11月29日は「いい服」の日、紳士服漫画オススメ5選22 Pt.

11月29日は11(いい)29(ふく)の日である。これは2010年にとあるアパレルメーカーによって制定され、全国各地でイベントが行われるようになった。今回、この日を記念して紳士服をテーマにした漫画5作品を紹介する。

作成日時:2022-11-26 19:00 執筆者:マンガペディア公式

11月29日は「いい服」の日、紳士服漫画オススメ5選

出典:小学館


『テラモリ』

『テラモリ』

出典:小学館

紳士服屋にアルバイトで入った女子大生の奮闘を描いたラブコメディ。コミュニケーションの苦手な高宮陽は、ゲーム大好きなオタク女子大生。家電店でアルバイトするつもりだった彼女だが、トイレを借りに入った紳士服店の時給の高さに惹かれて紳士服店でのバイトを決意。だがそこは予想以上に厳しい世界で、副店長の平尾宗隆に叱られっぱなしだった。

物語の舞台となるのはスーツを扱う「テーラー森 中央店」。主人公の陽は時給の高さに惹かれてテーラー森でのアルバイトを始めるが、笑顔が「ゾンビ」と平尾に注意されるほど、接客はぎこちなく不向きであった。しかし陽は初めて接客したお客さんの笑顔を思い出し、前向きに努力して平尾に認められたいと思うようになり、そんな彼女に平尾は徐々に恋心を抱いていく。紳士服に詳しくない人でもわかり易く、ネクタイの選び方から服のサイズの見方、購入したスーツの保管方法など「服選びのポイント」が紹介されているのが特徴。また一見華やかに見えるアパレル業界が、過酷な肉体労働で成り立っている裏側なども描かれている。


『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』

『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』

出典:集英社

オーダーメイド紳士服を手掛ける職人を描いた物語。ナポリで紳士服の職人をしている日本人の織部悠は、「ミケランジェロ」と称された伝説の仕立て屋のマリオ・サントリヨの弟子。彼はどんな特急仕事でもこなす職人として知られていた。彼の元にやってくる依頼は無理難題ばかりだが、織部は超一流の業で彼らの服を仕立て、依頼人の人生を後押しする。

お洒落にこだわる伊達男たちが集うイタリアで、日本人ながら名の知れた仕立ての職人である織部。彼は腕の良い職人だが無茶な仕事ばかりしていた。それは彼の師であるマリオが病で倒れた際にカモッラと呼ばれるナポリのマフィアから莫大な金を借りることとなったからだ。結局マリオは帰らぬ人となったが、織部は借金返済のため特急仕事から、マフィアの抗争に巻き込まれるような仕事までこなすようになっていた。しかし彼の腕を見込んだナポリ貴族で大事業家のベリーニ伯爵の援助によってカモッラからの借金を整理。その後、自身の店を持つようになる。本作ではカジュアルから礼装まで幅広く紳士服について紹介。さらにオーダー服のポイントなどお洒落の上級者向けの解説もされている。


『IPPO』

『IPPO』

出典:集英社

オーダーメイドの靴職人と彼の店を訪れる客たちのドラマを描いた物語。東京にあるオーダーメイド靴店「IPPO」。その店主である一条歩はまだ22歳の若者だが、イタリアで名の知れた靴職人である祖父の元で12歳の頃から修行を積んだ一流の職人だ。一足30万円からの高級店にも関わらず、彼の元には「新たな一歩」に相応しい靴を求める者たちが訪れる。

若き靴職人の、仕事に対する想いが描かれている本作。主人公の歩は、12歳で両親が離婚したのを機に祖父のフィリッポ・ジェルリーニを頼り、イタリア暮らしをしていた青年だ。祖父はイタリアの靴ブランド「ジェルリーニ」の創始者で、歩は自ら希望して祖父の元で靴職人としての修業を積み、一人前の職人へと成長。自分の力を試すために日本に戻り、「IPPO」という自分自身の店を構える。歩を送り出す際、祖父は歩に自分の靴を作ってほしいと依頼しており、同時に「いい靴とは何か」という問いへの答えを求めていた。店を始めた歩は、新たな人生のために最高の靴を求めて店を訪れる客たちのために靴を作りながら、靴職人として祖父の答えを探していく。


『服を着るならこんなふうに』

『服を着るならこんなふうに』

出典:KADOKAWA

服に関心のなかった兄が妹のアドバイスによってお洒落に挑戦していく物語。ごく普通のサラリーマンである佐藤佑介は、大学生の妹、環とふたり暮らし。そんな佑介は、同窓会の打ち合わせでかつての友人に再会し、自分が年相応の恰好をできていないことに改めて気づかされてしまう。落ち込む佑介に対し、環は一緒に服を見ようと誘う。佑介は最初戸惑いながらも、環のアドバイスからお洒落に目覚めていく。

主人公の佑介は、休日になると趣味のゲーム三昧で服装に無頓着な27歳。会社ではスーツを着ていれば問題ないため、これまで特にファッションに関心を払わなかった。だが、小学校の同窓会の打ち合わせで昔の友人たちと再会した際、友人たちが年相応の服装をしていたのに対し、自分だけ学生時代と変わらぬ服装でいることにショックを受ける。自らのセンスのなさに落ち込む佑介に、妹の環がコーディネートを教えると宣言。環は、お洒落に対して腰が引けている兄を低価格帯のカジュアルファッション量販店に連行し、服は値段でもブランドでもなく、全体的な調和が大事なのだと語る。他の服に合わせやすい黒のスキニーを購入した佑介は、やがて環の指導の元でファッションの楽しさに目覚めていく。


『アントレース』

『アントレース』

出典:集英社

服に情熱を捧げる主人公たちを描いた物語。父が店長を務める「テーラーテシロギ」で腕を磨く少女・手代木(てしろぎ)ユウナ。昨今のファストファッションの台頭を受け、父は自分の代で店を閉めようと考えていたが、服を作ることが好きなユウナはそれに異を唱えていた。そんなある日、幼なじみの健人から姉の結婚式用のスーツを仕立ててほしいと依頼される。

本作の主人公であるユウナは、幼い頃より腕の良い服職人である父を見て育ち、自身も服作りに対して情熱を捧げていた。ある日、家族ぐるみの付き合いである友人の健人が店を訪れ、彼が姉の結婚式に着るスーツの仕立てを依頼。父もユウナも喜んで仕事に取り組むが、その最中に父が倒れてしまう。結婚式の二時間前という状況で、ユウナは健人に父がデザインしたスーツを仕上げると宣言。タクシーの中で縫い、会場のレストランでフライパンを借りてプレスをするユウナ。彼女の服は見事に完成し、それを機にユウナは本格的にファッションを学ぶことに。彼女はファッション業界では一、二を争う岸服飾学園に入学する。だがそこでユウナは、模倣(トレース)しかできないという己の弱点に気が付いてしまう。


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