あらすじ
日夜、立派な忍者になるために修行を重ねているロック・リーは忍術がまったく使えない体術特化型の珍しい忍者。そんなリーの目標は「忍術が使えなくても立派な忍者になること」だった。今日も同じ班でしのぎを削っている天才エリート忍者の日向ネジと忍具使いでツッコミには定評のあるテンテンと共に修行に励んでいたが、ふと自分が尊敬する師であるマイト・ガイが「いろんな忍術が使えないと忍者としてダメ」という会話をしている所を目撃してしまう。そこで、リーは使えもしない忍術をどうにか持ち前の体術で再現しようとするのだった。
メディアミックス
TVアニメ
2012年4月から2013年3月にかけて「NARUTO -ナルト- SDロック・リーの青春フルパワー忍伝」というタイトルでむらた雅彦監督、拙者五郎監督によるTVアニメがテレビ東京系列で放送された。キャラクターデザインは田中ちゆき、音楽は阿部純、武藤星児らが担当している。コミック版のギャグテイストはそのままに、今の子供たちはもちろん、その親世代でも理解できないような古いネタや社会風刺、メタ発言などが多く盛り込まれている。
ゲーム
「NARUTO -ナルト-SDパワフル疾風伝」というタイトルでニンテンドー3DS用ゲームソフトがバンダイナムコゲームスより2012年11月29日に発売された。ジャンルはアクションゲームで、本作『ロック・リーの青春フルパワー忍伝』同様にデフォルメされたキャラクターたちが登場し、画面狭しと動き回る内容になっている。
登場人物・キャラクター
ロック・リー (ろっくりー)
忍術の才能が皆無で、忍術がまったく使えない珍しい忍者。その代わり、人一倍の努力を重ねることができる努力家で体術に秀でている。目標は「忍術が使えなくても立派な忍者になること」で、尊敬する人物は自分の所属している班長であるマイト・ガイ。また、カカシ班の春野サクラのことが好きで執拗にアプローチを繰り返している。
テンテン
ロック・リーと同じガイ班に所属しているくノ一。変人の多いガイ班のなかでは最も普通の感性を持つ常識人であり、ツッコミ役に回ることが多い。目標としている忍者は五代目火影の綱手。
日向 ネジ (ひゅうが ねじ)
ロック・リーと同じガイ班に所属している少年で、リーがライバル視しているエリート忍者。その実力は周りから「天才」と称されるほど。当初は忍術の使えないリーを見下していたが、何度も自分に挑んでくるうちにとうとう互角に渡り合えるまでになったリーのことを、現在では実は認めている。非常に真面目な性格だが、その性格が災いして予想もしないところでボケることがある。
マイト・ガイ (まいとがい)
ロック・リーの所属するガイ班の班長を務める木の葉隠れの里の上忍で、リーから尊敬される師匠。リーたちと共に奇妙な技を生み出したりとふざけることも多いが、リーたち班員のことを立派な忍者に育てることが夢という、指導者としてしっかりした一面もある。
はたけ カカシ
うずまきナルトの所属するカカシ班の班長を務める木ノ葉隠れの里の上忍。忍者としての実力と資質は「天才」と称されている日向ネジも認めるほど。「イチャイチャタクティクス」をはじめとした女性にモテるための本「イチャイチャシリーズ」を常に持ち歩き愛読している。
うずまき ナルト
カカシ班に所属している、かつて落ちこぼれ忍者と卑下されていた少年。現在も下忍ではあるが、成長のスピードには目を見張るものがあり、その実力は既に師であるはたけカカシをも上回っている。
九尾 (きゅうび)
うずまきナルトの中に住まう狐の魔獣。普段は身体の中に封印されているが、その封印が解かれるとナルトは九つの尾を生やし我を失って暴走してしまう。山中いのが「心逆身」でロック・リーとナルトの精神を入れ替えた際には、暴走時になぜかナルトの眉毛に尻尾が生えてしまった。
春野 サクラ (はるの さくら)
カカシ班に所属しているくノ一。ロック・リーから好意を寄せられ度々アプローチをされているが、デートの誘いやプロポーズはすべて断っている。腕っぷしが強く力が有り余っており、ただツッコミを入れるだけなのに相手を殴ってボコボコにするシーンがしばしば見受けられる。
サイ
カカシ班に所属している少年。影の精鋭部隊「暗部」出身の忍者で感情を殺す訓練を受けていたせいか、人前での感情表現が苦手。さまざまな本を読んでおり、本の知識に倣って人と仲良くするために積極的にあだ名で呼んだりするなど個人的に努力はしている。ちなみに本人に悪気はないものの、そのあだ名は大抵相手を侮辱しているものが多い。
ヤマト
影の精鋭部隊「暗部」出身の忍者で、「暗部」のなかでも相当の手練れ。初代火影の細胞を持っているため、ほかの忍者では使用できない木遁忍術を使用できる。普段は物腰が柔らかく温和な性格だが、「恐怖による支配も嫌いではない」という言葉も口にしており、時々「暗部」所属であることが垣間見える恐ろしい表情をすることがある。
うちは サスケ
以前カカシ班に所属していた少年。現在は木ノ葉隠れの里を抜けた抜け忍となっている。ロック・リーが主役であることが不満で、心の中では自分が主役の漫画が出ればいいと思っている。
夕日 紅 (ゆうひ くれない)
日向ヒナタ、犬塚キバ、油女シノらを取りまとめる班長を務めるくノ一。猿飛アスマとは恋人同士で、よく2人でいることから、周りからからかわれたりすることもある。テンテンの発案でマイト・ガイの代わりに一時的にガイ班の班長となったことがあったが、ロック・リーたちの女子力が上がっただけで、結果的に男くさいガイ班にはまったく合わなかった。
日向 ヒナタ (ひゅうが ひなた)
日向ネジのいとこで同じ日向一族の少女。うずまきナルトを近くで見ると失神してしまうほど彼に好意を寄せているが、引っ込み思案の性格でその気持ちをうまく伝えられずにいる。一人で部屋にこもり、自分とナルトの人形を使っていちゃいちゃさせて楽しむなど、妙な行動もしばしば見受けられる。
犬塚 キバ (いぬつか きば)
日向ヒナタ、油女シノらが所属する班のメンバーの忍者。班のなかではヒナタやシノを引っ張っていくリーダー的な存在だが、すぐに調子に乗るタイプ。喜怒哀楽もはっきりしていてとても分かりやすい性格をしている。
油女 シノ (あぶらめ しの)
日向ヒナタ、犬塚キバらが所属する班のメンバーの忍者。体中に虫を飼う「虫使い」で、基本的に冷静沈着で表情を変えたりしない。キバから「ウキウキしている」と勘違いされていた場面もあるが、真相は小さくなったロック・リーと日向ネジとテンテンが虫のいる服の中に入り込んで飛び跳ね、服が盛り上がっていただけであった。
猿飛 アスマ (さるとび あすま)
奈良シカマル、山中いの、秋道チョウジをとりまとめるアスマ班の班長。班のメンバーがポテチの味で揉めた時には「サワークリームオニオン派」として第四勢力になりかけたが、他の3人の推す「うすしお」「コンソメ」「のりしお味」は必ず売っているという事実にショックを受け、のりしおの袋を被って飛んで行ってしまった。
奈良 シカマル (なら しかまる)
木ノ葉隠れの里に所属する、IQ200を誇る天才忍者。「めんどくせぇ」が口癖で面倒なことを避けたがる性分だが、何かと騒動に巻き込まれてその類まれな頭脳をくだらないことに使うことが多い。
山中 いの (やまなか いの)
木ノ葉隠れの里に所属するくノ一。本作『ロック・リーの青春フルパワー忍伝』においては目立った活躍の場はないが、奈良シカマルと秋道チョウジと言い争ったポテチの争いではコンソメ派の女王としてようやく活躍の場が与えられた。
秋道 チョウジ (あきみち ちょうじ)
木ノ葉隠れの里に所属する体格のいい忍者。普段は温厚だが他人から「デブ」と言われるのを極端に嫌い、「デブ」と言われると「ポッチャリ系だー!」とキレる傾向がある。同じ班である奈良シカマルとは小さい頃からの親友で、お互い信頼しあっている。
綱手 (つなで)
木ノ葉隠れの里の長である「火影」を務める女性。医療忍術が得意だが、凄まじい怪力の持ち主でもあり、攻守共に優れたくノ一。見た目は非常に若々しいが、実際は化粧と術を用いて若作りをしているだけで実年齢は50歳を超えている。テンテンの憧れる忍者。
シズネ
綱手の付き人の女性。31歳で未婚のため結婚をあせり、見た者を必ず好きになってしまうという「ひとめぼれの術」の術式が書かれた巻物を手に入れて何かを企んでいた。しかし、間違って意中ではない里の男たちにこの巻物を見せてしまい不本意なモテ方をしてしまった。
自来也 (じらいや)
木ノ葉隠れの里において綱手、大蛇丸と並んで「伝説の三忍」と呼ばれた者の一人。忍者としての実力もさることながら、うずまきナルトの力を引き出した師匠でもあり育成力にも優れている。しかし、非常にスケベなのが難点で、女風呂を覗きに行ったり「おいろけの術」で弟子のナルトを女に変化させ興奮するなど、他の忍者から呆れられるような行動もとる。
大蛇丸 (おろちまる)
木ノ葉隠れの里において綱手、自来也と並んで「伝説の三忍」と呼ばれた者の一人。現在は抜け忍となり、木ノ葉隠れの里に害を及ぼす可能性のある危険人物とされている。不審な動きがあったとして自来也にマークされていたが、実際は休みを利用して木ノ葉隠れの里に温泉につかりに来ただけだった。
薬師 カブト (やくし かぶと)
大蛇丸と常に行動をしている側近。木ノ葉隠れの里に温泉目当てで来ていた大蛇丸と共に20話でようやく初登場を果たした。だが、この時はシャンプーハットを被っているところを木ノ葉隠れの里の面々に見られるという間抜けなシーンで、「初登場だというのにコレはまずい」と危機感を覚えていた。
猿飛 木ノ葉丸 (さるとび このはまる)
木ノ葉隠れの里に所属している下忍。ロック・リーやうずまきナルトらと一緒に行動することが多く、特にナルトとは共に「お色気の術」で女性に変化したりして互いにふざけあっている。また、その男バージョンである「おいろけ・男どうしの術」という忍術を使い春野サクラを興奮させたこともある。
日向 ヒアシ (ひゅうが ひあし)
日向一族の宗家の当主で、日向ヒナタの父親で日向ネジの叔父にあたる人物。ロック・リーとうずまきナルトが戦った際に、ナルトが「口寄せの術」で呼び寄せた巨大なガマガエルに対抗するためにリーが勝手に連れてきた。その後は火あぶりにされたり、酔っぱらったリーに殴られたりと散々な目に遭う。
日向 ハナビ (ひゅうが はなび)
日向ヒナタの妹。幼少期から忍の才能はヒナタ以上だと言われて期待されていた。ヒナタと手合わせしたいという思いを告白し真剣勝負をしたが、その際には自分の父親である日向ヒアシの臭い靴下を持って近づく「八卦父上の靴下」というくだらない技を披露した。
春野 キザシ (はるの きざし)
春野サクラの父親。木ノ葉隠れの里から抜け忍となったうちはサスケと、サクラが付き合っているのではないかと疑い心配している。サクラに直接真偽を確かめるために、無理をしてサスケの変装を行って近づくなど突飛な行動を取っていた。オヤジギャグを言うのが好きだがそのギャグはとても寒く天候を雪に変えてしまうほど。
オオノキ
岩隠れの里の長である「土影」を務める頑固者として有名な老人。得意な術はあらゆる物の重さを自由に変化させるというもので、自身にもその術をかけて普段は浮かんで移動を行っている。ひどい腰痛持ちで、ついには自らの術で腰を削ってしまった。
照美 メイ (てるみー めい)
霧隠れの里の長である「水影」を務める30歳の女性。未だに結婚できていないことを気にしていており「けっこう」や「決行」を「結婚」と聞き間違えてしまうほど。物を溶かす術を得意とする。
我愛羅 (があら)
木ノ葉隠れの里から遠く離れた場所にある、砂隠れの里の長「風影」を務める少年。ロック・リーとは以前戦ったことがあり、その際は見事に勝利した。表向きはクールを装っているが、間違ってリーを砂で攻撃した際には大いに動揺するなど、メンタルが弱い。
カンクロウ
木ノ葉隠れの里から遠く離れた場所にある砂隠れの里の忍者。「風影」を務める我愛羅の兄。人形を操る「傀儡の術」を得意としており、珍しい人形には目がない。テマリと人形がうまいこと合わさった時には、そのまま操ろうとワクワクしていた。
テマリ
木ノ葉隠れの里から遠く離れた場所にある砂隠れの里の忍者の少女。「風影」を務める我愛羅の姉。過去にテンテンと戦ったことがあり、その際は圧勝している。また、作中で何かと奈良シカマルと2人きりで同じコマに描かれていることをネタにされ、周りから冷やかされている。
雷影 (らいかげ)
雲隠れの里の長である「雷影」を務める男性で、キラービーの兄。筋肉質で非常に屈強な体の持ち主で、その見た目通りの熱血漢で豪快な性格をしている。また、これまで里と里が争うことを見てきたので、忍び同士が憎しみ合うのも当然と考えている。
キラービー
雲隠れの里の長である雷影の弟。ラップ調でしゃべる陽気な性格をしているが、テンテンにはただダジャレを言っていると思われていた。ロック・リーやマイト・ガイとは波長が合うようで、初対面から間もなくして仲良くなった。
サムイ
雲隠れの里に所属している女忍者でオモイたちの隊長を務めている。名前の通りクールな性格で「忍者ならクールであるべき」という信条を持つが、ロック・リーやマイト・ガイなどの暑苦しい面々を見てショックを受ける。
オモイ
雲隠れの里に所属している男性で、キラービーの弟子。初めて木ノ葉の里の面々であるロック・リーやテンテンを見た際にはキラービーに弟子入りする忍者だと勘違いし、「同じ弟子であるオレをボコボコにしようとしている」などと考えるマイナス思考の持ち主。
アツイ
雲隠れの里に所属しているくノ一で、キラービーの弟子。オモイとは正反対の性格で、常にポジティブ。オモイが雷影の髪を誤って切ってしまった時も、オモイはマイナス思考に陥っていたがアツイは「案外気に入るって」とポジティブな発言をしていた。
ダルイ
雲隠れの里に所属している男性で、その名のとおり常に気怠そうにしている。黒い雷を操る忍術が得意で先代の雷影から「雷」を刻むことを唯一許された稀有な存在。「雷遁・黒班差」という技を繰り出す際に、誤って「雷遁・黒ぱんてぃ」と言ってしまい黒ぱんてぃの雷を雷影に浴びせてしまう失態を犯した。
水月 (すいげつ)
木ノ葉隠れの里から抜け忍となったうちはサスケと共に行動する青年。自分の身体と同じくらいの大剣を武器として使用するが、自分の身体を水と同様の状態にする水遁系の忍術も得意としている。雷系の忍術には弱く、ロック・リーが下敷きを利用して起こした静電気ですら大ダメージを受けていた。
香燐 (かりん)
木ノ葉隠れの里から抜け忍となったうちはサスケと共に行動するくノ一。非常に勝気な性格で、口調も乱暴。しかし、好意を抱いているためサスケにだけは別人のようにデレデレと接する。日向ネジの忍術「白眼」で見られた結果、「ツンデレメガネ」と判断された。
重吾
木ノ葉隠れの里から抜け忍となったうちはサスケと共に行動する青年。小鳥たちとコミュニケーションをとるなど一見物静かで優しそうだが、実は自分の気持ちをコントロールすることができずにすぐにキレてしまう二重人格。また、一度キレてしまうと言葉づかいも悪くなり、掲載できない放送禁止用語を連発する。
ペイン
S級犯罪者集団「暁」のリーダーを務める男性。ロック・リーと初対面の際にはアジトでつまずいて、派手に顔面から転ぶも、その後何事もなかったかのように立ち上がり自分が神であることをキメ顔で説明した。
うちは イタチ
S級犯罪者集団「暁」メンバーの男性でうちはサスケの兄。元々、木ノ葉隠れの里に所属していた忍者だったが、抜け忍となってからは手配書に描かれるほど有名な犯罪者となっている。幻術が得意で暁のアジトに侵入したロック・リーに大量のカラスの幻術を見せたが、当の本人はそのカラスのフンまみれにされていた。
干柿 鬼鮫 (ほしがき きさめ)
S級犯罪者集団「暁」メンバーの男性。メンバーの中ではうちはイタチと共に行動をすることが多く、互いに信頼している。
デイダラ
S級犯罪者集団「暁」メンバーの男性。芸術とは「美しく儚く散る一瞬の美」を表すものとしており、正反対の考え方を持つサソリとはよく対立している。爆破忍術を得意とし、芸術とは何かと問われたロック・リーがマイト・ガイの写真を出した際には容赦なく爆破した。
サソリ
S級犯罪者集団「暁」メンバーの男性。芸術とは「永く美しく後々まで残る永久の美」を表すものとしており、正反対の考え方を持つデイダラとはよく対立している。傀儡忍術を得意としており、自身も傀儡のように首を真後ろに回すことができる。
角都 (かくず)
S級犯罪者集団「暁」メンバーの男性。「信じられるのは金だけだ」と豪語するほど金に対する執着が強く、「暁」内では「サイフ役」を担っている。黒い繊維状の触手を操ることができるが、ロック・リーからはそのため「わき毛が長い人」と勘違いされていた。
飛段 (ひだん)
S級犯罪者集団「暁」メンバーの男性で、「ジャシン教」という新興宗教を信じている信仰者。ロック・リーにも神への祈りを勧めるが、その際には同じ「暁」メンバーの角都から「あいつは特別変わっている」と言われていた。また、自分自身を傷つけ「きもちイイ」と恍惚の表情を浮かべた際にはテンテンに引かれていた。
小南 (こなん)
S級犯罪者集団「暁」メンバーの紅一点。主に「暁」のリーダーであるペインと共に行動している。紙を用いた術が得意で、ロック・リーに対して紙で作った花束を渡して歓迎した。飛段によれば、ちまたでは「天子様」と呼ばれているという。
集団・組織
暗部 (あんぶ)
木ノ葉隠れの里に所属する暗殺やスパイなど過酷な任務を行う影の精鋭部隊。活動時にはメンバー全員が顔を隠す面をつけて素性を隠して行動する。はたけカカシやヤマト、サイなどがこの「暗部」に所属していた。正式名称は「暗殺戦術特殊部隊」。
暁 (あかつき)
一癖も二癖もあるS級犯罪者ばかりの危険な小集団。ガイ班が「暁」のアジトを見つけ出す任務を担っており、ロック・リーがたまたま入った洞窟が組織のアジトとなっていることを突き止めた。アジトにはクローゼットがあり、「暁」のメンバーが着用する衣装の予備が入っている。
場所
木ノ葉隠れの里 (このはがくれのさと)
ロック・リーが暮らしている里。忍者たちが日夜任務や修行に励む隠れ里である。木ノ葉隠れの里は「火影」と呼ばれる長が治めており、現在の火影は五代目で綱手がその任に就いている。
雲隠れの里 (くもがくれのさと)
五大国のひとつである「雷の国」と呼ばれる国に存在する忍の隠れ里。長は「雷影」が務めており、里の特徴としては武闘派の忍者が多く存在することや褐色肌の人種が多いことがあげられる。
砂隠れの里 (すながくれのさと)
五大国のひとつである「風の国」と呼ばれる国に存在する忍の隠れ里。長は「風影」が務めており、現在は我愛羅がその役を担っている。木ノ葉隠れの里とは同盟状態にあり、友好的な関係を築いている。
その他キーワード
白眼 (びゃくがん)
日向ネジが使用する忍術。発動中は360度の視界と透視能力、望遠能力を得ることができる。本作『ロック・リーの青春フルパワー忍伝』では物を探すことに使う他、スナックの中身を確認したり、エロ本を買うために店の中にいる人を確認するなど、くだらないことに使用されることが多い。
心逆身 (しんぎゃくしん)
山中いのが使用する山中一族の中でも強力な秘伝奥義で、2人の精神を入れ替えることができる。女湯を覗いていたロック・リーとうずまきナルトから、覗いていたことを正当化する熱弁をふるわれた時につい発動させてしまい、リーとナルトの精神を入れ替えてしまった。
火影酒 (ほかげしゅ)
お花見で綱手のために日向ネジが用意した名酒中の名酒。「伝説の三酒」のひとつとして数えられている。綱手はこの酒を飲むことを楽しみにしていたが酒に極端に弱いロック・リーが匂いを嗅いだだけで酔っぱらってしまい、折角のお花見がめちゃくちゃになってしまう原因となってしまった。
鮫肌 (さめはだ)
干柿鬼鮫が所持している大刀。斬るのではなく、無数についている刃をもってして相手を削り取るといった変わったものとなっている。また、自らの意思をもっており「たたいてかぶってジャンケンポン」に参加したいがためにヘルメットとハンマーを所持したことがある。
クレジット
- 原作
ベース
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