迫稔雄のデビュー作にして代表作。現代日本を舞台に、「嘘喰い」の異名を持つ天才ギャンブラーの貘と、あらゆる賭博を取り仕切る秘密組織「賭郎(かけろう)」との対決を描いた物語。貘は、パチンコ店で出会った青年、梶の借金問題を解決する過程で賭郎と接触し、組織の立会人や幹部と麻雀、ポーカー、バカラなどの既存のギャンブルから、オリジナルのゲームまで多種多様なギャンブル勝負に挑んでいく。本作は心理戦や駆け引きに加えて、格闘技や銃撃戦といった物理的な暴力描写が頻繁に登場する点が特徴のギャンブル漫画。賭郎は日本社会の政治・経済・暴力団を影であやつる存在であり、ギャンブルには「命を賭ける」という絶対的なルールが存在し、敗者は物理的に排除されるという独特の世界観が構築されている。集英社「週刊ヤングジャンプ」2005年48号に読み切りが掲載されたのち、2006年24号から2018年3・4合併号まで連載。OVAが2012年10月刊行のコミックス第26巻アニメDVD付き限定版に付属。実写映画(劇場)が2022年2月11日に公開された。