都会に住む人なら、一度は田舎暮らしに憧れたことがあるはず。田舎ならではのゆったりとした空気感や悩みなどが丁寧に描かれた、魅力的なマンガを紹介する。
田舎ならではのゆったりとした空気感や悩みなどが丁寧に描かれた、魅力的なマンガを紹介する。
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都会に住む人なら、一度は田舎暮らしに憧れたことがあるはず。田舎ならではのゆったりとした空気感や悩みなどが丁寧に描かれた、魅力的なマンガを紹介する。
島根の田舎村で暮らす「右田そよ」たちの学校に、都会から転校してきた「大沢広海」。はっきりとものを言う性格で都会っぽい振舞いの彼に、村の子どもたちは戸惑う。お姉さん的存在の「そよ」は子どもたちとの仲を取り持ちながらも、彼に惹かれてゆく。少年少女のフレッシュな空気感、大人にはない悩みや思いなどが、何もない田舎だからこそ、ちょっとしたシーンでも繊細に際立って伝わってくる。「そよ」や「広海」、子どもたちの感情や感性が丁寧に描かれた作品である。
鎌倉の海辺の街で静かに、けれど少しずつ波が立つような、心ゆらめく暮らしを送る3人の姉妹。父の死をきっかけに、腹違いの4人目の姉妹がやってくる。しっかり者だがマジメすぎる長女「幸」、酒癖と男運が悪い次女「佳乃」、芸術肌で自由奔放な三女「千佳」、身上とは裏腹に明るくて活発な四女「すず」。各々が恋愛や将来に葛藤する日々だが、都会の喧騒の中でのそれとは違い、自分自身と向き合わなくてはならないことが多くなる。海辺での静かな暮らしの中で互いに支え合う姿がキラキラと美しい作品だ。
北海道の田舎にある「大蝦夷農業高等学校(通称:エゾノー)」での農業高校ライフを描く青春マンガ。札幌での進学コースから突如方向転換したガリ勉主人公「八軒勇吾」は、最初こそ酪農や農業に後ろ向きだったものの、誇りと強い目的意識を持つ同級生たちに影響を受け、いつしか輪の中心となっていく。実家が酪農家で農業高校出身の作者ならではのリアリティある田舎農業ライフと、夢も現実も学ぶ中で葛藤し成長する高校生たちの姿が魅力的。
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同名映画のマンガ化作品。IoTやSNSを彷彿とさせる「OZ」という仮装世界でのバーチャルバトルが繰り広げられる、夏の物語。数学が得意な主人公「小磯健二」は、憧れの先輩「篠原夏希」の本家がある長野の田舎へと招かれる。「健二」は恋人役として、彼女の曽祖母であり当主の「栄」を始めとした「陣内家」の面々にご対面。しかし田舎での家族の団欒もそこそこに、「陣内家」は「OZ」を乗っ取ったAI「ラブマシーン」に戦いを挑むことになる。「OZ」アカウントを通した世界の人々との繋がり、地元に根付く大家族の絆、そんな中で育った「夏希」の勝負強さに、一瞬たりとも目が離せない。
東京から離れた海辺の町で、いとこの家に住み高校生活を送る「椎名サクヤ」。東京から転校してきた「葵千広」の不思議な魅力に惹かれていく「サクヤ」だが、彼にはこの町では知られていない過去があり、また「サクヤ」自身にも未だ消し去ることのできない心の傷がある。彼女に想いを寄せる「村上優里」、親友として特別な気持ちを抱く「本条聖」も、それぞれが心にモヤモヤとした葛藤を抱いている。狭い環境だからこそ生まれる心の澱と向き合い、互いに支え合いながら、それでもこの町で生きていく人々の物語。
主人公「春野銀一郎」が出身地「雨無村」を舞台に、村に観光資源を作って村おこしをしようと奮闘する物語。過疎化が進む地方の振興にはリアリティがあり読み応え抜群。地元の給食センターで働く「メグ」、お金持ちのイケメン「澄緒」に助けられたり邪魔されたりしながら、何もない地元を活気づけようと一生懸命な「銀一郎」の姿がひたむきでカッコイイ。
大手企業で働く「堂薗つぐみ」は、祖母の死をきっかけに在宅勤務で祖母の家で暮らすことにする。するとそこに、祖母の教え子だという大学講師「海江田醇」が現れる。二人の恋愛模様ももちろん見どころだが、バリバリと働いていた「つぐみ」が自分のキャリアや働き方を見直すための、田舎での在宅ワークぶりにも注目。そういった穏やかな生き方への憧れのような土壌があるからこそ、マイペースで独特の空気を持つ「海江田」に惹かれていったのかもしれない。
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