漫画やアニメだけが、”オタク”の世界じゃない。好きな道を極めれば、自ずと”オタク”になっていく。そして始まる「恋」。険しい”オタク”道を行くもの達の「恋」とは…!?
”オタク”の「恋」とは一体…⁉
出典:小学館
漫画やアニメだけが、”オタク”の世界じゃない。好きな道を極めれば、自ずと”オタク”になっていく。そして始まる「恋」。険しい”オタク”道を行くもの達の「恋」とは…!?
出典:マンガペディア
作者・島本和彦のほぼ分身であるマンガ家・焔 燃(ホノオ モユル)の若き日々を描く自伝的作品。大作家芸術大学・映像計画学科1回生の焔が繰り広げる、青春と恋の物語だ。多くのクリエイターが実名で登場し、同大学に通う庵野秀明に恐怖を覚えたり、デビューした高橋留美子やあだち充を目にして自信を喪失するなどのエピソードも描かれる。
作品冒頭の注意書きには「この物語はフィクションである。」とあるが、物語はほぼ実在の作品・人物・団体等を描く形で繰り広げられる。1980年代当時の漫画やアニメの歴史を、自然に振り返えれるとともに、現在もオタク分野の第一線で活躍する面々の若かりし頃の素顔も描かれ、面白おかしく楽しめる。ものづくりに携わる人には、とても刺激的に映るだろう。焔の恋は、こじらせたオタクの”もどかしい恋”そのもの。オタクが恋をすると、こういう行動を取るであろうという姿が描かれている。
出典:マンガペディア
群雄割拠の戦国時代、後に茶人として有名な古田織部(ふるたおりべ)となる古田佐助が、数寄の道を模索していく歴史漫画。武将としての“出世欲“と、茶の湯や茶器、いわゆる数寄を極めたいという“物欲“の狭間で、佐助は悶絶を繰り返す。やがて佐助は数奇者としての天下獲りを決意し、数寄者の道をひた走っていく。
「数寄者」を現代の言い方に当てはめると、“オタク”そのもの。「はにゃあ」「うぎゃあ」など独特の物言いで茶器などを愛でる古田織部は、合理さよりも感覚で評価する、非常に“オタク”的人物だ。彼の「数寄」への想いは、もはや”恋”に近い。また、作者独特の漫画表現で誇張されたコミカルな戦国武将たちも、それぞれの観念から数寄を愛でており、とても魅力的なキャラクターに仕上がっている。タイトルの「へうげもの」は「ひょうげもの」とよみ、その意味は「ふざける」「おどける」のこと。今までにない価値観から戦国武将を描いた、笑える時代劇だ。
出典:集英社
漫画”オタク”なヒロインと、大好きな漫画のキャラクターにそっくりなヒーローのラブストーリー。高校1年生の高野瀬みわは、過去のいじめが原因で、漫画の世界に浸っていた。しかし、バイブルとしている漫画「きらめきハート」の”星さま”にそっくりな中条桐敦(なかじょうきりあつ)と出会い、現実世界の男子に恋をする。
小学生時代にいじめられたトラウマから、2次元の世界に閉じこもっていた漫画”オタク”の、みわ。白馬に乗った王子様ならぬ、白波に乗ったサーファー・桐敦の登場で、途端に毎日がいつもと違った景色になる。そしてみわに一目惚れした桐敦からの告白を受け入れた彼女は、2人で日常を過ごしていく中で、現実世界のハードルを少しずつ乗り越えていく。内気なオタク少女の成長物語にして、少女漫画の王道ともいえる激甘なラブストーリーだ。
出典:マンガペディア
三十路男と女子高校生の逃避行を描く、過激なラブ・コメディ。自主映画監督で映画”オタク”の主人公・真島アキは、とあることがきっかけで自暴自棄になっていた。そんなときヒロインの鰐淵ミカに出会うが、ミカがはずみで殺人を犯してしまう。2人で逃亡生活を送る中、アキはこの逃亡劇を撮影して映画にしようと決意する。
映画に人生のすべてをかけるアキは、ミカと出会ったことで、まさに「映画」な運命に巻き込まれていく。逃亡劇と共に、謎に包まれたミカの出自も明らかになっていくが、同時にミカに対する想いもどんどん加速していく。ついにはアキの容姿さえも変貌させてしまうほどの、狂おしい想いだ。2人の逃亡劇に興味を持ったライバルの新開(しんかい)エイジも2人の物語に参戦し、アキはミカをかけて、そして己の魂をかけて、この逃避行を撮影する。映画”オタク”ゆえの仁義なき戦いの物語である。
出典:マンガペディア
21世紀後半の宇宙を舞台とするSFラブ・コメディ。超能力を持つニナ・フレキシブルは、民間船の事故をきっかけに出会った17歳年上のダン・マイルドとプラトニックな恋人関係になる。懐古主義でレトロ”オタク”な宇宙飛行士・ダンとニナに訪れる不思議な出来事を、SFの名作に絡めながら描いていく。
文明の最先端ともいえる宇宙パイロットにして、レトロ”オタク”でもある、遊び心に溢れた男・ダン。そんな彼に舞い降りた「恋」はかなりの年の差恋愛だが、ニナとの間にある絆は本物。2人はなぜだかとっても波長が合い、宇宙で繰り広げられる不思議な出来事も、一緒に解決していく。作品のタイトルにもなっている名曲「FLY ME TO THE MOON」の通り、ロマンティックなSFラブコメディだ。ニナとダンの2人が夫婦となって登場し、続編にあたる『ブライトの憂鬱』も合わせて読むのもおすすめ。
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