「装甲騎兵ボトムズ」シリーズは、「パイルバンカー」の元祖のひとつだ。アニメの「クエン編」に登場したAT「ベルゼルガ」の武器として初登場し、後に派生した小説「青の騎士ベルゼルガ物語」やOVA「機甲猟兵メロウリンク」で活躍をみせ有名となった。本作においても、主人公のレッカが自機であるスコープドッグに、ベルゼルガ用のパイルバンカー付きシールドを搭載している。兄サグートとの最終決戦で使用した。強力な武装だが、かなり無理矢理な改造だったため、操作性や機体バランスは非常に劣悪なものとなってしまっている。
パイルバンカーとは巨大な杭を何らかのエネルギーで打ち出し攻撃する兵器だ。架空の兵器ではあるものの、その浪漫あふれる機構から多くの漫画作品に登場する。今回はそんなパイルバンカーが使用される漫画と、使い手であるキャラクターを紹介しよう。
出典:秋田書店
出典:秋田書店
人型兵器「アーマード・トルーパー(AT)」のリアルな描写と、濃厚な人間ドラマが話題となったロボットアニメの金字塔「装甲騎兵ボトムズ」。本作は、アニメと同じ世界観で繰り広げられるスピンオフコミカライズ漫画作品だ。自分を裏切った兄への復讐を誓う主人公の少女レッカ・バロウの激しい死闘を描く。
「装甲騎兵ボトムズ」シリーズは、「パイルバンカー」の元祖のひとつだ。アニメの「クエン編」に登場したAT「ベルゼルガ」の武器として初登場し、後に派生した小説「青の騎士ベルゼルガ物語」やOVA「機甲猟兵メロウリンク」で活躍をみせ有名となった。本作においても、主人公のレッカが自機であるスコープドッグに、ベルゼルガ用のパイルバンカー付きシールドを搭載している。兄サグートとの最終決戦で使用した。強力な武装だが、かなり無理矢理な改造だったため、操作性や機体バランスは非常に劣悪なものとなってしまっている。
出典:講談社
謎の人体発火現象により引き起こされる災害と闘う、特殊消防隊の活躍を描いたサイエンスファンタジー作品。ヒーローに憧れを抱く少年の森羅日下部(シンラ・クサカベ)は、特殊消防隊の活躍を見て憧れを抱き、自らも訓練を経て入隊。個性的な仲間たちと共に災害へと立ち向かっていく。2019年にテレビアニメ化。
主人公の森羅が所属する第8特殊消防隊。その大隊長である秋樽桜備(アキタル・オウビ)の武器が、「コア殲滅用パイルバンカー」だ。特殊消防隊が戦うのは、「焔(ほむら)ビト」と呼ばれる人体発火現象によって炎の怪物となってしまったものたち。このパイルバンカーは、焔ビトのコアを撃ち抜き「鎮魂」を行うために用いられる。オウビは、発火能力を持たない普通の人間だが、能力者たち相手に一歩も怯まない。文字通り炎に包まれた焔ビトに肉薄し、パイルバンカーを打ち込む雄姿はシンラの目を輝かせていた。パイルバンカーを始め各種装備は合計で30kgを越えるが、筋トレが趣味なオウビは、これらを身に付けたまま軽々と動き回る。
出典:集英社
海賊王になることを夢見るモンキー・D・ルフィと、その仲間「麦わらの一味」が、伝説の秘宝を求めて冒険を繰り広げる海洋冒険漫画作品。「悪魔の実」を食べた特殊能力者たちや海軍との戦いなど、壮大な物語が展開される。1999年からテレビアニメ化、劇場映画化や各種メディアミックス多数。
様々な武器や能力が登場する本作では、“首領(ドン)・クリーク”がパイルバンカーのような兵器を使用する。彼は、「東の海」でも最強最悪といわれたクリーク海賊団の首領。勝つために、あらゆる手段を用いて全身に武器を仕込んでいる。その一つが、何本もの杭を射出する大きな盾だ。ゴム人間のルフィは通常の銃弾であれば弾き返すことができるが、突き刺さるこの武器は防ぐことができず傷を負ってしまう。他にも、この盾には毒ガスや炸裂手裏剣、巨大な槍「大戦槍」に変形するなど、さまざまな機能が仕込まれていてルフィを大いに苦しめた。だが、最終的には「腹にくくった一本の槍」と称されるルフィの信念の前に敗れる。
出典:KADOKAWA
近未来を舞台に、仮想ネットワーク上の世界で少年少女が戦いを繰り広げるSFアクション作品のコミカライズ。小柄な肥満体型から日常的ないじめを受けていた中学生の有田春雪(ありたはるゆき)は、上級生「黒雪姫」の誘いで謎のアプリケーションソフト「ブレイン・バースト」をインストールする。仮想体「デュエル・アバター」を用いた戦いに身を投じていく。2012年にテレビアニメ化。
ハルユキの幼馴染み・黛拓武(まゆずみたくむ)が使用するデュエル・アバター「シアン・パイル」は、その名前が示す通り強化外装「パイルバンカー」を主兵装としている。パイルバンカーによる強力な攻撃を得意とする彼だが、この武装のイメージ元は、小学生時に剣道部の先輩から受けた「突き」のいじめだ。文武両道でルックスもいい彼だが、実は親友のハルユキ同様に陰惨ないじめを受けた過去を持つ。当初は「ブレイン・バースト」内で敵対したハルユキとタクムだが、その後は和解し同じチームに所属。持ち前の頭脳を活かした軍師のようなポジションとなり、チームに欠かせない存在になっている。
出典:小学館
IS(インフィニット・ストラトス)と呼ばれる超兵器をテーマに、少年少女の戦いと恋愛を描いたライトノベルのコミカライズ作品。女性しか操縦できないはずのISを操縦できる唯一の男性、織斑一夏(おりむらいちか)は、女性ばかりの操縦者養成学校に入学をする。ISを巡る陰謀や、少女たちとの恋愛を繰り広げていく。2011年にテレビアニメ化。
本作のパイルバンカー使いは、世界で2番目の男性IS操縦者として登場したが、後に男装した女性であることが明らかになったヒロインのひとり、シャルロット・デュノアだ。彼女のIS「ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ」には大型パイルバンカー「灰色の鱗殻(グレー・スケール)」、通称「盾殺し(シールド・ピアース)」が装備されている。旧型である第二世代機に属するラファール・リヴァイヴだが、リボルバー機構による連射が可能なこの兵器により単純な攻撃力では次世代機にも引けを取らない。同じくヒロインのひとりであるラウラと一騎打ちした際には、彼女の第三世代IS「シュヴァルツェア・レーゲン」の装甲を貫き見事撃破した。
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!