長崎が舞台やけん読みんしゃい!オススメ漫画5選58 Pt.

五島列島、壱岐島、対馬など、数多くの島嶼を含み、47都道府県中最も島が多いことで知られる長崎県。また、県庁所在地の長崎市はすり鉢状の地形で、出島があったことから異国文化も根付いている地域だ。そんな、長崎県が舞台となっている5つの作品を紹介する。

作成日時:2019-06-03 10:00 執筆者:マンガペディア公式

長崎が舞台やけん読みんしゃい!オススメ漫画5選

出典:小学館


長崎県を舞台に、アラフォー男女ならではの恋愛を描くラブストーリー。主人公・岩谷ヨリは、40歳を目前として恋も結婚も諦めていた。静かな老後を過ごすことだけが目標だった。そんなある日、彼女の元にイケメン精神科医に成長した中学生時代の同級生・真木誠が現れる。真木には妻が居たが、彼の強いアプローチから不倫生活に突入。仕事の環境も変化し、ヨリの思いは揺れ動いていく。

本作に出てくる地名は、架空の中崎県であるが、これは長崎県がモデルと言われている。登場するキャラクターの方言には九州地方特有の訛りがあり、漫画に登場する中崎駅は、JR長崎駅によく似た作りになっている。また、岩谷ヨリが育った花ノ島のような、フェリーを使って行き来する離島が、長崎県内には複数ある。市街地を走る路面電車のような、長崎県を思わせるものが数多く登場しているのも特徴。その他にも、中華街や、グラバー園、軍艦島など長崎県の観光地も多数登場する。長崎県をタップリ堪能できる作品だ。


ジャズをテーマに、長崎県で紡がれる男女の切ない恋物語を描く音楽漫画。時は1966年。主人公・西見薫は、父親の仕事の都合で、長崎県の佐世保東高校に転入する。そこで、「札付きのワル」と噂される同級生・川渕千太郎や、彼の幼なじみ・迎律子と出会った。薫は、2人との出会いを切っ掛けに、ジャズの世界に魅了されていく。2012年にテレビアニメ化。2018年に実写映画化。

本作はタイトルにある通り、坂道が多い長崎県佐世保市を舞台に描かれている。長崎県佐世保は、米海軍基地もあることからジャズと縁深く、作中でのテーマの1つになっている。主人公・西見薫たちが通う佐世保東高校は、長崎県立佐世保北高校をモデルに描いている。薫たちが海に出かけたシーンに登場するのは、長崎県有数の観光地でもある九十九島の景色である。さらに、クリスチャンである薫の同級生・川渕千太郎、迎律子が礼拝に訪れる教会は、三浦町カトリック教会がモデルだ。2018年に実写化されているので、原作で描いている景色と見比べてみるのも面白いだろう。


鎌倉時代中期にあった元寇(蒙古襲来)を漫画化した歴史アクション。1274年(文永11年)の秋のこと、主人公・朽井迅三郎は現在の長崎県にある、対馬に流刑された。元を迎え撃つために、対馬を治める宗氏の娘・輝日姫から「対馬のために死んでくれ」と告げられ、元との激戦に身を投じることになる。2018年にテレビアニメ化。またライトノベル版も刊行されている。

本作は、元が日本征服の足掛かりとして最初に侵攻した、長崎県の対馬が舞台になっている。元は、世界最大版図を築いたモンゴル帝国の一部であり、その戦力は圧倒的。文永の役(1274年)では軍船726~900艘、兵士およそ26000人の元軍が襲来し、対馬にはおよそ1000人もの兵が上陸した。それを迎え撃つ対馬の軍勢は、わずか80余騎。まさに多勢に無勢な状態だ。その激戦地であった対馬での戦いを、迫力のある絵で描いている。また、作者は事前に、長崎県対馬の取材を行っており、対馬の地形や様々な伝承が活かされているのも見どころだ。


苦悩する都会育ちの若き書道家が、長崎県の自然溢れる島で新たな生活を送る青春漫画。書道家・半田清舟は、自身を酷評した書道展示館の館長に手を上げてしまった。その後、父のアドバイスで、自然豊かな長崎県五島市へ住まいを移す。超個性的な島民達とのふれあいを通じて、半田は少しずつ変化していく。2014年にテレビアニメ化。スピンオフ作品『はんだくん』がある。

主人公・半田清舟が降り立ったのが、長崎県五島市福江島の福江空港だ。本作の舞台は、福江島南部の富江町がメインとなっている。作中には、実際の島の風景がふんだんに描かれている。第一話に登場するトラクターに揺られて海を眺めるシーンや、島民の琴石なると夕日を眺めた堤防ほか、すべてを実際の富江町の風景をもとに描いている。また、船の餅まきのシーンは、福江島最南端の倭寇漁港をモデルとしている。長崎県五島市福江島のリアルな風景が、登場する島民たちの個性をひときわ際立たせているのだ。


長崎県を舞台に、認知症の母とのふれあいを描くエッセイ漫画。長崎県民の漫画家・ゆういち(愛称ペコロス)と、母・みつえとのふれあいを描く。みつえは、脳梗塞の発作を機にグループホームへ入居。症状が進んだみつえは、記憶が混濁していく中で、過去の思い出を語り始める。前作『ペコロスの母の玉手箱』がある。

本作は、作者が長崎県のタウン誌「ナイト長崎」に連載していた漫画を自費出版した作品。これが口コミで話題になり、西日本新聞社から発売されて大ブレイクした。物語の主人公となるペコロスの母・みつえは、熊本県の出身。若い頃は実家で畑仕事をしていたが、結婚して長崎県で暮らすようになった。作者自身は長崎市出身で、長崎県に対する思い入れが作中にも現れている。また、本作品を原作とする映画は、その9割が長崎市で撮影された。長崎県を舞台に、認知症の母とバツイチで頭のハゲた息子との、愛おしくてホロリ切ない日々が描写されている。


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