1人の少年とメイド型ロボットを中心とした騒がしい日々を描くギャグコメディ漫画。西暦20XX年。世界では超高性能の美少女メイド型ロボット「オーダーメイド」が人気を博し、一般家庭にもオーダーメイドが置かれるようになっていた。10歳の少年・平凡人(たいらぼんど)の家にはまだオーダーメイドがいなかったが、母の説得に成功したことでようやくオーダーメイドを買ってもらえることになる。しかし、凡人のもとにやってきたのは理想とはかけ離れたオーダーメイド「ロボコ」だった。
発売するや否や、全世界で大ヒットしたオーダーメイド。多くの人から高い支持を得た理由は汎用性の高さもあるが、実際は大変可愛らしかったからだ。大きいお友達が黙っていなかったのである。しかし、全てのオーダーメイドが可愛いわけではない。中には例外もいた。その例外こそ、凡人の家にやってきたオーダーメイド・ロボコだったのである。ロボコはお世辞にも可愛いとは言えない個性的な容姿の持ち主。逞しい体躯は、どちらかというと男性的だ。メイドロボのはずなのに料理・掃除・洗濯など家事のほとんどを苦手としており、立ち居振る舞いは自由奔放。そんなロボコに、凡人は振り回されることになる。凡人とロボコのパロディネタ溢れる愉快な日常を堪能しよう。
ロシア人の血を引く幼女と、幼女好きな元自衛官の新人家政婦が織りなすホームコメディ百合漫画。母親を早くに亡くした少女・高梨ミーシャ、小学2年生。父親と2人きりで暮らす彼女のもとに、新人家政婦がやってきた。その名は鴨居つばめ。元航空自衛隊一等空曹という異色の経歴を持つ人物だ。幼女が大好きなつばめは、理想の幼女であるミーシャに接近しようと奮闘。逆にミーシャは、つばめを何とか家から追い出そうとする。2018年10月にテレビアニメ化。
血の繋がらない父親・高梨康弘と2人で暮らしていたミーシャ。彼女は、母親の死をきっかけに不登校になった。仕事柄家を空けることが多い康弘はミーシャのために家政婦を雇っていたのだが、ミーシャは家政婦たちをことごとく毛嫌いし、嫌がらせをして追い出してしまう。そんなミーシャの前に現れたのがつばめだった。つばめは筋金入りの幼女好きで、前職が前職であるからか異様にタフだ。ミーシャが嫌がらせをしてきても動じず、ぐいぐいとその距離を縮めようとする。変態的なつばめの言動にミーシャは辟易するが、しかしそのおかげで不登校が改善されるなど良い影響もあった。ミーシャに愛情をぶつけるつばめと、そんなつばめをウザがるミーシャ。2人の噛み合わないやり取りを楽しもう。
変態メイドと彼女に襲われる童貞男子の日常を描いたコメディ4コマ漫画。主人公は、ひとり暮らしを始めたばかりの大学生・遥斗(はると)。ある日、彼のもとに1人のメイドがやってきた。メイドの名は美亜。可愛らしい22歳の女性だ。美亜はメイドらしく炊事・洗濯・掃除などの家事を完璧にこなすことができるのだが、1つメイドらしからぬ問題を抱えていた。それは、変態であるということ。毎日逆セクハラまがいの行動を繰り返す美亜に、遥斗は振り回されることになる。
家に可愛いメイドがいて、身の回りの世話をしてくれる。それは世の男子たちが憧れる夢のシチュエーションだろう。主人公の遥斗は、ひとり暮らしを心配した親の計らいにより、特に望んでいなかったにもかかわらず男子たちの夢のシチュエーションを体験することになる。遥斗のもとにやってきたメイドの美亜は、可愛いけれど遥斗が引いてしまうほどの変態。どのくらい変態かというと、いたずらと称して寝ている遥斗の耳を舐めてみたり、様々なアダルトグッズを常備していたり、暇潰しがエッチなビデオ鑑賞だったりするほどだ。草食系男子の遥斗にとって、美亜の言動はとにかくぶっ飛んでいて刺激が強すぎるのである。様々なシチュエーションで襲われる遥斗の受難に注目だ。
主人公の少年と、主人公のオカンと同じ性格を持つメイドロボの生活を描いたコメディ4コマ漫画。ある日、ひとり暮らしをしている男子高校生・ゴンのもとに、母親からメイドロボットが送られてきた。それだけなら美味しい展開なのだが、そうはいかない。送られてきたメイドロボには、ゴンのオカンと同じ性格がインストールされていたのだ。顔は可愛いのだが、メイドロボの言動はオカンそのもの。結果、ゴンは実家でオカンと暮らしているのと変わらない毎日を送る羽目になる。
ゴンの家にやってきたのは、こてこての関西弁で大阪のおばちゃん感を全面に押し出しているメイドロボ、その名もみちこ。大阪のおばちゃん感があるのは、彼女の性格がゴンのオカンをモデルに設定されているからだ。性格だけではなく顔も若い頃のオカンをモデルにしたもので、さらに言えば「みちこ」という名前はオカンの名前である。メイドロボみちこが作る料理の味は、どれも実家を思い出させるおふくろの味。つまり、メイドロボみちこはほぼオカンなのである。どんなに可愛い姿でも、所帯じみたオカン相手に萌えも何もない。と思いつつ、やっぱりオカン本人というわけではないため、たまにドキッとしたりする。そんな複雑な気持ちに振り回されるゴンの様子が愉快な作品だ。
1人の男子中学生とアンドロイドなメイドを中心に物語が展開されるSFラブコメディ漫画。1980年代初頭、外宇宙からの使者が地球人類への侵略を開始。その異星人の侵略兵器と戦うために、ある戦闘用アンドロイドが生み出された。アンドロイドの名はまほろ。まほろは数々の戦いに勝利し武勲を立ててきたが、そんな彼女に寿命が近づいていた。余命は1年。まほろは戦士としての任を解かれ、残った時間をメイドとして過ごすことになる。2001年10月にテレビアニメ化。
戦闘用アンドロイド・まほろの寿命は残り僅か。このまま戦士として働き続けるならば、稼働時間はたったの37日という状態だった。しかし、武装を解除すれば1年は生きていられる。まほろを使役していた組織は十分に力を尽くしてくれたまほろのために、残された時間を自由に生きるよう提案した。まほろが望んだのは、かつて自分が殺害した上司の子ども・美里優(みさとすぐる)のもとでメイドとして働くこと。優は戸惑いながらもまほろを受け入れ、2人は一緒に生活していくことになる。本作の魅力は、ほのぼのとした日常と愉快なコメディ要素、人類と異星人が実は戦いを繰り広げているというシリアスな設定の絶妙なバランスだ。終わりへ向かうまほろと優の関係の行方にも注目したい。