ピアノを弾いてみたい!聴きたい!と思えるオススメマンガ10選86 Pt.

ピアノを通して繰り広げられる様々なストーリー。ピアノを弾ける人も弾けない人も、音楽に詳しくなくても楽しく読めちゃうオススメマンガ10作品をご紹介。

作成日時:2018-01-16 07:00 執筆者:マンガペディア公式

ピアノを弾いてみたい!聴きたい!と思えるオススメマンガ10選

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概要

読んだらピアノが聴きたくなる、弾きたくなるマンガ10選。ピアノを含め音楽を通して築かれる絆や、作り上げられる人間模様を描くマンガにどっぷりと浸かりたい時にオススメ。マンガの中に登場する曲を実際に聴きながら読んだら一層その世界に浸れるかも?!音楽をこれから始めたいと思っている人もまずはマンガから初めてみるのもアリ!

『のだめカンタービレ』

笑える音楽コメディマンガ。時にラブもあり!?主人公「野田恵(通称のだめ)」はハチャメチャな性格ではありつつもピアノを弾かせると魅了的なピアノを弾く音楽女子大生。指揮者を目指すイケメン「千秋真一」に出会い、二人の音楽が変わっていく。のだめの千秋への愛情表現が変態かつキュート。単なるコメディマンガではなく、二人を取り巻く濃いキャラクターたちにより二人の音楽や考えが変わっていくストーリーが充実している。クラシック音楽と聞くとお堅いイメージだが、ストーリーに登場する曲を分かりやすく面白く描写しているので、クラシックに興味がなくても楽しく読める。「のだめ」と「千秋」を取り巻く超個性的な仲間たちと繰り広げられる音楽が可笑しくもあり「こんな仲間欲しいな」と少しうらやましくも思える。「GREEN~農家のヨメになりたい~」を描いた二ノ宮知子による細かいギャグもじわじわ面白い。コメディといいつつも、ストーリーもしっかりとしているので読み応えがある。子供にピアノを習わせたい、音楽を知ってもらいたいというならまずはこのマンガを読ませるのもオススメ。

『コウノドリ』

ドラマでも大人気の「コウノドリ」の原作マンガ。産婦人科医であり、ジャズピアニスト「Baby」でもある主人公、鴻鳥サクラ(こうのとりさくら)。産婦人科に通う患者と家族、病院スタッフとの模様を描く。妊娠、出産に関する出来事、未成年の妊娠、家族問題、マタニティブルーなど現実に起こっている問題をリアルに取り上げている。誰にでも起こり得る内容に、共感する人も多い。「僕らは奇跡のそばにいる」まさしくこの作品を読むと新しい命を産むということは奇跡だと思い知らされる作品。孤児院で育ったサクラのそばにはいつもピアノがあった。その時に起こった出来事を思い返すように演奏しているサクラの表情。まるでピアノとサクラが会話しているようにも感じる。ピアノは楽器でもあるが、パートナーでもある。そう思える作品。

『ピアノの森』

森に捨てられたピアノとの出会いが少年を変えていく……。ヤクザやハグレ者が暮らす「森の端」で娼婦の息子として育った「一ノ瀬海(いちのせかい)」。彼が出会った森に捨てられた「オバケピアノ」は音が出ないと噂のピアノ。しかし、彼はそのピアノを弾かせてみせた。おもちゃのようにピアノと楽しく戯れる海。そして海は、小学校の音楽教師になっていた「阿字野壮介」やプロを目指す転校生「雨宮修平」と出会い、ピアノの奥深さに魅了されていく。荒々しく弾いていた海のピアノが、人との出会いによってどんどん成長して変わっていく様が描かれている。ピアノを通して、主人公と登場人物との間に築かれる絆に感涙する。ピアノはただの楽器でありながら、感情を表現してくれる存在であり、人と人をつなぐ不思議な力をもつ楽器であることに気づかされるマンガである。

『四月は君の嘘』

主人公、登場人物の年齢は14歳。子供から大人になる過渡期の青春時代を音楽とともに成長する様子が描かれている。主人公「有馬公生(ありまこうせい)」は「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれるほどのピアノ天才少年ではあったが、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなる。そんな中、ある春の桜の下で出会ったヴァイオリニスト「宮園かをり」。彼女は、暴力上等・性格最低・印象最悪……。なんとも個性的な性格だが、ヴァイオリンに関しては豊かな才能の持ち主であった。そんな「かをり」と出会うことにより「公生」のピアノへの情熱が再び湧き上がる。音楽に加え、幼馴染の「椿」と「亮太」も交えた四人の恋愛模様にも甘酸っぱさを感じ、青春時代を彷彿とさせる。タイトルである「四月は君の嘘」その意味をラストに知った瞬間、涙が止まらない!彼らの音楽の調べを想像しながら、青春マンガを楽しみたい人に是非オススメのマンガだ。

『神童』

「神童」と呼ばれた天才少女ピアニスト「うた」の挫折や困難を乗り越えるサクセスストーリー。世界の巨匠と並ぶほどの腕前の「うた」だったが、母親との関係によりピアノへの関心が薄れていく。そんな時に、才能はないが絶対音感をもつ「和音(かず)」と出会う。彼との出会いによって再度ピアノを弾き始める「うた」。天才「うた」と凡人「和音」、対照的ではあるがピアノへの情熱は互いに熱く、それぞれがぶつかる壁をピアノへの情熱で乗り越える。その様子が感動的であり、共感することが多く胸があつくなる。これほどまでに熱中するものがあるのがうらやましいとも思える。更に、作品中の演奏の表現力にも注目。マンガなのに音が聞こえてきそうな表現力「目で聴こえる音の世界」この世界を是非楽しんでほしい。また、この作品は第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第3回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞をダブルで受賞。読んだらきっとピアノが弾きたくなる不思議な魅力を持つマンガだ。

『ピアノのムシ』

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「その視点があったか!」と思わせられた「ピアノ調律師」を主人公に描いたマンガ。主人公「蛭田敦士(ひるた あつし)」は口は悪いし態度も悪い。しかし、一流の腕を持つピアノ調律師。「人は嘘をつくが、ピアノの音は嘘をつかない」ピアノの音は、素材、構成、作りなどが揃い奏でる繊細な楽器なのだと気づかされる。「蛭田」と出会う登場人物と展開するストーリー、もしかしたら実はピアノが主人公なのでは?と思えるほどピアノが生き物のように感じる。「蛭田」の口は悪いが、的を得ている発言や、なんだかんだで難ありピアノを直す様子にスッキリするシーンがあり面白い。マンガを読み進めていくうちに、気づいたらピアノのことに詳しくなっている自分がいたり!?ピアノを見たら思わず構造をチェックしているかも。違う角度からピアノマンガを読みたい人にオススメ。

『ヴィーナス綺想曲』

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「花とゆめコミック」の恋愛マンガ。同じピアノ教室に通う「宇海(たかみ)」と「白(あきら)」は幼馴染であり「宇海」は高校2年生、「白」が中学3年生になっていた。「宇海」は身長が高くモデルのような体系でありながら、性格はがさつで男っぽい性格の女子高生。対して「白」は男でありながらキレイな顔立ちで、振る舞いも美しくピアノの才能は天才的。「宇海」はそんな「白」を妹のように可愛がっていた。それなのに、ある日「白」が突然「宇海」にキスをして「好き」と告白をうけたことから「宇海」の気持ちが揺れ始める。ただの幼馴染だった二人の関係が変わり始める様子は、読んでいる側をときめかせる。ピアノを弾く「白」の姿が中学生とは思えない美しさで描かれてあり、色気をも感じる。見ていて癒される美しい恋愛ピアノマンガ。

『シトラス』

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こんな少女漫画があったのか!?という衝撃を受けるピアノマンガ。少女たちに突きつける現実が多少、過酷過ぎるのでは?と思いつつ心のどこかで彼女たちを応援しながら読んでいる自分に気づく。小さな町「木ノ戸町」で暮らす「志保」はピアノが大好きな中学三年生。将来の夢はこの町でピアノ教室を開くことだった。だが「志保」のクラスに東京から転校してきた「奈七美」との出会いが「志保」のすべてを変え始める……。少女たちの挫折あり、裏切りあり、涙あり、成長ありの物語。読んでいる側がこの疑似体験をすることで「お腹いっぱいです・・」と読みごたえが十分な青春ストーリーだ。悩みや葛藤が多い思春期は、甘い思い出ばかりじゃない。甘さとは遠い悔しい思い出や涙というすっぱさを「シトラス」というタイトルにしたような気持ちになる。「あまあまな少女漫画系ピアノマンガはごめんだぜ」という人にオススメ。

『銀色のハーモニー』

このマンガのキーワードは「トロイメライ」。マンガに度々登場する「トロイメライ」のメロディーを想像しながら読むのがこのマンガの楽しみ方だ。主人公「結城琴子(ゆうきことこ)」は中学二年生。同級生である「霧島 海」が気になる「琴子」は「海」が弾くトロイメライに憧れて叔父である「晴おじさん」からピアノを習い始める。中学生らしい純粋な恋愛模様に加え、大人の恋愛を交えて繰り広げられるストーリー展開。少女が大人の恋愛を知り成長する姿を描いたこのマンガは、いつ読んでも心がホッとやすらぐ気持ちになれるマンガだ。作者は「耳をすませば」「猫の恩返し」「星の瞳のシルエット」作者の「柊あおい」。彼女の描く純粋な女の子をマンガで読むだけでも心が洗われる。ピアノ、もしくはオルゴール音のトロイメライを聴きながら読んでみてはいかがだろうか。

『さよならドビュッシー』

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ドビュッシーの調べとともに繰り広げられる音楽ミステリーマンガ。主人公「遥(はるか)」はピアニストを目指す16歳の女子高生。ある日「遥」は祖父と従妹妹とともに家事に遭う。その中でも奇跡的に生き残ったのは「遥」だけ。体は火傷を負い、思うように動かない指。でも「遥」はピアニストになることを固く心に誓い、コンクール優勝の目標のために満身創痍ながらも猛レッスンに励む。だが、そんな「遥」のまわりで次々と不可解な事件が発生する。衝撃のラストに再度読み直したくなるストーリー。ドビュッシーの美しくもせつなげな「月の光」のメロディーが、このミステリーの雰囲気にふさわしい。読み終えた後、きっとドビュッシーの曲が弾きたくなり、聴きたくなるだろう。原作はミステリー作家「中山七里」。彼はこの作品でミステリー作家デビューし「このミステリーがすごい」大賞を受賞した。

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