筋トレとダイエットを題材にした肉体改造スポーツコメディ。主人公の紗倉(さくら)ひびきは、食べることが大好きな高校2年生。友人から太ったと指摘されダイエットを決意するが、自分1人ではやる気が持続しない。そこで通うことにしたスポーツジムで、同じ学校に通うお嬢様・奏流院朱美(そうりゅういんあけみ)と出会い、意外な一面を知る。次第に、筋トレ仲間が増えていったひびきは、本格的なトレーニングを重ねていく。2019年7月にテレビアニメ化。
本作のメインキャラは、食べることが大好きでダイエットがしたいひびきと、表向きは完璧な美少女で優等生だが、実は筋肉フェチで自らもマッチョになりたい朱美。2人が通うのは、一流アスリートも通うハイレベルなジム。ゴリマッチョだが、イケメンで好青年なトレーナー・街雄鳴造(まちおなるぞう)の指導の下、上質な筋肉が身に付くよう本格的なトレーニングを始める。2人の他にも、ひびきの親友でボクシングが強い上原彩也香(あやか)や、アームレスリングで無敗を誇るロシア人留学生ジーナ・ボイドも登場。それぞれのトレーニングによって鍛えられる筋肉の違いや、基本姿勢、気を付けるポイントなどが詳細に記されているので、トレーニング本としても活用できる。
ボクシング部を舞台に繰り広げられる体育会系のラブコメディ。早乙女八重は、ボクシング部に所属する、ずば抜けた身体能力を持つ女子高校生。関東大会で女子フェザー級チャンピオンになった彼女を悩ませているのは、ライバルやプレッシャーではなく、想い人・月島サトルの存在だ。彼に告白し、一度振られた八重は恋愛初心者。失恋して落ち込む姿を見かねた監督の提案で、サトルが彼女のトレーナーとなる。
前年度の関東大会女子フェザー級チャンピオンの八重は、全身に綺麗な筋肉がつき、腹筋はもちろんバキバキに割れている。地元の期待を一身に背負うアスリートだが、中身は繊細だ。そんな彼女が恋をしたのは、同じボクシング部員で、見た目も実力も冴えないサトルだ。八重の実績を知るだけに、遠慮して一度は交際を断ったが、監督の提案で周囲に内緒で彼女と付き合うこととなる。一見すると、見た目も麗しく勉強もスポーツも完璧な八重だが、サトルと親しくしている女子に対抗心を燃やすなど、恋愛は不器用だ。ボクシングの試合で戦う姿と、同級生に恋する乙女の姿。そのギャップもまた彼女の魅力といえるだろう。
プロレス界に入門した美少女が中心の4コマギャグ漫画。主人公・美枝つかさは、「強くてカッコイイ」女子を目指す女子高校生。プロレスラーに憧れを持ち、女子プロレス団体に入門する。アイドル向きの可愛い顔、華奢な身体の彼女が出会ったのは、ヒール(極悪レスラー)を目指す可憐な高邑小鳩や、幼女に見える塚原笑美、空手出身であがり症の篠田沙希ら個性派揃いの新人仲間。彼女たちと共に厳しい特訓に励む。
華奢で可愛いつかさは、「強さ」や「格好良さ」に憧れを持っていて、どちらも兼ね備えている女子プロレスラーを目指す。共にトレーニングに励む仲間の中で、一番筋肉が付いているのは、空手経験者の沙希だ。その辺にいる男性に引けを取らないイケメン顔だが、シャイな一面があり、普段はマスクで顔を隠している。とはいえ、プロレスに大事なのは筋力だけではない。つかさたちは、体力や瞬発力を養うため、過酷な特訓を続け、切磋琢磨し合いながら成長していく。先輩レスラーたちとの関わりも交えながら、女子プロレスラーの日常が軽いタッチのギャグテイストで描かれているため、プロレスについて詳しくなくとも気軽に読める作品だ。
筋肉質の女性3人組が繰り広げる日常系4コマギャグ漫画。メインキャラは、メーカー勤務の村上イオリ、商社OLをしている神田ユイ、アパレル販売員である小西マユの3人。小学校からの幼馴染で、全員彼氏持ちだ。見た目は、全員高身長で、筋肉隆々な逞しい体格をしているが、中身は普通の女性と同じで繊細で優しい心を持っているマッスルガールズの3人。職場では全力で仕事に励み、休日や仕事帰りに集まっては、ガールズトークに花を咲かる。
イオリ、ユイ、マユは、全員が185センチを超える高身長で、ガッシリとしたマッスル体型。握力や走力、ソフトボール投げでも常人離れした記録を持っているが、中身はキュート。そんな彼女たちは、何をするにも豪快でパワフルだ。マッハの速さで仕事をこなすイオリに、彼氏が買ってきたルンバに対抗心を燃やして部屋を半壊させるユイ、筋力と笑顔で後輩指導するマユ。その半端なくマッスルな体格を活かし、仕事や恋、遊びでも、人並み外れた威力を発揮する。時には落ち込むこともあるが、そんな時に全力で励ましてくれるのは他の2人だ。人生をパワフルに楽しむ彼女たちの姿に元気が湧いてくる。
運動神経抜群な女子高校生が、総合格闘技のめり込んでいく姿を描いた格闘技漫画。主人公の石堂夏央(いしどうなつお)は、生まれつき運動神経が飛び抜けて良く、苦労せずともスポーツ全般をそつなくこなせる。自分が簡単にできることが、他人にはなぜできないのか不思議に思っていたほどだ。次第に、どのようなスポーツも退屈にしか思えなくなった夏央だが、帰国子女の馬渡(まわたり)ゆず子と出会ったことをきっかけに、女子総合格闘技を興味を持ち始める。
生まれ持った運動能力に加え、美貌や、身長182センチという体格にも恵まれている夏央。しなやかな筋肉も備えているため、どんなスポーツも苦労せずこなせることができる。コツを感覚でつかみ取り、努力することも意識することもなく体を動かせる。周りから見れば、羨ましい限りだが、本人にとっては、努力できる人が妬ましくて仕方がない。なぜなら、努力なしに「充実感」は得られないからだ。そんな夏央が、格闘技部の勧誘ビラを配っていた、ブラジルからの帰国子女・ゆず子と出会う。軽い気持ちで格闘技部に体験入部に訪れ、ゆず子とスパーリングした夏央は、総合格闘技に興味を抱くように。彼女の才能は、全力を出し切れるライバルたちに出会うことでさらに花開いていく。