藤田和日郎の初連載作品にして代表作。妖怪退治の武器・獣の槍の伝承者に選ばれた少年蒼月潮が、相棒の妖怪・とらとともに、強敵妖怪との戦いを繰り広げ、その絆を深めていく。妖怪をテーマにしたバトルアクション漫画ではあるが、序盤から数々の謎や伏線が散りばめられており、それを妖怪たちとの戦いを通じて少しずつ回収していくという、ストーリー漫画の面も強い。小学館「週刊少年サンデー」1990年6号から1996年45号まで連載。第37回「小学館漫画賞」、第28回「星雲賞」コミック部門受賞。2006年、「日本のメディア芸術100選」マンガ部門選出。