お弁当といえば、運動会や遠足、花見など行事や行楽のイメージがあるが、学校や職場に毎日持って行っている方も多い身近な存在。誰かに作ってもらうのもよし、自分で作るのもよし――。様々な物語が込められているお弁当マンガを紹介する。
この頃は書店でも料理マンガやお弁当マンガが増えてきた。「気になるけど、どれを読めば良いの? 」という方や、忙しい方にもぜひ読んでいただきたいおすすめの作品を紹介する。
出典:amazon.co.jp
お弁当といえば、運動会や遠足、花見など行事や行楽のイメージがあるが、学校や職場に毎日持って行っている方も多い身近な存在。誰かに作ってもらうのもよし、自分で作るのもよし――。様々な物語が込められているお弁当マンガを紹介する。
半年前に妻を亡くした「犬塚公平」は、男手ひとつで一人娘の「つむぎ」を育ていたが、料理が作れないため出来合いの惣菜や弁当を食べさせる生活を送っていた。そんな折「つむぎ」と出かけた花見で、女子高生の「飯田小鳥」との出会いをきっかけに、一念発起して料理に取り組み始める。最初はおっかなびっくり作っていた「公平」も、次第に料理を作ること自体の楽しみに目覚めてゆく。育児に対する悩みや問題に直面すると、背中を押してくれる男前な「小鳥」だが、実は包丁恐怖症だったりと個性的なキャラクターたちも見所である。悩みに悩んで幼稚園最後のお弁当を作った「公平」と、「つむぎ」のお礼の手紙……。胸が熱くなる感動のシーンは必見だ。
定職に就かず、大学の研究室で地理学の研究に勤しむ31歳の「高杉温巳」は、やむにやまれぬ事情により叔母の娘である「高杉久留里」と同居することになる。初対面の二人の間にはぎこちない空気が流れるが、叔母の思い出の料理をきっかけに次第に距離が近づいてゆく。お弁当作りに目覚めた「温巳」だが、彩りの概念を失念していたりと男性目線で読めば、あるあると思わず頷いてしまう場面もあり、読みやすい。お弁当をきっかけ縮んだ二人の微妙な距離感、「久留里」の学校生活と様々な要素が詰まったヒューマンドラマである。
主人公の「中原大介」は、駅弁などを取り扱った弁当店を営んでいる。「大介」は大の鉄道好きであったが、多忙になったことで趣味であった鉄道旅行に行けなくなってしまっていた。その様子を見かねた妻の「優子」は結婚10周年の記念として、「大介」に休暇と日本一周旅行をプレゼントする。「大介」は念願の鉄道旅行の行く先々で各駅の駅弁を食し、思い入れたっぷりにレポートしてくれる。時には、食堂車にて提供される料理や、フェリーの弁当などについても扱うため、旅先の食事全般について描かれているといっても過言ではない。お腹が空いてしまいそうなくらいリアルに描かれている各地の駅弁、名産など堪能してほしい。
主人公の「谷黄理子」は総勢7名の小さなデザイン事務所に勤める32歳。毎日きちんと自作のお弁当を持ってくる。マイペースな性格でサバサバしており、恋愛とは程遠くどこか所帯じみている。本作は、お弁当単体にフォーカスが当たっているというわけではなく、「黄理子」の周囲との人間関係や、特異な家庭環境など、「黄理子」というキャラクターを描くのがメインで、その表現の一つとして弁当の存在がある印象だ。とはいえ、毎日丹精に弁当を作る「黄理子」を見ていると段々とお弁当が主役に見えてくるから不思議である。
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主人公の「米田育」は高校生活にある種の夢を描いていた。それはお弁当作りだ。料理好きの「育」は、自作の弁当を作り学校に持っていったが、あまりに美味しそうだったためクラスメイト達が一気に集まり、屋上へ逃亡した――。高校生活全てをお弁当作りに捧げた「育」と、美味しそうなお弁当に集まるクラスメート達の、青春コメディである。実在する料理研究家が監修なので、オシャレながらも手順が簡単なメニューばかりでぜひ作ってみたくなる。食べたときの表現やキャラクター達にも味があり、食以外の要素も面白い。
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