『NARUTO』終了後の未来を描いたスピンオフ
本編となる『NARUTO』は、集英社「週刊少年ジャンプ」で1999年43号から2014年50号まで連載された、岸本斉史の超人気作品。連載中にテレビアニメやゲーム、アニメ映画など、さまざまなメディアミックスが展開されたほか、2014年度「芸術選奨」で文部大臣新人賞メディア芸術部門を受賞するなど、社会現象になるほどの人気を博した。本作は、うずまきナルトが七代目火影に就任した時代を舞台に、ナルトの親友であるうちはサスケが主人公となり、妻のうちはサクラと共に国外への潜入任務を敢行する。
親友を救うため任務を遂行
本作は、うずまきナルトが難病に倒れたことから物語が始まる。うちはサスケは、かつてナルトと同じ病にかかりながら自力で治したという「六道仙人」の足跡をたどり、長らく鎖国していた烈陀(レダク)の国を訪れる。そして現在は、牢獄として利用されているタタル天文学研究所に潜入し、病気の治療法を探る。一方、医者としてあらかじめ研究所に潜入していた妻のうちはサクラは、ナルトの病気が尾獣を身体に入れていることで起こるチャクラ管の動作不良と推測し、研究所に飛来した隕石(いんせき)に含まれているという「極粒子」が特効薬になることを突き止める。
タタル天文学研究所で渦巻く陰謀
うちはサスケとうちはサクラは極粒子の入手を試み、その在処(ありか)が記されているという「天体絵図」を求めて行動を起こす。だが、タタル天文学研究所では、「瑪瑙」と呼ばれる巨大な獣が我が物顔で歩き回っており、研究所の所長であるザンスールにはサスケの瞳術が無効化されるなど、明らかに異常な環境であることに戦慄する。二人は、研究所で知り合ったジジの助言をもとに天体絵図の探索と解明を続け、やがてザンスールの企てる恐ろしい野望を知り、彼と対峙(たいじ)する決意を固める。
登場人物・キャラクター
クレジット
- 原作
-
岸本 斉史 , 江坂 純
ベース
NARUTO-ナルト- (なると)
おちこぼれ忍者だったうずまきナルトが、戦いの中で仲間との絆を深め、英雄へと成長していく姿を描く。集英社「週刊少年ジャンプ」1999年43号から2014年50号まで連載。海外での人気も高く、主人公のうず... 関連ページ:NARUTO-ナルト-
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書誌情報
NARUTO―ナルト―サスケ烈伝 上 集英社〈ジャンプコミックス〉
(2023-02-03発行、 978-4088834825)
NARUTO―ナルト―サスケ烈伝 下 集英社〈ジャンプコミックス〉
(2023-06-02発行、 978-4088836140)