概要
初芝電器産業ビデオ事業部事業部次長。昭和47年に入社した900人の中で最も早く部長職につくエリート社員。秋田の資産家の娘を妻とし、16歳の長女は名門心聖女学園、長男は開布中学に通うが、家庭は崩壊している。
経歴
初芝電器産業が買収したコスモス映画社に関する事業部を担当するAVソフト室の室長に任命される。
暴力団組員と不倫し覚醒剤中毒になっていた妻をネタに暴力団から恐喝を受けるが、離婚してその要求を毅然と断る。その後暴力団からのいやがらせを受け社内での立場を悪くしたものの、中沢喜一、島耕作が擁護した。(課長島耕作)
独立しヒライフード企画社長となる。初芝電器産業勤務時代に恩義がある島耕作に協力し、一時的に弥田秀治を預かる。(部長島耕作)
関連人物・キャラクター
弥田 秀治 (やだ ひではる)
サンライトレコード宣伝部部長。行動力と決断力に優れ、真摯な社員で島耕作から一目置かれるものの、リストラ対象になってしまう。島耕作の計らいでヒライフード企画へ一時的に就職、数ヶ月後にサンライトレコード社長として戻り、島耕作とともにサンライトレコードの業績回復に尽力する。 しかし初芝電器産業社長岡林栄一の策略で社長の座を失い、星康夫が起業するIT関連会社の社長に迎えられる。
関連キーワード
初芝電器産業 (はつしばでんきさんぎょう)
『島耕作シリーズ』に登場する架空の企業。島耕作が勤めている日本最大手の電器メーカーで、カリスマ経営者吉原初太郎が町工場から育て上げた。初代社長吉原初太郎、第2代社長木野穣、第3代社長苫米地功、第4代社... 関連ページ:初芝電器産業
コスモス映画社 (こすもすえいがしゃ)
初芝電器産業が72億円で買収したアメリカの大手映画会社。ハリウッド北部の丘陵地帯に立てられた撮影所コスモス・スタジオは5000エーカーの敷地を持ち、映画村として撮影の舞台裏を見せたり、娯楽施設を併設し... 関連ページ:コスモス映画社
登場作品
課長島耕作 (かちょうしまこうさく)
課長となったエリートサラリーマン島耕作が、ライバル企業との競争、社内の派閥争いに立ち向かう姿、プライベートのひとときを描く。会社員時代の経験を活かした弘兼憲史の代表作。第15回(1991年度)講談社漫... 関連ページ:課長島耕作
部長島耕作 (ぶちょうしまこうさく)
課長から部長に昇進したエリートサラリーマン島耕作が、これまで経験したことのないワイン事業、音楽事業などに挑戦する姿を描く。弘兼憲史の代表作『エピソード1 課長島耕作』の続編。 関連ページ:部長島耕作