千葉県と言えば何を思い浮かべるだろうか。東京都や神奈川県の影に隠れてあまり特色がないように思われるかもしれないが、千葉県を舞台にした漫画は意外と多いのだ。そんな千葉県にスポットを当てた漫画5作品をご紹介。
意外と多い!?千葉県が舞台の漫画に注目!
出典:小学館
千葉県と言えば何を思い浮かべるだろうか。東京都や神奈川県の影に隠れてあまり特色がないように思われるかもしれないが、千葉県を舞台にした漫画は意外と多いのだ。そんな千葉県にスポットを当てた漫画5作品をご紹介。
出典:マンガペディア
千葉県の高校を舞台にした青春ヤンキーコメディ。本作の主人公・三橋貴志と伊藤真司は、私立軟葉高校への転入をきっかけに不良としてデビューした。金髪の悪魔と恐れられ、自他ともに認める「卑怯者」の三橋と、曲がったことが大嫌いで一本気な伊藤。凸凹コンビの2人による、波乱万丈の学園生活が幕を開ける。2018年にテレビドラマ化。
舞台は千葉県にある架空の高校・私立軟葉高校。本作の主人公・三橋貴志と伊藤真司は、軟葉高校への転入をきっかけに「不良デビュー」した高校1年生である。頭を金髪に染めた三橋と、ワックスでトゲトゲ頭にした伊藤は、吹っかけられた喧嘩に次々と勝利。2人は、県内では負けなしの最強ツッパリコンビとなる。そんな本作において、千葉県はしばしば自虐ネタとして扱われる。修学旅行先の京都で、茨城県の不良に絡まれて言い合いになる。その内容は、千葉県と茨城県のどちらが田舎であるかという不毛なもの。しかし、そこは不良の世界。不毛な言い争いも、最後は拳と拳のぶつかり合いで決着となるのだった。
出典:双葉社
父親と3男5女の大家族・内野家が織りなす、千葉県を舞台にしたホームコメディ4コマ漫画。若くして他界した母・幸子に代わって、家事を一手に引き受けることを決意した内野家の長女・愛子。しかし、8人の兄弟姉妹は22歳の愛子から5才児のリンまで、性格も趣味もバラバラ。そんな彼らに手を焼く愛子と、家族愛にあふれる内野家の日々が描かれる。
大家族・内野家が暮らしているのは千葉県。内野一家は、作者・重野なおきの出身地である花見川区をモデルにした架空の町「三つ葉台」に住む大家族である。本作にときおり挿入される千葉県ネタは、千葉県の意外な側面を教えてくれる。例えば、内野家の長女・愛子が、町内会長から三つ葉台の町内新聞作成を頼まれるエピソードがある。愛子は、新聞のネタを探して町を歩き、内野家の愛犬・フランダースが指し示した場所を掘り返す。すると、石の棺や土の人形が保管された「古墳」の遺跡が見つかる。実は、千葉県は全国で2番目に「古墳」の多い土地である。コミックスのカバー裏には、毎巻、千葉県に関する小ネタを描いた1コマ漫画が掲載されている。
出典:マンガペディア
千葉県浦安市の元気いっぱいの小学生・大沢木小鉄(通称こてっちゃん)と、その家族や仲間の姿を描いた不条理ギャグ漫画。大沢木一家をはじめ、常識はずれのキャラクターが周りを巻き込んで騒動を起こす、ハイテンションな作風が大きな特徴。また、他作品のキャラクターのみならず、実在の人物のパロディも頻繁にネタに使われる。1998年にテレビアニメ化。
本作は千葉県浦安市を舞台に、個性的なキャラクターがハイテンションに大騒ぎする作品。1993年の連載開始以来、『元祖!浦安鉄筋家族』~『毎度!浦安鉄筋家族』~『あっぱれ!浦安鉄筋家族』と、タイトルを少しずつ変えながら20年以上続いている。そんな本作には、浦安駅前ロータリーや駄菓子屋、図書館や市役所といった、千葉県浦安市内に実在する場所が数多く描かれる。また、本作に登場する、主人公・大沢木小鉄のクラスメイト・梅星涙は、プロ野球球団・千葉ロッテマリーンズの大ファン。Tシャツに描かれた「パ」の文字が、梅星のトレードマークだ。梅星は、父親から「巨人の星」ならぬ「ロッテの星」となるべく野球の英才教育を受けてきた、生粋の野球バカである。千葉県のローカルネタも存分に楽しんでほしい作品だ。
出典:マンガペディア
「三国志」に登場する英雄たちの魂が封じ込められた勾玉を引き継ぐ神奈川県・埼玉県・千葉県の高校生たちが、覇権争いを繰り広げるバトル漫画。本作の主人公であり、孫策の勾玉を持つ女子高生・孫策伯符は、母親・呉栄に言われるがまま、千葉県の南陽学院に転入する。そこは、袁術公路が頭主として君臨する学校だった。孫策は、袁術の差し金で、四天王・呂蒙子明に襲われる。しかし、それをきっかけにして自らの秘めたる力に覚醒していく。2003年より4度に渡りテレビアニメ化された。
本作は、魏・蜀・呉が覇権を争う「三国志」をモチーフにしたバトル漫画だ。天下一の証である玉璽をめぐり、英雄の力を継承し「闘士」となった高校生たちが、死人が出るほどの激しい戦いを繰り広げる。そんな本作は一見したところ、千葉とは関わりがないように思えるが、実はそうではない。本作の登場人物は、魏の許昌学院、蜀の成都学園、呉の南陽学院と、3つの勢力(高校)に振り分けられる。そして、許昌学院の所在地は神奈川県、成都学園の所在地は埼玉県、南陽学院の所在地は千葉県なのだ。三つ巴の戦いは、神奈川県・埼玉県・千葉県の闘士たちによる覇権争いだったのだ。千葉県が舞台の意外な1作である。
出典:マンガペディア
セ・リーグのプロ野球チーム・千葉パイレーツのドタバタ劇を描いた、野球ギャグ漫画。資産家・九十九里吾作の出資で新設された千葉パイレーツは、九十九里の金使いの荒さが原因で資金難に陥る。そのためチームは、万年最下位の弱小球団になってしまう。その現状を変えるため、新人選手で本作の主人公・富士一平は、リーグ優勝を目標に掲げる。しかし、チームメイトの珍プレイにいつも振り回されてしまうのだった。
1992年、千葉ロッテマリーンズが誕生するまで、千葉県にはプロ野球チームは存在しなかった。しかし、1978年に連載が開始された本作には、千葉県民のみで構成された架空のプロ野球チームが登場していた。それが千葉パイレーツだ。とはいえ、千葉パイレーツは万年最下位の超弱小球団。在籍する選手たちは悪ふざけが過ぎて、退場させられることもしばしば。さらに、球団オーナーである千葉県農協組合にも、強烈な面々が揃っている。年に1度、農協組合の人々が千葉球場に招待される「農協の日」には、畑作の神と呼ばれる葉竹多賀康(はたけ たがやす)が球場の土を耕しはじめ、外野の芝生では宴会が催される。選手もオーナーもやりたい放題だ。千葉県が生んだ野球漫画の異端児・千葉パイレーツの不条理な世界を、ぜひとも堪能してほしい。
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