働かなくては生きていけない月のうさぎが、地球人のもとで繰り広げる社畜コメディ。主人公の津田真司郎の部屋に突如やってきた、うさぎっぽい謎の生き物「ふわみ」。月で社畜のごとく働いていたが、リストラされ地球にやってきたのだった。新たな雇い主となった真司郎のために、ふわみは異常な労働意欲を発揮。真司郎の日常は、社畜うさぎのフワフワ系ブラック労働に染められていく。
ブラック企業で社畜生活を送る津田真司郎。ある日、彼の部屋のガラスを突き破り飛び込んで来たのは、うさぎの耳が生えた女の子のような生き物だった。目を覚ましたうさぎっぽい生き物は、自分は月から来たふわみだと名乗る。月でお餅をつく仕事をしていたふわみは「フケーキ」でリストラにあい、気が付いたら地球に捨てられていたのだという。メルヘンチックな設定から一転して世知辛い事情を聞かされ、戸惑う真司郎。月のうさぎは働いていないと死んでしまうそうで、ふわみは自分を雇ってほしいと言い出す。さらに同じくリストラされた月のうさぎ「もふこ」も加わり、どこかフワフワとした、けれど妙に生々しい社畜生活が抜けきらないうさぎたちの労働生活がはじまるのだった。
ひょんなことからうさぎと暮らすことになった漫画家の日常を描く、ペットエッセイ四コマ漫画。少女漫画家であるまめもやしがうさぎの「ギョロ」と出会ったのは10年以上前のこと。それまでうさぎを飼ったことがなかったまめもやしにとって、ギョロとの暮らしは全てが初体験の出来事だった。警察に拾得物として届けられていたギョロとの出会いから、うさぎとの素敵なモフモフ生活が描かれる。
ウサギを飼いたいという友人に代わって、警察で保護されていたうさぎを引き取ったまめもやし。だが友人がうさぎアレルギーだと発覚し、そのウサギはそのまままめもやしの家で飼うことになる。初めて見た人が驚いてしまうほど、ぎょろっとした大きな目が印象的なうさぎは「ギョロ」と名付けられた。家に来た当初は怯えて脱走したり隠れたりと大騒ぎで、病院に連れて行くにも一苦労。だがともに暮らすうち、まめもやしはその行動やちょっとしたしぐさから、段々とギョロの気持ちや感情を理解していく。少しずつギョロと仲良くなっていく微笑ましい日常生活が描かれる。
ひょんなことからオオカミ2頭のボスになったうさぎのお話。ボスうさぎは可愛らしく白くてふわふわ。手下のオオカミたちは、そんなうさぎのボスがとにかく大好き。雨をしのぎ、共に食べ物を捜し、時には冒険に出る。ボスうさぎと手下のオオカミによって綴られるほのぼのコメディライフ。
群れから追われ空腹でボロボロになっていた2頭のオオカミの前に現れたのは、完全に気配を消したうさぎだった。空腹のオオカミの前にノコノコ現れるなんてバカなうさぎだとあざ笑ったオオカミたちだったが、うさぎの圧倒的なキック力の前に完敗してしまう。傷ついたオオカミたちを放っておけず、救いの手を差し伸べるうさぎ。その強さと優しさともふもふとした可愛さに、2頭のオオカミは心を奪われてしまう。ボスうさぎのふわふわモチモチ感は、うさぎ好きにはたまらないほどのかわいらしさ。ボスうさぎと手下のオオカミが旅の途中で出会う様々な動物たちも個性豊かで、可愛くて笑える癒し系作品だ。
うさ耳が生えた月星人が、地球に溶け込もうとして少しズレた奮闘をするナンセンスコメディ。地球へやってきた月星人の調査員つきみは、地球人にうまく溶け込んでスムーズに調査を進めたいと考えていた。そこで思いついたのが、うさ耳を隠すバニーガールの衣装。月と地球の常識がズレたまま、つきみは地球で活動を開始する。
月からやってきた調査員のつきみは、地球人の生態を調べるのが仕事だ。月に住むつきみにはうさ耳が生えていたが、そこは事前調査で地球上でも違和感なく溶け込めるように衣装を選択していた。完全に地球人として紛れ込んだはずだったのに、周りの人間たちからジロジロと注目を集めてしまう。それもそのはず、つきみがチョイスした衣装はバニーガールだったのだ。しかし、注目を集めるのは衣装のせいだと気が付かないつきみは、一体何がいけないのかと周囲を観察して思案する。人々が手にしている四角い物体(スマホ)が無いことに気づき、つきみが手にしたのはファミコンのコントローラーだった。地球に溶け込もうとするつきみが、なぜか騒動を巻き起こしてしまう。
家を守る守護神と、そのお世話係を言い渡された青年のコメディ漫画。主人公の稲葉雪雅の家には、代々家を守護する護り神がいるという。雪雅はある日突然、呪いの痣が浮き出たことで、稲葉家の護り神のお世話係を言い渡される。そして、とある飲み物を口にした雪雅は、うさぎの耳が生えた子どもの姿が見えるようになる。その子どもこそが、稲葉家の護り神「白虹(しろにじ)」だった。
植物が友達という超地味系大学生の雪雅には、とてもタチの悪いウサギ、白虹が憑いている。白虹は稲葉家と雪雅を守る神様なのだが、雪雅は白虹が怖くて仕方がない。突然腕に浮き出した痣のせいで、父親から白虹のお世話係を言いつけられ、その白虹は雪雅を殴る蹴る凶暴なウサギだからだ。暴君白虹に振り回されながら大学生活を送る雪雅だったが、はじめての友人ができたり、アヤカシ達と関わったりすることで、引っ込み思案な自分を変えたいと思い始める。そんな時、腕の痣が動き出し、呪いの元凶が明らかになっていく。