西の雄、トゥーカッターの父、ブラリアンズタイムはブライアンズタイムに由来する。
ブライアンズタイムはアメリカの競走馬で、G1フロリダダービーを制するも競走馬としてはそこまで目立った成績を残した馬ではなく、種牡馬として大成した部類に入る。
1990年代にはサンデーサイレンス、トニービンとともに種牡馬三強の一角として活躍馬を送り出し、また他二頭より長い期間種牡馬としての仕事を果たした。
産駒の特徴としては小柄な馬が多く、また比較的晩成型が多いのが特徴だ。
種牡馬として活動するや否や、ナリタブライアン、マヤノトップガン、サニーブライアンといったクラシックホースを次々と世に送り出したが、なかなか後継種牡馬に恵まれないのが問題視された。
その中で現れたのが1999年のダービー馬、タニノギムレット。
牝馬として同じくダービー馬となる名牝ウオッカの父で、牡馬の活躍はあまり多くないもののブライアンズタイムの血は今でもたしかに受け継がれている。