古味直志の代表作。現代日本の高校を舞台に、ヤクザ組織「集英組」の跡継ぎの楽と、ギャング組織「ビーハイブ」のボスの娘、千棘が、両組織の和解のために偽装恋愛を演じる物語。楽が10年前に名前も知らない少女と交わした結婚の約束と、鍵と錠型ペンダントの謎を軸に、クラスメイトの小咲や万里花も加わることで、複雑な恋愛関係が形成される。物語が進むにつれ、10年前の約束の相手が千棘であることが判明するが、記憶の齟齬や新たな事実も明らかになっていく。本作は、学園生活を基盤としたハーレム要素と、ヤクザ組織の設定やアクション要素という特色を持つラブコメディ。高校生活という日常的な環境と反社会的組織の対立という非日常的な要素が並存する二重構造の世界観を持ち、過去と現在をつなぐ記憶や約束をモチーフとした演出手法が特徴となっている。集英社「週刊少年ジャンプ」で2011年48号から2016年36・37合併号まで連載。テレビアニメ第1期が2014年1月から、第2期が2015年4月から放送。実写映画(劇場)が2018年12月に公開。ゲームが2014年11月に発売された。