夢見る女子におすすめ! SFマンガのキュートなヒロイン達200 Pt.

出典：Amazon.co.jp

「浅野いにお」の最新作、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の主人公「小山門出」の親友「中川凰蘭（なががわおうらん）」。
太い麻呂の様な眉毛と、ツインテールがチャームポイント。友達の間では通称「おんたん」と呼ばれ、女の子ながら一人称が「僕」の、戦争ゲームを愛する少し風変りな子。
「侵略者」である謎のUFO「母艦」が不気味に空中に浮かぶようになって3年経った東京で、所謂中二病な女子高生として、元気に自由に生きる姿が、妙に可愛らしくてとても魅力的。
「門出」と「おんたん」の女子高校生らしいやり取りや日常と、UFOが常に上空に浮かぶ非日常が、アンバランスで不思議な本作品。機会があれば、是非一度読んでみて欲しい。

出典：Amazon.co.jp

本作のヒロインである「ちせ」は、ドジでのろまな普通の女子高校生だが、ある日不運が重なり、自衛隊に改造された「最終兵器」になってしまう女の子。
主人公の「シュウジ」と初々しくぎこちない恋をしながら、その現実離れした身体能力、サーチ能力で度々戦争に駆り出されて行く。
可愛らしい北海道弁や、ドジで内気な所がとても魅力的で、恋人である「シュウジ」との恋愛ももどかしくて思わず身悶えしてしまう。
最終兵器として働かなければいけない現実と、「シュウジ」ともっと普通の恋愛をしたい気持ちの葛藤は、女子なら思わず二人を応援したくなるだろう。特に最終兵器ならではの能力が、二人の恋を邪魔するシーンは、涙無しには読み進められない程の展開となっている。

出典：Amazon.co.jp

「高橋留美子」の描く『うる星やつら』より、未だ根強い人気を誇っているヒロイン「ラム」。
頭に2本の角を生やし、緑色のロングヘアーをなびかせて空を飛ぶ、抜群のプロポーションを持ったとてもキュートな宇宙人の女の子。主人公の「諸星あたる」との地球をかけた「鬼ごっこ」に負け、その最中に求愛されたと勘違いして地球に居付く事となる。
どんなに邪険にされても「あたる」を「ダーリン」と呼び、飛びながら追いかけ回す一途な姿は、男子だけでなく思わず女子もキュンとなるだろう。
作品はコメディテイストで、1～数話完結が多いため、とても読みやすい。疲れた時に彼女から元気を貰っては如何だろうか?

出典：Amazon.co.jp

「福島聡」著の本作に登場する「ニーナ」は、自由で格好良く、かつ可愛らしさも兼ね備えた、ピンクのストレートヘアーを持つ女子高校生。ある日校則違反の浮遊バイクで「宇宙雷魚」を追いかけていたら、男の子のロボット「星屑」に出会う。
3億円が当たっても、ロマン溢れる家族の為の買い物に躊躇い無く全額使い、「星屑」と、ニートの旦那「タイヘー」との3人で気ままな生活を送る。
「星屑」を自分の子供の様に大切にし、ロボットである彼に人間らしい感情を色々と教え、いつでも自信たっぷりに生きて行くその心意気は、読者に大切な何かを気付かせてくれるだろう。
物語は10年、100年、とスピーディーに展開して行くので、まるでタイムマシンに乗って彼女らのストーリーを見ているような気分に浸れる。「ニーナ」と「星屑」2人の関係や、ニーナに対する「星屑」の気持ちの変化に、思わずキュンと来る事間違い無しだ。

出典：Amazon.co.jp

「萩尾望都」の描く本作に登場する「フロルベリチェリ・フロル」は、美しいブロンドのパーマヘアーと、整った美貌を持った「宇宙大学」の受験生。惑星ヴェネ出身で、見た目は美少女だが、実はまだ性別が分化していない両性体であり、「宇宙大学」の試験に受かったら男性に分化して良い、という条件で試験を受けに来る。
荒っぽくて男より男らしい口調と素振り、その上、酒癖が悪く喧嘩っ早いのだが、その見た目とのギャップがとてもキュート。
シリアスなストーリー展開の中、男に憧れ、男として振る舞う「フロル」と、それを可愛いと思いつつ行動を共にする主人公「タダ」のコミカルなやり取りに思わずニヤついてしまう事だろう。
繊細な心理描写と、緻密に考えられたＳＦ設定は「萩尾望都」ならでは。まだ味わった事の無い方は、是非この作品から始めてみて欲しい。