レベルファイブ原作の謎解きアドベンチャーゲームのコミカライズ作品。レイトン探偵事務所の所長カトリーは、助手のノアとしゃべる犬のシャーロと共に、様々な謎を解決していく。舞台は、ロンドンの街中にあるレイトン探偵事務所。ここのモットーは「どんなナゾもすべて解明します」である。今日も謎めいた事件が舞い込むのだった。2018年テレビアニメ化。
本作は謎解きゲーム「レイトン教授シリーズ」のレイトン教授の娘、カトリーエイル・レイトン(通称・カトリー)が主人公の物語。本作に登場するしゃべる動物は、レイトン探偵事務所の一員である犬のシャーロだ。しかし、シャーロの言葉は、カトリーと助手のノアにしか聞こえず、他の人には普通の犬が吠えているように聞こえるのだ。シャーロの名前の由来は、かの名探偵「シャーロック・ホームズ」から。名探偵というよりも、奇抜な発言や予想外の行動をするカトリーのツッコミ役である。だが時には鋭い指摘でカトリーの捜査に重要なヒントを与えることも。
ホームズの生まれ変わりである犬・シャードックと、高校生・輪島尊が難事件を解決する本格推理ミステリー。尊はある日、保健所から犬を引きとる。だがその犬を連れて帰る途中で、犬の奇妙な行動によりひき逃げ事件を解決。自宅に戻ると犬は尊に、自分はかの名探偵「シャーロック・ホームズ」の生まれ変わりだと話しかけてくるのだった。
本作に登場するしゃべる動物は、タイトルにも冠されている探偵犬「シャードック」である。見た目は雑種の小型犬だ。名付けの際に「シャーロック」だと名乗ったにも関わらず、犬であることが混じって「シャードック」という名になった。また、シャードックは自分を引きとってくれた尊を、ホームズの相棒である「ワトソン」の生まれ変わりだという。その証拠はフルネーム「輪島尊」が「ワトソン」と読めるからだ。そんな突拍子もない話をするシャードック。しかし、その推理力は本物で、数々の事件の謎を解いていく。だがシャードックの言葉が解るのは尊だけ。人間と犬が協力して難事件に立ち向かっていくのだった。
霊感が強く動物に懐かれる女子大生・水町立夏が遭遇するオカルト・ミステリー。立夏は昔から霊感が強く、そのため他者と距離を置いている。そんな彼女は動物に好かれ、共に暮らしている犬のシキ、猫のルリ、カラスのクロハが心の支えだった。ある日、とある事件がきっかけで立夏は自分と同じ「視える」者・高倉祐志と出会う。
本作に登場するしゃべる動物は、立夏の家族である犬のシキ、猫のルリ、カラスのクロハだ。シキはまじめで優しい、ルリは気の強い姐さんタイプ、クロハは好奇心旺盛な性格である。主人公の立夏は、霊感体質と動物に異常に好かれることから、周囲に遠巻きにされていた。一方でその体質のため、ペットの散歩代行をするバイト先では重宝されていた。そんな彼女のバイト先に強盗が入り、立夏が散歩させていた犬・タフィーが殺されてしまう。霊になったタフィーは立夏の元にやってきて、何かを伝えようとしていた。そんな時、立夏と同じように霊が視え、シキたちの声が聞こえる探偵・高倉と出会う。立夏とシキたちは、高倉と共に事件解決に乗り出していく。
人語を話す犬の探偵・サルサと、高校生・岩瀬健人の絆の物語。健人は幼い頃に両親を亡くし、警察官の兄・寿文と2人で暮らしていた。そんなある日、勤務中の寿文が犯人に拳銃を奪われてしまう事件が発生。健人はどんな事件でも解決できるという探偵「ワイルドハーフ」を捜す。そして健人の前に現れたのは、1匹の野良犬だった。
本作に登場するしゃべる動物は、主人公でもある犬のサルサだ。サルサは健人からご飯をもらった(奪った)恩を返すべく、彼の窮地に現れる。人語を話すサルサに驚く健人。サルサは自分が「ワイルドハーフ」という犬種で、その名を使って探偵をしているという。そしてサルサは普通の犬と違い、人の「心の匂い」を嗅ぐことができる。そのため、犯人が発する悪意を追跡するという。しかも人間形態にも変身することが可能で、優れた身体能力も持っている。サルサは最初の飼い主と哀しい別れをしたことから、野良犬として生きていた。だが、健人との出会いで再び人との絆を育んでいく。
矢崎存美原作の「ぶたぶた」シリーズのコミカライズ作品。新人刑事・立川英晃は、初出勤の日にラジコンカーに乗ったぶたのぬいぐるみを目撃する。その後、刑事課で紹介された上司は、先ほどのぶたのぬいぐるみ「山崎ぶたぶた」だった。歩き、しゃべり、コーヒーを飲むぬいぐるみ。だがそんなぶたぶたは、とても優秀な刑事だった。
本作に登場するしゃべる動物は、主人公のぶたぶたさんこと山崎ぶたぶただ。ぶたぶたシリーズは、このぶたぶたが様々な職業で活躍する物語。外見はぶたのぬいぐるみそのもので、本人もぬいぐるみであることを公言していた。そのため周囲は、それ以上の追求ができない状況にあった。そして可愛らしい外見だが、中身は四十代後半の男性で、妻子もいる。この『刑事ぶたぶた』でも、大人の貫禄で新人刑事の立川を指導していく。彼らが出会う事件は銀行強盗の立てこもりや赤子の誘拐、はたまた迷子犬の飼い主探しなど様々。どんな時でもぶたぶたは温和で、犯人に寄り添い心からの改心を促すことも。時に笑えて、時に切なくも心温まる物語だ。