主人公の生い立ちが不幸すぎる選手権192 Pt.

出典：Amazon.co.jp

現代のイタリア。幼い少女に洗脳と機械化を施し暗殺要員として使う政府の諜報機関、という凄まじい設定に引き込まれる。
ヒロインの「ヘンリエッタ」は家族惨殺事件の生き残りで、自らも傷を負い、自殺を望むほど絶望していた。そんなところを組織に拾われ、洗脳によりすべての記憶を忘れて銃を取る。
今が幸せという彼女の笑顔が重い。さらに衝撃のラストと怒濤の展開。

出典：Amazon.co.jp

飯屋を営み、貧しくても下町のみんなに愛され、母親からも大切にされてきた少女「キヨコ」だが、青年「小辰」の登場により全てが壊れ始める。
母が隠していた虚構で塗り固められた彼女の幸せが、いかに薄っぺらいかという事が浮き彫りになり、それを受け入れきれない「キヨコ」の痛々しさと、人殺しに特化した「小辰」が「感情」を学習して行く過程が切ない。

出典：Amazon.co.jp

16世紀のローマ。魔女の娘として修道院に入れられた「エラ」は想像を絶する修道院の試練に一人立ち向かって行く。口減らし、拾われて幼女に、そして恩人でもあり育ての親でもある「アンゲーリカ」が目の前で火刑にされるなど壮絶な経験から、自らの中の正義を信じる少女が、少しずつ這い上がって行く姿を描く。
そんな「エラ」を試すようにこれでもか! と次々に現れる修道院の拷問や試練が凄まじい。

出典：Amazon.co.jp

母親は絶世の美女と謳われた女優だったが、その娘「累」（かさね）は、だれもが思わず目を背けたくなるほどの醜い顔だった。
しかし、母親の形見である「口紅」を手に入れた時から彼女の運命は動き出す。幼い頃からその容姿で蔑まれ嗤われた結果、痛々しいまでに「美」を求め、執着する「累」。「美しい＝全ての幸せ」と考えている彼女がその美貌を手に入れるために、どこまで残酷になれるかが見どころのミステリー。

出典：Amazon.co.jp

1年生しかいない高校野球チーム。そこのピッチャーでエースの「三橋 廉」は驚くほど正確な9分割のボールコントロールができる努力家。
しかし、見ているこちらがイラっとするほどの小心者で、自分に自信の無いヘタレだった。
ダメピッチャーの烙印を押されていた中学時代のトラウマ。そこから少しずつ仲間と繋がって行くレンと、ヘタレなままでも受け入れるチームメイトの成長が泣ける青春マンガ。