歴史上の偉人有名人が「ギャグ漫画」に!オススメ作品5選40 Pt.

歴史上の偉人や有名人が、パブリックイメージをくつがえすギャグを連発する破壊力抜群な作品を紹介しよう。偉人とはいえ、彼らも人間。歴史上の大英断も、くだらない理由によってなされたかもしれないと思うと、歴史を身近に感じるだろう。

作成日時:2019-04-01 10:00 執筆者:マンガペディア公式

歴史上の偉人有名人が「ギャグ漫画」に!オススメ作品5選

出典:小学館


『偉人住宅ツバキヒルズ』

『偉人住宅ツバキヒルズ』

出典:小学館

現代日本によみがえった歴史上の偉人たちが巻き起こす破天荒コメディ。201X年の日本に、時空を超えて偉人たちが次々と出現する。彼らを収容するために創設されたのは、国営偉人居住施設「偉人館」。世間では敬われている偉人たちだが、その実態は困った者ばかり。うつけすぎるオダノブナガや、心中癖が治らないダザイオサム、メンヘラなアケチミツヒデなど、ちょっと残念な彼らと、「偉人を人とも思わない」ドSな管理人・四条椿の交流が描かれる。

本作の舞台は現代日本だが、時代も場所も超えた偉人が多数登場する。ノブナガやミツヒデ、ダザイもいれば、ヤマトタケルやサカモトリョウマと有名人ばかり。ただでさえ濃いメンツが、偉人館なる集合住宅にまとめて収容されているのだから、トラブルが起こらないわけがない。ドSな管理人・椿に言わせれば、世間でいくら尊敬されていようと、「傲慢で自己中で、頭のおかしい連中ばかり」だ。ダザイは、風呂場でギャルと入水自殺を図ろうとし、ミツヒデは、ノブナガが好きすぎてメンヘラ気味。古代の偉人・ヤマトタケルは女装が趣味の男の娘。偉人たちの凄すぎる歴史上のエピソードを、巧みにギャグに昇華している点も見逃せない。


『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』

『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』

出典:集英社

ごく普通の学生から歴史上の偉人、名作の登場人物まで、あらゆる類のキャラクターが織り成す一話完結中心のギャグ漫画。展開されるのは、歴史上の偉人をモデルに描かれるシュールかつずっこけな歴史ネタや、ウサギやクマといったメルヘン世界の住人、あるいは昔話のキャラが展開するネタの数々。古今東西のキャラクターが混在しながら、幅広い笑いが繰り広げられる。4期にわたりテレビアニメ化された他、2015年からは舞台化もされている。

本作は、いわゆる歴史漫画ではない。しかし、十七条憲法を定めた聖徳太子や、奥の細道で有名な松尾芭蕉、浦賀に来航したペリー提督、遣隋使の小野妹子など、歴史上の偉人やエピソードが多数登場するのが特色だ。とはいえ、あくまでモデルなので、聖徳太子は青いジャージに冠というシュールな出で立ち、松尾芭蕉は超卑屈な性格。ペリー提督は、娘にかつあげされる情けないキャラだ。偉大なことを成し遂げた有名人として知られている彼らが、人間味あふれるキャラとして描かれるところに、笑いつつも親しみを覚えてしまう。教科書の落書きのようにシュールな笑いは中毒性が高く、癖になること請け合いだ。


『殿といっしょ』

『殿といっしょ』

出典:KADOKAWA

名だたる戦国武将たちが繰り広げる4コマギャグ漫画。戦国時代を舞台に、放火マニアの織田信長や、眼帯マニアの伊達政宗といった濃いキャラの「殿」と、彼らに振り回される明智光秀や片倉景綱といった家臣たちがドタバタギャグを巻き起こす。史実をもとに描かれており、有名どころ以外の武将も登場する。2010年に発売されたOVAをもとに、同年にテレビアニメ化され、2011年には第2期も放映された。2012年には舞台化もされている。

戦国時代の有名武将が数多く登場する本作。史実のエピソードを膨らませた、突っ込みどころ満載なキャラクター設定は秀逸で、それだけでも笑いを誘う。眼帯をしていたことで有名な伊達政宗は、さまざまな機能をもった眼帯を次々と開発する眼帯マニア、延暦寺を焼き討ちしたことで知られる織田信長は、何かというとすぐに燃やそうとする放火マニア。「鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥」の句が有名な徳川家康は、「ゆりかごから墓場まで我慢」をモットーに生きており、「我慢パラメーター」で他人をジャッジする。そんなボケ満載の殿に対し、家臣たちの鮮やかなツッコミが炸裂。4コマ漫画ながら、史実をふんだんに盛り込んだギャグは、戦国ファンであればさらに楽しめるに違いない。


『聖☆おにいさん』

『聖☆おにいさん』

出典:講談社

ブッダ×イエスの聖人コンビが現代日本で織り成す日常系コメディ。仏教の祖・ブッダとキリスト教の祖・イエスは、世紀末を無事に乗り越えたご褒美に、有給休暇をとって下界にバカンスにやってきた。質素倹約が高じて小銭にうるさいブッダと、新し物好きで若者文化に敏感なイエス。東京の立川でアパートをシェアする神様2人が、人間社会になじもうと聖人ギャップを乗り越える様が描かれる。2013年にテレビアニメ&劇場アニメ化された他、2018年にはドラマ化。

本作の主人公であるブッダとイエスは、世界的に有名な偉人。ブッダは仏教の始祖であり、「目覚めた人」と呼ばれる釈迦がモデルとなっている。イエスは、キリスト教の預言者であり、「神の子」ともいわれるイエス・キリストがモデルだ。そんな世界的偉人が同居を始めたのは、東京の立川にある庶民的な安アパートの六畳一間。ブッダが漫画「悟れ!アナンダ」を趣味で書き始めたり、イエスがテレビドラマ感想ブログを更新したりと、日本社会への驚きのなじみ具合をみせる。とはいえ聖人なので、うっかり奇跡を起こして温泉を葡萄ジュースに変えたり、徳の高いことを言い後光が差してしまったり。無駄遣いしがちなイエスにイラついたブッダの「仏の顔も三度まで」といった聖人ギャグも鉄板だ。


『信長の忍び』

『信長の忍び』

出典:白泉社

天下統一を目指す織田信長の姿を、彼に仕える忍びの少女の目を通して描いた4コマギャグ漫画。舞台は戦国時代の尾張国。見習い忍者・千鳥は、川で溺れていたところを信長に助けられ、「乱世を終わらせる」という壮大な夢を聞く。成長した千鳥は、天下統一の野望へと突き進む信長に、忍び仲間の助蔵と共に仕えることに。史実に基づきつつ、乱世の日々が織田軍を中心にギャグを交えて描かれる。2016年にテレビアニメ化。

主人公の千鳥は架空の人物だが、彼女の前に現れる戦国武将たちは実在の偉人ばかり。彼女の主である信長はもちろん、お調子者でボケ担当の木下秀吉は豊臣秀吉がモデルだ。明智光秀は、真面目な性格のツッコミ役として描かれるが、とにかく間が悪いため、折檻を受ける不幸キャラ。史実としてもオシドリ夫婦ぶりで有名な前田利家は、妻・まつとのペアルックを恥ずかしげもなく披露するバカップルとして登場する。ギャグ漫画ではあるが、さまざまな偉人による戦国時代のうんちくやエピソードもたっぷり。単行本の巻末には戦国武将名鑑があり、統率、知略、政治、武術、野望の各項目がパラメーターで示されているところも見逃せない。


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