スキー、スケート、ボブスレーほか、オリンピックで話題となるウインタースポーツ。そんなウインタースポーツを題材とした漫画も数多く、選手だけでなくソリづくりの職人の話ほか、様々なバリエーションが存在する。今回は、そこから5作品をピックアップして紹介。
寒い冬がやってきた! ウインタースポーツを描いた漫画を紹介!
出典:小学館
スキー、スケート、ボブスレーほか、オリンピックで話題となるウインタースポーツ。そんなウインタースポーツを題材とした漫画も数多く、選手だけでなくソリづくりの職人の話ほか、様々なバリエーションが存在する。今回は、そこから5作品をピックアップして紹介。
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ウインタースポーツ「ボブスレー」を題材とした漫画。下町の町工場を舞台に、物作りに奮闘する人々のドラマを描く。主人公の職人・黒井鉄郎(通称テツ)が働く東京都大田区の町工場「黒井精機」に、ボブスレーのソリづくりという依頼が舞い込んだ。トップメーカーが鎬を削る厳しい世界に、テツは「金がねえなら技がある」と挑んでいく。2011年に始動した実在のプロジェクト「下町ボブスレーネットワークプロジェクト」をモデルにした作品。
本作が題材とするウインタースポーツは、「氷上のF1」と呼ばれる競技・ボブスレーだ。主人公・黒井鉄郎(通称テツ)は、東京都大田区の町工場「黒井精機」で働いている金属加工職人だ。ある日、黒井精機に、ボブスレーのソリづくりという、困難な依頼が舞い込んでくる。ボブスレーのソリづくりには、とても高度な技術が必要となる。フェラーリやBMWほか、世界トップレベルの企業が鎬を削っている世界なのだ。テツは、資金では太刀打ちできないが、技術ならば負けないと、ボブスレーのソリづくりにのめり込んでいく。日本初の金メダルを獲るソリの完成を目指す、職人たちの熱い物語だ。
出典:集英社
冬の北海道を舞台に描かれる、新時代スポ根漫画だ。主人公の男子高校生・白川朗(通称ロウ)は、有望な若手フィギュアスケーターだったが、母親の死が切っ掛けで断念。双子の妹・春名とともに、北海道に住む祖父のもとで暮らすことになる。そこでロウは、アイスホッケ-と出会い、名門・勇払高校アイスホッケー部でインターハイ優勝を目指すことになる。
本作が題材とするウインタースポーツは、「アイスホッケー」である。タイトルは、アイスホッケーの技「スピナラマ」(Spin-o-rama)と、「すごく」という意味の北海道弁「なまら」を掛け合わせたものだ。主人公の男子高校生・白川朗は、フィギュアスケートの選手だったが、コーチから衣装製作まですべてを行っていた母親が交通事故で亡くなり、その道を断念。祖父と暮らすために赴いた苫小牧でアイスホッケーと出会い、高校でアイスホッケー部に入部。インターハイ優勝を目指すことになる。ロウの目線で、フィギュアスケートとアイスホッケーの様々な違いや、それぞれのルールや面白さが細かく説明されている。アイスホッケーはウインタースポーツの中でもハードな運動量を誇るスポーツなので、その訓練も凄まじく、熱血スポーツ漫画らしい展開が見られる。冷たい氷の上で行われる、白熱のバトルが見物な青春ストーリーだ。
出典:集英社
スキージャンプに全てをかける少女の青春を追ったウインタースポーツ漫画。主人公・野々宮ノノは、父親が果たせなかった夢「金メダルを獲る」ことを目指して、スキージャンプを始めた女の子。彼女は、男子種目しか存在しない「オリンピックのスキージャンプ」に出場するため、自殺した双子の兄・悠太に扮して、男子選手としての活動を始める。
本作が題材とするウインタースポーツは、一般人では体験することが難しい「ノルディックスキージャンプ」だ。主人公・野々宮ノノは、自殺した双子の兄・野々宮悠太に扮して活動を始めた、女性スキージャンパーだ。彼女は、父親の夢を叶えるため、男性しか出場できないオリンピックのスキージャンプ競技に出場しようとしていた。ノノは女性であることがばれないよう注意して振る舞いながら、父から受け継いだ天性の才でスキージャンプ競技に挑み続ける。本作は2007年から2010年まで連載されたが、連載終了後の2011年、オリンピックに女子種目の追加が決定された。このように、スキージャンプはレギュレーションの変更が多い。ルールについては、ストーリーの中で丁寧に説明している。
出典:amazon
女子高校生たちが町おこしのためカーリングを始めるウインタースポーツ漫画。舞台は、かつて温泉街として賑わった見並町。この町に住む主人公の女子高校生・吉川里子は、偶然、新たな温泉を掘り当てた。だが、その温泉の権利を隣町が主張しはじめる。里子は町の代表として、隣町と温泉の権利を賭けてカーリングで勝負することになる。
本作が題材とするウインタースポーツは、氷上のチェスと呼ばれる「カーリング」だ。主人公の女子高校生・吉川里子は、ある日、温泉を掘り当てた。だが、温泉が出た場所が隣町との境だったため、隣町が温泉の権利を主張してくる。なぜかカーリングで雌雄を決することになった両町は、それぞれ代表チームを出して勝負することに。温泉を掘り当てた当人だからと選ばれた里子は、友人たちとカーリングの練習を始める。チームメンバーである英子のいとこ・広森恵介にコーチを受け、練習を重ねていく里子と友人達。だが迎えた試合当日、隣町のチームには恵介の姿があった。町おこしのため、突然カーリングを練習することになった女子高校生チームの姿を面白おかしく描く。
出典:amazon
ウインタースポーツのひとつ、フィギュアスケートを題材とした熱血スポーツ漫画。主人公・北里吹雪は、両親から関心を向けられずに育ったため、目立つことに執着する男子高校生。喧嘩に明け暮れる日々を送っていたが、フィギュアスケートと出会い人生が一遍する。いきなり4回転半ジャンプを跳び注目を浴びたことから、最高に自分が輝ける場を見つけた吹雪は、フィギュアスケートに熱中し練習を重ねていく。
ウインタースポーツの花とも言える「フィギュアスケート」を取り上げた作品だ。主人公の男子高校生・北里吹雪は、優秀な兄たちの陰に隠れてしまい、両親から関心を向けてもらえなかった。そのため、極度の目立ちたがり屋に育った。そんな吹雪が、未経験のフィギュアスケートでいきなり4回転半ジャンプを決め、周囲に居た人達に大注目されたことから物語が始まる。吹雪の才能に目を付けたジョージ・マッケンジーの指導を受け、吹雪はフィギュアスケートの世界にのめり込んでいく。様々なジャンプはもちろん、ステップ、スピンといった数々の技について細かく作中で解説、レギュレーションに合わせた点数計算も判りやすく説明されている。ウインタースポーツの魅力を知る入口となる作品だ。
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