ホラー漫画でみる≪奇祭・風習≫特集150 Pt.

謎の風習･奇祭がこれでもかと登場するのが諸星大二郎先生の『妖怪ハンター』シリーズ。中でも『海竜祭の夜』の奇祭のインパクトは超特大。鳥居の不思議な配置の理由と謎の神様「あんとくさま」の正体はまさに戦慄の一言。

高校の心霊探偵部の部員たちが心霊現象を次々と解決していく『ゆうやみ特攻隊』。当初はギャグ・テイストで始まった作品ですが、ミダレガミを祭る黒首島を舞台にするようになってからは、閉ざされた島での因習がからむ不気味なオカルト・アクションホラーの要素が強くなっていきます。

童歌をなぞった連続殺人事件の謎を怪奇小説家が追っていくスプラッタ・ホラー『HeRaLD』。後半は主人公の故郷を舞台にとんでもない物語が展開されていきます。

『時じく香と木の実』は、自分たちの一族に繁栄をもたらすため、子供を座敷童的な福の神に変貌させる地方の名家の話。８歳のまま成長しない少女の1人語りで戦慄の物語が進行していきます。