椎橋寛の代表作。現代日本を舞台に、妖怪の総大将「ぬらりひょん」の孫である奴良リクオを主人公にした物語。昼間は普通の中学生として生活しながら、夜になると妖怪の血が覚醒する特異な体質を持つリクオは、祖父が築いた妖怪一家「奴良組」の三代目総大将候補である。自身の仲間を守るため、妖怪の血を覚醒させたリクオは、学校ではオカルト研究部の仲間たちと妖怪事件に関わる一方、奴良組では四国の妖怪勢力との抗争や京都での羽衣狐との戦いなど、規模の大きな戦いに巻き込まれていく。これらの経験を通じて、リクオは妖怪としての自覚と人間としての心の両方を育んでいく。本作は、任侠の要素を取り入れた妖怪ファンタジーである。ヤクザのような組織を形成している妖怪たちが、縄張り争いや勢力拡大を行う設定が特徴的で、百鬼夜行を率いることが妖怪社会における権力の象徴として描かれている。集英社「週刊少年ジャンプ」2008年15号から2012年30号まで連載。その後、集英社「ジャンプNEXT!」2012SUMMERから2013WINTERまで連載。テレビアニメ化され、第1期が2010年7月から12月まで、第2期が2011年7月から12月まで放送された。