病弱な美少女生徒会長に主人公が翻弄されるラブコメディ漫画。物語の舞台となるこの学校には、成績優秀で容姿端麗、いつも凛々しくかっこいい生徒会長がいる。その名は、鷲宮ヒカリ。超ド級のお金持ちである彼女は、実家の仕事を手伝うために学校を休みがちなのだが、実はそれは嘘。彼女が休む真の理由は、1人で着替えもできないほど病弱だからだった。その秘密を知った生徒会副会長・木瀬蒼汰(きせそうた)は、ヒカリの着替えを手伝わされることになる。
1年庶務・真中雀(まなかすずめ)、2年会計・鵜飼清史郎(うかいせいしろう)、3年書記・五陵美鶴(ごりょうみつる)、そして2年副会長・木瀬蒼汰。彼ら生徒会メンバーの頂点に君臨するのが、1年生でありながらその優秀さゆえに生徒会長となった鷲宮ヒカリだ。ヒカリは大抵の時間を病院で過ごしており、学校にはあまり登校しない。それで生徒会長の仕事ができるのかと思うだろうが、彼女は各教室と生徒会室に取り付けられた監視カメラで校内を常にチェックし、何か問題が起こっても対処できるようにしている。しかし彼女には、制服を着ないと生徒会長のスイッチが入らず、1人では着替えられないという問題があった。その秘密を知った蒼汰は、彼女を着替えさせる役目を仰せつかる。秘密の行為を通して、2人の距離は徐々に縮まっていく。
スクールカーストトップの美少女生徒会長と平凡な男子高校生が織りなす、ちょっと変わったスクールライフ漫画。生徒会長の鷹峰高嶺(たかみねたかね)は、スクールカーストで表すなら頂点を超えた埒外の存在、神とも言える人物だ。一方、主人公の白田孝志(しろたこうし)は、鷹峰とは比べるのもおこがましい、存在感の薄い存在である。ある日、白田は鷹峰の着替えの場面に遭遇し、彼女の胸を見てしまう。それがきっかけで、白田は鷹峰が持つ秘密の能力を知ることになった。
鷹峰が有する能力とは「未だ穢れ知らぬ乙女(エターナル・バージンロード)」。下着を脱ぐと、したことをなかったことにできる力だ。例えばテストで悪い点を取っても、下着を脱ぐという行為をすればそれをなかったことにし、良い点を取ったという未来だけを確定することができる。そして、周囲の人間は変えられた記憶を覚えていない。しかし、鷹峰の生おっぱいを見てしまうと、その人物にだけは「あったこと」の記憶が残ってしまう。白田は鷹峰の生おっぱいを見てしまったため、鷹峰が事象を改変しても改変される前の記憶が残るようになっていた。能力を使うと、脱いだ下着は消滅してしまう。鷹峰は白田の記憶が残ることを利用し、彼を自分の替えの下着を持ち歩くクローゼット係に任命する。
学園内で起こる問題の数々を生徒会のメンバーが解決していく様子を描いた、西尾維新原作の学園異能インフレ言語バトル漫画。箱庭学園に、1年生の生徒会長が誕生した。その名は、黒神めだか。98パーセントという圧倒的な支持率を得て生徒会長となった彼女は、全校生徒が24時間365日どんな悩みも投書できる目安箱、通称「めだかボックス」を設置。寄せられた数々の悩みや問題を解決すべく、仲間たちと共に奮闘する。2012年4月にテレビアニメ化された。
全国模試では常に上位をキープ。偏差値は90を記録し、手にした賞状やトロフィーは数しれず。運動神経も抜群で、容姿端麗。しかも実家は大金持ちという規格外の人間が、主人公の黒神めだかだ。彼女は生徒たちの悩みを解決するため、幼なじみの人吉善吉(ひとよしぜんきち)と共に、学園内を奔走する。当初はめだかが人並み外れた才能を駆使して学園内の問題を解決していく物語だったが、徐々に超人的な人間を人為的に生み出す「フラスコ計画」を進める学園側との異能力バトルものにシフトしていった。様々な問題を通して強くなる仲間との絆、そして完璧であるがゆえに人間的な欠点を抱えていためだかの成長が、本作の大きな魅力。めだかと仲間たちの活躍を奇想天外な物語と共に楽しもう。
名門高校の生徒会執行部がハチャメチャな学園生活を送る、学園コメディ漫画。私立愛鷹高等学校の生徒会執行部室は、通称「よいこの家」と呼ばれ、一種の学校名物となっている。主人公は、よいこの家のトップである生徒会長の久遠廉(くおんれん)。彼は遅刻はするわ、授業はサボるわ、成績は悪いわという問題ばかりを抱えた、元最強のチビッコ不良だった。そんな久遠を中心とした個性豊かな生徒会メンバーたちが、今日も楽しく破天荒な学園生活を繰り広げる。
中学時代、荒れに荒れていた久遠。そんな彼が生徒会長という生徒を代表する立場に就いたのは、秋葉裕介(あきばゆうすけ)との出会いがきっかけだった。秋葉は生徒会副会長をしており、成績優秀で教師からの信頼も厚い人物だ。秋葉が推薦したことにより、久遠は生徒会長となった。しかし、久遠は生徒代表挨拶や実行委員会出席などを秋葉に任せており、様々な面で秋葉のほうがしっかりしていることから、生徒会長は秋葉であると勘違いされがち。全てが正反対の2人は、会計の弁天小雪(べんてんこゆき)、書記の梅林杏里(うめばやしあんり)と共に、独自の方法で学校を盛り上げていく。元ヤン会長と優等生副会長コンビの友情と、よいこの家メンバーの絆、学校生活を通して成長していく久遠の様子などが見所の作品だ。
頭脳明晰な高校生の男女がプライドを懸けた恋愛頭脳戦を展開する、学園ラブコメディ漫画。舞台となるのは、将来有望なエリートたちが通う名門校・秀知院学園。生徒会長の白銀御行(しろがねみゆき)と副会長の四宮かぐやはどちらも非常に優秀な生徒で、2人は互いに想い合っていた。どちらかが告白すれば問題なく恋人になれるのだが、プライドが高い2人は、いかにして相手から告白させるかを考えるようになる。2019年1月にテレビアニメ化。2019年9月に実写映画化された。
巨大財閥「四宮グループ」の令嬢で「万能型の天才」である四宮かぐや。学園内では少数派である一般階層出身者でありながら、高い学力と模範的な振る舞いで全校生徒から圧倒的な支持を得ている白銀御行。2人は確かに天才なのだが、恋愛に関してはズレたところがあり、両想いのはずなのにその仲はなかなか進展しない。どちらも優秀な頭脳をフルスロットルにしてあの手この手で相手の告白を促すのだが、その様子は本人たちが真剣な分、余計に笑いが込み上げてくるものだ。コメディかと思っていたら、不意にガチな恋愛模様や青春ストーリーが差し込まれるため、読者は気が抜けない。好きになったほうが負け。2人の恋愛頭脳戦はどちらに軍配が上がるのか。ときめきと笑いに溢れた物語を堪能しよう。