恋愛の形は様々で、二人だけの関係でおさまらない時がある!! 三人以上の人間が恋愛関係に同時に陥ること、すなわち三角関係。物語の進行と合わせて複雑に展開していく登場人物達の関係性、それぞれの想い、葛藤に対して萌える人間がいてもいいではないか!! ドロドロしたものから、スッキリ終わるものまでご紹介する。
恋愛がテーマの物語はたくさんある。互いの想いの方向がすれ違うことだってあるのだ。時に切なく、苦しい想いを呼び起こす――。そんな、三角関係が描かれたドラマを幾つかご紹介する。
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恋愛の形は様々で、二人だけの関係でおさまらない時がある!! 三人以上の人間が恋愛関係に同時に陥ること、すなわち三角関係。物語の進行と合わせて複雑に展開していく登場人物達の関係性、それぞれの想い、葛藤に対して萌える人間がいてもいいではないか!! ドロドロしたものから、スッキリ終わるものまでご紹介する。
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マクロスシリーズ3作品目となる今作品では、ヴァルキリーのパイロットである「早乙女アルト」と銀河の妖精と謳われる歌姫「シェリル・ノーム」、オーディションを勝ち抜いて歌手として脚光を浴びる「ランカ・リー」の三名が織りなす恋愛模様が特徴の一つ。謎の宇宙生物「バジュラ」との戦いの中で、パイロットとして躍進しようとする「アルト」に惹かれる「シェリル」。そんな彼女にずっと憧れて歌手を目指してきた「ランカ」もまた、「アルト」との唐突な出会いから交流を深めていくうちに、彼に惹かれていく。この場合、二人の女性から想いを寄せられる「アルト」は、どちらとも心を通わせていく内に、葛藤を繰り返すのである。あまりドロドロとした三角関係ではないが、それぞれが純真で、一途な想いを抱いていることが分かる為、作品を見ている側としては、どちらとくっついても心が傷ついてしまいそうな関係性を描いている。
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主人公の「多田万里」は大学デビューを果たして、様々な人間関係を構築する。やがて、美貌のお嬢様である「加賀香子」と恋愛関係に陥るのだが、どうやら所属するサークルの先輩である「リンダ」も因縁があるようで――? 実は「万里」は高校の卒業式の後に橋から落下したことで記憶喪失となり、それ以前の記憶を失っていたのだ。物語にたびたび登場する「万里の霊魂」は、記憶喪失前の「万里」そのものであり、記憶をなくした「万里」の周囲を漂っている。「万里の霊魂」は、かつての幼馴染であった「リンダ」のことが好きであった。この関係性の構図として特殊なのは、三角関係の関係者が本来なら「万里」「香子」「リンダ」となるはずなのだが、いわゆる「もう一人の万里」が向けている矢印が「リンダ」であるという点である。傍から見れば、一つの矢印が相互に向き合っているように見えるのに、登場人物達には見えない矢印が、確かに物語に影響を与えている。そんな不思議な関係が描かれているのは、この作品ぐらいである。
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10年前、鍵を持った女の子と「再会したら結婚する」という約束を交わした「一条楽」は、鍵穴のついたペンダントを持ち続けていた。ある時、現れた転校生「千棘」と親同士の都合で恋人のふりをすることになった「楽」だったが、ひそかに想いを寄せていた「小野寺小咲」が、10年前に男の子から貰った鍵を持っていることが判明する。記憶に残っている女の子が「小咲」かもしれないと思ったが否や、なんと「千棘」も10年前に初恋の思い出の鍵を持っているという……。果たして、どちらが10年前のあの子なのか。そんな疑問を常に抱きながらの王道ラブコメストーリーである。三角関係ではあるが、女性同士が主人公をめぐってバトルを繰り広げたりすることはない。
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三白眼の強面男子「高須竜児」と手乗りタイガーこと「逢阪大河」は、不本意ながらも、お互いの片思いを成就させる為、協力関係となる。「竜児」は凶暴で我儘な「大河」の世話を焼きながらも、「大河」に想いを遂げて欲しいと願って行動する。しかし、物語が展開していくにつれ、それぞれの登場人物たちの想いのベクトルが次第に変わっていき、やがてそれは三角関係の様相を呈していく。それぞれのキャラが非常に立っており、時に理不尽な暴力をふるう「大河」とそれを受ける「竜児」の関係性は見ていても痛快である。息が合っているのかそうでないのか、よく分からない二人の関係性が徐々に変化していくドラマは必見である。三角関係と共に、青春のぶつかり合いが激しく、ドラマチックに展開していく物語はいかがだろうか。
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残念美人として有名なかるた部のエース「千早」、優等生でかるた部のイケメン部長である「太一」と二人の幼馴染である「新」は小学生の頃に百人一首を通じて、深い絆を結びあったことがあった。自分にかるたという新しい世界を示してくれた「新」に対して、憧れに近い感情を抱く「千早」。そんな「千早」を昔から一途に想い続ける「太一」は、「新」というライバルがいない状況で「千早」のそばにいたが、しばらくかるたから離れていた「新」がかるた競技に復帰してからは、じわじわと「千早」の中で存在感を増してくる「新」に焦りを覚える「太一」。そんな人間模様が熱いかるた競技を通じて描かれるスポコン色の強いラブコメである。あからさまな三角関係のドロドロはないが、思春期らしい甘酸っぱい胸の痛みを味わえるだろう。
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美貌の未亡人である「音無響子」をめぐって、主人公である「五代」と「三鷹」の間で行われる争奪戦は、見事な三角関係として作品を通して描かれている。新たに「五代」の下宿先である「一刻館」の管理人としてやってきた「響子」に一目ぼれした「五代」は、「響子」に猛烈アタックをする。若さ故か、空回りする行動でしばしば「響子」を怒らせる「五代」に対して、「響子」が通うテニススクールのイケメンインストラクターとして現れた「三鷹」はスペックで比較しても「五代」よりも上。そんな「三鷹」も「響子」に惚れてしまい、猛烈アプローチをかけていく。どう考えても「三鷹」に優勢であるかと思うが、「五代」の一途で真っすぐな想いに、「響子」もたびたび気持ちが揺れ動いてしまう。亡き夫を想い、新しい恋になかなか向き合えない「響子」を落とすのは果たして、どちらであろうか。両者に対する天秤の傾きが絶妙な具合で上下する展開は、見る者をハラハラとさせ、決して飽きさせない展開で楽しませてくれる。
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様々な関係性が描かれている本作品であるが、中でもスポットライトをあてたいのが、「ケンシロウ」「ユリア」「シン」の3名である。想い合っていた「ケンシロウ」と「ユリア」の前に現れた「シン」は、「ユリア」を力づくで「ケンシロウ」のもとから奪っていく。その後、「ユリア」への愛の証として「サザンクロス」という街を一つ建ててしまう「シン」であったが、最後まで「ユリア」の心をつかむことはなかった。最終的には、自らを犠牲にして「ユリア」を想いながら「ケンシロウ」に討たれるが、殉星をもつ男の「愛に殉じた」生き様は心に響くものがある。自ら討った「シン」の墓を建てた「ケンシロウ」も「同じ女を愛した男だから」と認めている。元々、「ケンシロウ」と「ユリア」を想って自らは引こうとしていた「シン」であるが、「ジャギ」に唆されてしまったことで、その愛をよからぬ方向へ燃え上がらせてしまったにすぎない。この作品においては、「愛」の大きさ、その重要性がよく描かれているのである。
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