北海道の農家に生まれ、農業の魅力や厳しさを知る漫画家の荒川弘。彼女が農家で生まれてから漫画家になるまでに経験してきた数々の出来事を、専門知識を交えて面白おかしく紹介していくエッセイ漫画。単に農家の生活を追ったものではなく、作業を通して巻き起こる様々な事件をネタとして描いている。農家を営む厳しさはもちろん、農家であるが故の悲壮感、優越感を感じたエピソードが満載。子供のころの学校遠足で、目的地が自宅農園になって楽しくなかったエピソードや、大自然の中でのちょっと変わった遊び方など。農家以外の人でも楽しめる作品に仕上がっている。