、コロコロコミックの付録として「おぼっちゃまくん」百億円札束ノートを思いつく。この提案を受けた編集長の福島は、黒田と平山を連れて、神妙な面持ちで小学館の会議室へ向かう。当時の小学館では社内のルールとして、雑誌に付録を付ける場合、社内のお偉方の決裁が必要だったのだ。その審査は、付録としての完成度やコスト計算もチェックされ、やり直しを命じられるのも当たり前という厳しいものであった。黒田が作った「おぼっちゃまくん」百億円札束ノートの見本は好評だったが、札束の帯はいらないだろうと判断される。しかし黒田は、その帯こそが重要であり、コロコロコミックの読者は「本物」に敏感であると涙ながらに力説。上司達は黒田の熱意に打たれ、こうして伝説の付録が誕生した。(第20話「コロコロふろく伝説」)
登場人物・キャラクター
のむら しんぼ
昭和30年9月24日生まれの男性漫画家。北海道出身。1978年に「コロコロコミック」にて『ケンカばんばん』でデビュー。29歳の時に描き始めた『つるピカハゲ丸』はアニメ化もされる大ヒットとなり、同作品で小学館漫画賞も受賞している。その後はヒットに恵まれず、離婚、借金といった私生活上のピンチを抱えている。現在は「コロコロアニキ」で『コロコロ創刊伝説』を連載している。 実在の人物、のむらしんぼがモデル。
平山 隆 (ひらやま たかし)
千葉和治と共に二人で「コロコロコミック」を立ち上げた編集者の男性。のむらしんぼを見出し、初代担当となる。ゲームセンターの流行にいち早く目をつけてすがやみつるに『ゲームセンターあらし』を提案したり、受験ブームからしんぼに『とどろけ!一番』を提案した切れ者で、具体的な案もたくさん出したアイデアマン。 のちに三代目のコロコロコミック編集長となる。
千葉 和治 (ちば かずはる)
「コロコロコミック」の初代編集長の男性。漫画の対象年齢層が上がっていき、児童漫画誌が風前の灯火となっていた1977年当時、『ドラえもん』を中心とした小学生が夢中になる漫画誌の創刊を思い立ち、平山隆と二人でコロコロコミックを立ち上げた。コロコロコミックは漫画家と編集者が苦楽を共にする家族、「コロコロファミリー」だとよく口にし、みんなで一丸となって発行部数を伸ばしていった。
石井記者 (いしいきしゃ)
現在の「コロコロコミック」の編集者の男性。大人向けのコロコロ「コロコロアニキ」を立ち上げ、のむらしんぼに『コロコロ創刊伝説』の執筆を持ち掛けた。しんぼの借金返済のため、法律事務所への相談をお膳立てしてくれるなど、全面的なバックアップをする。
笹生 裕子 (ささお ひろこ)
過去の「コロコロコミック」編集部で、紅一点だった若い美人編集者。編集部に作られた通称「タコ部屋」で執筆する漫画家達にお茶を淹れてあげたり、出前を取ってあげたりと面倒を見ていた。そのため、漫画家達からは当時大人気だった『ウルトラマンタロウ』の登場キャラクター「ウルトラの母」にちなんで、「コロコロの母」と呼ばれて慕われていた。
本橋 道昭 (もとはし みちあき)
1984年頃、「コロコロコミック」編集部に配属された編集者の男性。中央大学ラグビー部出身の猛者で、『とどろけ!一番』以降なかなかヒット作を出せずに苦しんでいたのむらしんぼの担当編集を買って出る。「セコさ」を漫画のテーマとする事に目を付け、しんぼとの二人三脚で大ヒット作『つるピカハゲ丸』を生み出した。
福島 征英 (ふくしま まさひで)
1985年7月、児童向けテレビ雑誌「てれびくん」編集部から異動して来て、二代目の「コロコロコミック」編集長として就任した男性。就任の挨拶で、2年以内にコロコロコミックの発行部数100万部到達を目標に打ち立てた。
黒田 治 (くろだ おさむ)
かつての「コロコロコミック」編集者。ヤル気まんまんの元気な男性。ファミコンを題材にした漫画を立ち上げる担当編集として抜擢され、あさいもとゆきと共に『ファミコンロッキー』を生みだした。その後も小林よしのりの『おぼっちゃまくん』の担当となり、コロコロコミックの付録として「おぼっちゃまくん」百億円札束ノートを提案、実現させた。
書誌情報
コロコロ創刊伝説 6巻 小学館〈コロコロコミックス〉
第1巻
(2016-03-15発行、 978-4091421401)
第2巻
(2017-03-10発行、 978-4091423993)
第3巻
(2018-03-12発行、 978-4091426772)
第4巻
(2019-03-12発行、 978-4091428912)
第5巻
(2020-07-10発行、 978-4091432056)
第6巻
(2022-01-12発行、 978-4091433695)