書店が舞台の漫画49 Pt.

読書好き必読! 書店が舞台の漫画を紹介

作成日時:2018-11-16 10:00 執筆者:マンガペディア公式

書店が舞台の漫画

出典:KADOKAWA

電子書籍が本格的に普及してきても、好きな本は紙の書籍で手元に置いておきたいという人もいるだろう。最近は書店の数が減ってきたが、やはり人生に本は必要不可欠。書店で働く店員や、そこを訪れる客を描いた作品をご紹介。


『ガイコツ書店員 本田さん』

出典:KADOKAWA

実在するとある書店に10年間勤務した作者によるエッセイ漫画。勤務中に出会った変わった客の話や、書店員たちの裏エピソードを、面白おかしく取り上げている。主人公・本田をはじめとした登場人物には実在のモデルがいる。ただし、顔が描かれるのは客や一部の著名人のみ。書店員たちは、骸骨頭やフルフェイスヘルメットのような、変わった頭部で描かれている。2018年10月にテレビアニメ化。

本作の舞台は、実在するとある書店だ。そこで勤務する書店員たちは、骸骨頭、フルフェイスヘルメット、兜やペストマスクといった変わった姿をしている。皆、さながら仮装大会のような頭部で描かれているのだ。だが、彼には全員、元になった人物がいる。「ガイコツ書店員」である主人公・本田をはじめ、皆、実在の店舗で働いていた本物の書店員たちがモデルなのだ。マイナーな本をうろ覚えのタイトルを頼りにで探してもらおうとする客。書店には雑誌と付録が別々に搬入されてくる話。本作では、多種多様な書店エピソードが描かれる。キャラクターの見た目こそ奇抜だが、リアルな「書店あるある」ネタが満載の作品だ。


和書洋書問わず、膨大な数の漫画古書を取り扱う、古書店を舞台にしたショートストーリー。さまざまな悩みを抱えた人々が訪れ、そこにある漫画を手に取る。その漫画をきっかけに、ちょっとした何かが変わっていく様が描かれる。主人公・鏑木菜月(かぶらぎ なつき)が、古書店店長として成長していく姿も見どころだ。

大量の漫画古書を扱う古書店「金魚屋古書店」。古書店を訪れる人々は、職業も生き方も様々で、漫画に対する姿勢も千差万別。店長代理・菜月は、お客さんが選んだ漫画を通して、その人生を静かに見つめていく。作中で語られる漫画は、ジャンルを問わず、すべて実在する作品だ。本作では、登場人物が漫画を読んだり購入したりした時に「何を感じたか、なぜ手に取ったか」という、心の動きに焦点が当てられている。登場した漫画作品については、欄外や巻末のコラムで紹介されている。未知の漫画を知る機会をも得られる作品だ。


日本のとある電気街にある、架空の書店「COMICうまのほね」が物語の舞台。強烈な個性をもつ書店員たちが繰り広げる、青春ラブコメディだ。濃いオタク語りや、オタクあるあるといった、「電気街の書店」ならではのエピソードが満載の作品。1話完結のストーリーながら、店員たちの人間関係が変化していく姿が描かれている。2014年にテレビアニメ化。

とある電気街の書店「COMICうまのほね」で、個性豊かな7人の店員たちが活躍する青春ラブコメディ。登場人物は「先生」や「カントク」といったニックネームで呼ばれており、主人公のニックネーム「ひおたん」は「非オタク」から取られている。「COMICうまのほね」は成人向けやBL作品も扱う書店。ひおたん以外の店員は全員が濃厚なオタクだ。最初は一般人としての目線を持っていた「ひおたん」。次第にBL作品に興味を持ち、だんだんオタクとして目覚めていく。本作では、ギャグを交えながら、「好きなもの」に対する情熱・愛情が熱く語られている。登場人物たちの恋愛事情も注目ポイントだ。ややこしい三角関係から、相思相愛なのに一歩踏み出せない関係まで、行く末が気になる様々な恋愛模様が描かれている。


『本屋の森のあかり』

出典:講談社

書店員が恋も仕事もひたむきに頑張る姿を描いた日常系コミック。主人公・高野あかりは、東京の大きな書店で働くことになる。そこで出会ったのが、読書狂の副店長・寺山杜三(てらやま もりぞう)。あかりと、副店長と、ちょっと毒舌な同期・加納緑(かのう みどり)。この3人の間で複雑な恋愛模様が展開される。

主人公・高野あかりは書店員。ある日、勤めていた地元の支店から、東京の本店に異動することになる。そこで出会ったのは、人間よりも本を愛する読書狂の副店長・寺山杜三。彼は1ヶ月で300冊以上の本を読む。それから、あかりの同期で、プライドが高く毒舌な加納緑。彼女は何よりも本を愛する女性だ。本作では、3人が互いの恋愛や様々な客との触れ合い、仕事上のトラブルを通じ成長していく物語が描かれる。登場人物の異動により人間関係にはたびたび変化が訪れ、終始目が離せない。また、各話のタイトルは実在する本の題名を冠している。例えば、「ロビンソン・クルーソー」や「銀河鉄道の夜」だ。それぞれの本が、本作のエピソードにどのように絡んでいくかにも注目してほしい。


大人気ライトミステリノベル「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズのコミカライズ作品。人見知りだが古書に深い造詣を持つ「ビブリア古書堂」の店主・栞子(しおりこ)。主人公・五浦大輔(ごうら だいすけ)が、彼女と出会ったところから物語が始まる。2人は客が持ち込む古書にまつわる謎を推理し、様々な問題を解決していく。

本作の舞台は、北鎌倉駅の古書店「ビブリア古書堂」。人見知りだが古書については並外れた知識を持つ栞子が店主を務めている。ビブリア古書堂に、幼い頃のある出来事のため「活字恐怖症」となった五浦大輔が、アルバイトとしてやってくる。そして、ビブリア古書堂に持ち込まれる「日常で起きるちょっとした事件」を、2人で解決していく。貴重な初版本の鑑定や古本の査定など、古書店の仕事のノウハウを活かし、事件を推理していくのだ。栞子は普段は無口だが、古書のことになると途端に饒舌になり、途切れることなく解説や感想を述べる。そのうんちくを聞かされる大輔は、戸惑いつつ栞子の話に根気よく付き合う。日常に潜む謎を通じて、本に対する愛情がていねいに綴られた作品だ。


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