男子生徒の西片が、高木という同級生の女の子から、ただからかわれるだけ、といった日常を描く青春ラブ・コメディ。進展しそうで進展しない2人のやり取りや、西片をからかうときの高木の絶妙な表情が見どころ。どことなくノスタルジックで、読んでいるだけで、ついつい頬が緩んでしまうような甘酸っぱい笑いを誘う。なお、作中の舞台は、作者である山本崇一朗の別作品『ふだつきのキョーコちゃん』や『あしたは土曜日』と同じ設定となっており、登場人物のクロスオーバーも見られる。小学館「ゲッサン」の奇数月号の付録小冊子「ゲッサンmini」で、2013年7月号から連載が開始。「ゲッサン」2016年8月号より本誌に移籍し、2023年11月号まで連載。2018年1月に初のテレビアニメが放送されたほか、2022年6月10日の劇場版アニメ化などメディアミックス多数。