実在した剣豪・宮本武蔵の半生を描く作品である。現代における武蔵のイメージを決定づけたとされる吉川英治作の大衆小説『宮本武蔵』を原作とし、青年期の武蔵が数々の武芸者との闘いを経て剣者としての自己を確立していく過程が描かれる。連載開始は1998年、以後何度かの長期休載を挟みながら2015年10月現在も連載は継続中であり、作者井上雄彦にとっては最長期にわたる作品となっている。なお、単行本は2014年7月時点で37巻に及ぶ。2000年講談社漫画賞一般部門受賞。2000年第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門受賞。2002年手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。