サイコメトラー

サイコメトラー

『サイコメトラーEIJI』の続編。人の残留思念を読み取る特殊能力を持つ明日真映児が美人刑事の志摩亮子と共に自らの特殊能力を活かし数々の怪事件を解決していく。講談社「週刊ヤングマガジン」2011年第21・22合併号より連載。

あらすじ

高校を留年した明日真映児は相変わらず仲間達と夜の渋谷の街で遊んでいた。そんな折、最近巷を騒がせている猟奇殺人鬼ピースが再び犯行を犯す。ピース逮捕のため志摩亮子警部は明日真映児に協力を頼む電話をかけてくる。

登場人物・キャラクター

明日真 映児 (あすま えいじ)

18歳の男性。高校を留年しているため現在2回目の高校3年生。金髪が特徴。喧嘩が強い。いわゆる不良で渋谷の街を中心にいつも仲間と遊んでいる。物や場所に残った人の残留思念を読み取るサイコメトリーという特殊能力を持っており、それを利用して数々の難事件を解決に導いている。お調子者で基本的にいい加減でだらしない性格だが同時に正義感が強く仲間思いな一面もある。

志摩 亮子 (しま りょうこ)

25歳の女性。警視庁捜査一課の刑事で明日真映児の協力で数々の難事件を解決したため現在は警部に昇進した。東都大学卒のキャリア組。巨乳でセクシーな美人で一見しては刑事に見えないがプロファイリングを得意とする敏腕刑事。賢くしっかりしているが私生活はだらしなく家事も苦手としている。 明日真映児とは強い信頼関係があり、怪事件のたびにサイコメトリーを依頼する。

明日真 恵美 (あすま えみ)

女子高生。明日真映児の血の繋がらない妹。明日真映児の父親の再婚相手の娘。明日真映児によくなついており恋心も抱いているが明日真映児には相手にされていない。大好きな明日真映児を事件に巻き込む志摩亮子のことをあまり良くは思っていない。明るく素直だが明日真映児に対しては少しわがままも言う。 年齢より幼く見える容姿のせいか変質者に狙われることも多い。

江川 透流 (えがわ とおる)

19歳の男性。明日真映児の悪友であり明日真映児のサイコメトリー能力を知る数少ない人物の一人。現在は渋谷でリーガーズカフェという喫茶店を経営している。長髪を結んだイケメン。女好きだが、肝が据わっており優しく仲間思いな性格。過去にチーマーのトップとして渋谷の不良をまとめていたため渋谷中の若者からは今でも一目おかれている。 実は政治家の隠し子で空手の達人。

葛西 裕介 (かさい ゆうすけ)

18歳の男性。明日真映児の小学校の頃からの親友。明日真映児のサイコメトリー能力を知る数少ない人物の一人。現在は東都大学に通う大学生。明日真映児とは真逆の真面目な優等生でケンカ等も一切しない。少し臆病だが優しい性格。幼い頃サイコメトリー能力のせいで心を閉ざしていた明日真映児を受け入れた時からずっと仲が良い。 明日真恵美のことを密かに思っている。

田宮 章吉 (たみや しょうきち)

18歳の男性。明日真映児の高校の友人。明日真映児と共に留年している。誰も認めるバカで気のいいお調子者だが、そのせいもあってか事件に巻き込まれることが多い。

美影 潤 (みかげ じゅん)

18歳の男性。明日真映児の高校の友人。明日真映児と共に留年している。おっとりした優しい性格で絵を描くのが得意。明日真映児や田宮昌吉と渋谷の街によくペインティングをしていた。

福島 満 (ふくしま みつる)

20歳の男性。訪問販売の販売員をしている。小柄で太っており、気弱で温厚な争いを嫌う性格をしている。何をやってもイマイチ冴えないがコスプレマニアでよく女性警官のコスプレをしている時に事件に遭遇し、偶然にもその事件を解決する。そのため志摩亮子は福島満を本物の女性警官だと思い込んでいる。

八木 龍兵 (やぎ りゅうへい)

明日真映児の友人。鳶職の男性。明日真映児が銭湯の解体現場へ日雇いバイトに来て仲良くなった。大柄で腕っ節が強く高所でも平気で登っていく。一見、純粋で単純なバカに見えるが実は数学の天才であらゆるものを計算で導き出すことができる。身寄りがないので親方の家に居候しており親方を尊敬している。 植松佐知子のことが好き。

植松 佐知子 (うえまつ さちこ)

八木龍兵の幼馴染の女性。明日真映児の友人。明るく優しい性格で親方と八木龍兵と3人で暮らしている。親方の影響もあって高所が得意。片耳が難聴。

親方 (おやかた)

植松佐知子の父親。日本一の鳶職だと言われ若い頃はフリークライムの世界大会で優勝したこともあった。身寄りのない八木龍兵を実の息子のようにかわいがり、家に居候させていた。

ヒカル

リーガーズカフェのアルバイト店員。一見するとイケメンの男の子だが、その正体は女子高生。中学生の時渋谷で絡まれていたところ江川透流に助けられたことをきっかけに江川透流に憧れるようになった。そのため男装してまでリーガーズカフェでバイトしている。

沢木 晃 (さわき あきら)

天才犯罪者の男性。志摩亮子の大学時代の同期。表面上は知的で穏やかな優しい青年だったが、本性は冷酷で簡単に人殺しもする。他人を操るほどの心理学に精通しており明日真映児の能力にも興味を抱いている。爆弾事件を起こし一旦は捕まったものの脱獄して今は株取引などをしながら潜伏している。

幾島 丈二 (いくしま じょうじ)

明日真映児と同じくサイコメトリーの能力を持つ男性。江川透流が中学生の頃、渋谷の若者を束ねていた人物。今ではサイコメトリーの力を利用して情報屋となって犯罪に手を染めている。女装の暗殺者カンナビスとよく手を組んでいる。

クレジット

原作

前作

サイコメトラーEIJI (さいこめとらーえいじ)

物体に触れることでその物体に残された過去の記憶の断片を読む能力、サイコメトリー能力を持つ少年明日真映児が、刑事の志摩亮子と組み、難事件の解決の力になるミステリーマンガ。事件の計画立案や犯行理由の説明に... 関連ページ:サイコメトラーEIJI

関連

クニミツの政 (くにみつのまさ)

同作者の代表作『サイコメトラーEIJI』のスピンオフ作品で、主人公の国光は『サイコメトラーEIJI』のサブキャラクター。とある事件をきっかけに日本を変えるべく政治家を目指すヤンキー・武藤国光が、その一... 関連ページ:クニミツの政

でぶせん

原作を安童夕馬、漫画を朝基まさしが手掛けた『サイコメトラー』のサイドストーリーで、同じ2人が執筆を手掛けている。『サイコメトラー』にも登場した、女装癖があるチビデブの無職男、福島満を主人公にした、独特... 関連ページ:でぶせん

書誌情報

サイコメトラーEIJI 25巻 講談社〈講談社コミックス〉

第1巻

(1996-07-01発行、978-4063122954)

第2巻

(1996-09-01発行、978-4063123173)

第3巻

(1996-11-01発行、978-4063123395)

第4巻

(1997-01-01発行、978-4063123661)

第5巻

(1997-03-01発行、978-4063123845)

第6巻

(1997-06-01発行、978-4063124200)

第7巻

(1997-08-01発行、978-4063124422)

第8巻

(1997-11-01発行、978-4063124767)

第9巻

(1998-01-01発行、978-4063124996)

第10巻

(1998-03-01発行、978-4063125214)

第11巻

(1998-05-01発行、978-4063125443)

第12巻

(1998-08-01発行、978-4063125795)

第13巻

(1998-10-01発行、978-4063126044)

第14巻

(1998-12-01発行、978-4063126303)

第15巻

(1999-02-01発行、978-4063126549)

第16巻

(1999-04-01発行、978-4063126754)

第17巻

(1999-06-01発行、978-4063126990)

第18巻

(1999-09-01発行、978-4063127256)

第19巻

(1999-10-01発行、978-4063127454)

第20巻

(1999-12-01発行、978-4063127836)

第21巻

(2000-02-01発行、978-4063128017)

第22巻

(2000-04-01発行、978-4063128239)

第23巻

(2000-06-01発行、978-4063128475)

第24巻

(2000-08-01発行、978-4063128697)

第25巻

(2000-10-01発行、978-4063128895)

サイコメトラーEIJI 1巻 講談社〈KPC〉

v.2

(2003-07-01発行、978-4063530902)

v.3

(2003-07-01発行、978-4063530919)

v.4

(2003-08-01発行、978-4063530971)

v.5

(2003-08-01発行、978-4063531039)

v.6

(2003-09-01発行、978-4063531107)

v.7

(2004-05-01発行、978-4063532388)

v.8

(2004-05-01発行、978-4063532531)

v.10

(2004-06-01発行、978-4063532753)

v.9

(2004-06-01発行、978-4063532616)

v.11

(2004-07-01発行、978-4063532937)

v.12

(2004-07-01発行、978-4063533088)

v.13-1

(2004-08-01発行、978-4063533224)

v.13-2

(2004-08-01発行、978-4063533408)

v.14

(2004-09-01発行、978-4063533958)

v.15

(2004-09-01発行、978-4063533965)

v.16-1

(2004-10-01発行、978-4063533552)

v.16-2

(2004-10-01発行、978-4063533668)

第1巻

(2003-06-01発行、978-4063530735)

サイコメトラーEIJI 講談社〈講談社漫画文庫〉

v.1

(2003-06-01発行、978-4063605594)

v.2

(2003-06-01発行、978-4063605600)

v.3

(2003-07-01発行、978-4063605761)

v.4

(2003-07-01発行、978-4063605778)

v.5

(2003-08-01発行、978-4063606034)

v.6

(2003-08-01発行、978-4063606041)

v.7

(2003-09-01発行、978-4063606140)

v.8

(2003-09-01発行、978-4063606157)

v.9

(2003-10-01発行、978-4063606287)

v.10

(2003-10-01発行、978-4063606294)

v.11

(2003-11-01発行、978-4063606492)

v.12

(2003-11-01発行、978-4063606508)

サイコメトラーEIJI 講談社〈講談社プラチナコミックmini〉

(2005-04-01発行、978-4063715309)

サイコメトラーEIJI 講談社〈講談社プラチナコミックス〉

(2011-05-01発行、978-4063748468)

(2011-06-01発行、978-4063748567)

(2011-07-01発行、978-4063748727)

(2011-08-01発行、978-4063748932)

(2011-09-01発行、978-4063749120)

(2011-10-01発行、978-4063749328)

(2011-11-01発行、978-4063749571)

(2011-12-01発行、978-4063749779)

(2012-01-01発行、978-4063749946)

(2012-02-01発行、978-4063750089)

(2012-03-01発行、978-4063750225)

(2012-04-01発行、978-4063750362)

(2012-05-01発行、978-4063750584)

サイコメトラーEIJI 講談社〈KCDX〉

(2015-05-01発行、978-4063771893)

サイコメトラー 15巻 講談社〈ヤンマガKC〉

第1巻

(2011-10-01発行、978-4063820928)

第2巻

(2011-11-01発行、978-4063821024)

第3巻

(2012-02-01発行、978-4063821352)

第4巻

(2012-04-01発行、978-4063821604)

第5巻

(2012-07-01発行、978-4063821963)

第6巻

(2012-09-01発行、978-4063822168)

第7巻

(2013-03-01発行、978-4063822748)

第8巻

(2013-04-01発行、978-4063822830)

第9巻

(2013-05-01発行、978-4063822960)

第10巻

(2013-10-01発行、978-4063823608)

第11巻

(2013-11-01発行、978-4063823714)

第12巻

(2014-02-01発行、978-4063824261)

第13巻

(2014-05-01発行、978-4063824629)

第14巻

(2014-07-01発行、978-4063824865)

第15巻

(2014-12-01発行、978-4063825268)

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