赤松健の代表作。現代の東京にある女子寮「ひなた荘」を舞台に、管理人を務める浪人生の浦島景太郎が、個性的な住人たちとの共同生活を通じて成長していく姿を描いた物語。景太郎は、幼少期に離れ離れになってしまった初恋の女の子と交わした約束を果たすため、東京大学合格を目指していた。しかし、浪人生活が3年目を迎え、ついに実家を追い出されてしまう。景太郎は生活の拠点として、祖母が経営していた温泉旅館を頼ることにするが、そこは女子専用の寮「ひなた荘」に変わっていた。祖母から土地を譲り受けた景太郎は、管理人を務めながら、成瀬川なるをはじめとした多くの女性たちの中、唯一の男性としてひなた荘に住み込むことになる。そして、住人たちとの日常的な交流の中で、景太郎は人間的に成長を遂げ、受験勉強だけでなく、他者とのかかわり方や自分自身の将来についても考えるようになっていく。本作は、ハーレムもののラブコメディ。東京大学合格という現実的な目標設定と、女子寮で暮らす唯一の男性という非日常的な生活環境を組み合わせることで、日常系コメディとロマンス要素を両立させている。女子寮という設定により男性である景太郎がつねに不安定な立場に置かれ、この制約がコメディ要素を生み出す要因となっており、セクシーシーンもふんだんに盛り込まれている。講談社「週刊少年マガジン」1998年47号から2001年48号まで連載。2001年に第25回「講談社漫画賞」少年部門を獲得。テレビアニメが2000年4月から放送された。