杉浦日向子の特徴は浮世絵風の絵と深い知識に裏打ちされた時代考証にある。
「杉浦日向子(すぎうらひなこ)」をご存知だろうか。「お江戸でござる」に出演していたマンガ家である。彼女の作品は今も色褪せず、アニメ映画化、実写ドラマ化などが続く。そんな「杉浦日向子」作品をぜひ読んで欲しい。
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杉浦日向子の特徴は浮世絵風の絵と深い知識に裏打ちされた時代考証にある。
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幕末の江戸。止まらない歴史とその流れに翻弄される若い武士たち。上野戦争と「彰義隊」を描いた作品で、理不尽や不条理、大義など「誰のために何を成すのか」という曖昧なものに不安を感じながらも逆らえない若者のもやもやとした葛藤が切ない。今の上野は観光地だが、つい150年前にここで流された血がある。2015年実写映画化。
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デビュー作含む短編集。ほのぼのと面白いデビュー作『通言室乃梅』、淡い恋を描いた『袖もぎ様』。そして、忠臣蔵を「赤穂浪士の一方的なジェノサイド」として克明に綴った『吉良供養』。吉良家の間取りまで正確に描かれ、誰がどこで何をしたかを淡々と描く冷静な熱量に圧倒される。忠臣蔵好きならぜひ読んで欲しい。
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短編集。深川の馬風庵に集う飄々としたメンツのある日の1コマ『馬の耳に風』、日本で最後に残首刑になったとされる悪女、『高橋お伝』の処刑シーンを描いた『夢幻法師』、魔術師とも狂言師とも分からない謎の男の記録『鏡斎まいる』などホラーからほのぼのまで珠玉の作品集。
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江戸蒟蒻島の道場主、「桃園彦次郎」は、まさにとんでもねえ野郎で飲むわ打つわ買うわ、最後はケツまくってバヒューン! いっそ清々しいダメ人間を愛でる作品。杉浦作品の中でも群を抜いて馬鹿馬鹿しく愛おしい作品。「しょーもねぇなぁ!」とつっこみつつ読むのがいい。
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江戸時代後期に活躍した浮世絵紙「葛飾北斎」こと変わり者の偏屈老人「鉄三」と門弟の「タ善」こと「善次郎」(渓斎英泉)、父の名義で春画を描く実娘の「お栄」。他流派なのに「北斎」を慕う「歌川国直」など、絵を描く人々と江戸風俗、食べ物、季節などが色鮮やかに描き出される傑作。「葛飾北斎」が、浮世絵がもっと好きになる。2015年アニメ映画化。
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