男の娘とは?男女からも大人気の男の娘作品集!71 Pt.

女の子と見まちがうような顔立ちで、女装したなりきりも上手くてもう女の子にしか見えない! そんな美少年への「男の娘(おとこのこ)」という呼び名も2010年代あたりから定着してきました。もちろんそれ以前から美しい女装少年は登場していましたが、好んで女装している子、事情あって仕方なくやってる子、女の子を好きな子、男に恋しちゃう子、とタイプは様々。ギャグとして明るく描かれているものから、社会とのギャップに悩む重いものまで、さまざまな「男の娘」を集めてみました。

『げんしけん 二代目』

女子部員が中心になっている。波戸賢二郎はBL(ボーイズラブ)を愛好し女装を嗜む現視研部員。同好の士と抵抗無くBL話をしたいがため、女子と偽って部を訪れた。寝言さえ女子として呟くほど女装の完成度が高く、男子であることが発覚した後も、部内では女子として扱う事になった。大学の授業等では男子として過ごしており、意識や声色も切り替えができているが、次第に女装時の意識が乖離しつつある。OBの斑目と親しく交流するうちに、女装時の意識でははっきりと彼に好意を持つに至った。

『少女少年』

主人公の少年が女装した状態で芸能界入りし、芸能活動でのトラブルや女子との恋愛などのストーリーが展開するシリーズ。第7作までは『小学六年生』などの学年誌に連載されたため、1年間をひと区切りとして登場人物と舞台が一新される。主人公の少年はいずれも性同一性障害や元からの女装癖などはなく、家族のいたずらやイベント等での女装中にスカウトの目に留まる、という発端が基本パターンになっている。第8作は掲載誌の違いもあって上記のフォーマットから外れ、女子の主人公と内面まで女の子な少年とのラブコメディーとなっている。

『ぼくらのへんたい』

それぞれの事情で女装している三人の中学生男子による、友情と恋の物語。青木裕太(女装時の名はまりか)は性自認が女性で、恋愛対象が男性。男子の制服を着て通学することにも苦痛を感じていたが、後に学校にも認められ公に女子の制服を着るようになった。田村修(女装時の名はパロウ)は性自認が男で恋愛対象が男性。告白相手の要望で女装しての交際が習慣化のきっかけになった。木島亮介(女装時の名はユイ)は性自認が男で恋愛対象が女性だが、娘の死で精神を病んだ母のため、亡き姉の身代わりとして家庭内で女装を余儀なくされている。出会った時は亮介が裕太と修に嫌悪感を持っていたが、後に和解し交流するうちに、それぞれ複雑な恋愛感情を芽生えさせていく。

『AKB49〜恋愛禁止条例〜』

実在のアイドルグループ「AKB48」に主人公の少年が女装して研究生に合格し、正規メンバーを目指すという、現実とフィクションが交錯する芸能界漫画。男子高校生・浦山実は、片思いしている吉永寛子をAKB48の研修生オーディションに合格させるため、女装して浦川みのりと名乗り、一緒にオーディションを受けながら寛子をフォローする。だが寛子だけでなく自分も合格してしまい、共に正規メンバー目指して努力することになってしまう。実(みのり)は顔つきと声が女らしいものの体格は男性的で、咄嗟の時は言動に地が出てしまう事も多い。それでも僅かな例外を除いて、男とバレないまま芸能活動を継続している。

『変[HEN]』

中性的な容姿の高校生に、偉丈夫な不良少年が恋をして起こる騒動を描いた、学園ラブコメディー。佐藤ゆうきは女性にも見える容姿から、過去何度も男性から告白された高校2年生。電車の中で巨体の不良・鈴木一郎に一目ぼれされ、お互いに同性愛志向はないのだが、友人とも恋人ともつかない関係が続いていく。作中人物の言によると、二人は前世で生き別れになった兄妹だったとのこと。作中で佐藤の性別に決定的な描写がなく、男装した少女とも読める要素も見られたが、後に作者から男の子と明言された。

『ストップ!! ひばりくん!』

極道の家に住むことになった少年と、その家庭の美少女にしか見えない長男との間にくり広げられるコメディー。ヒロイン格の大空ひばりは女子として高校に通っており、知力体力とも優れた才色兼備の美少女として学園のアイドルになっている。もう一方の主人公・坂本耕作に積極的な恋愛表現を見せるが、若干小悪魔的な性格であるため真意は定かでない。作品の連載は未完のまま中断し、後年に発表された完結編でも、ひばりと耕作の関係は特に決着した様子はなかった。

『とりかえ・ばや』

平安文学『とりかへばや物語』を漫画化した作品。平安貴族・藤原丸光に生まれた二人の子は、女児の沙羅双樹が男のように育ち、男児の睡蓮が女のように育った。やがて二人は14歳になり、沙羅双樹が睡蓮の名を借り、睡蓮は沙羅双樹の名を借りて成人する。男嫌いの睡蓮は、帝の弟・石路の求愛を避けるためもあって宮中に入り、女東宮に仕える。当初は女官として女東宮に仕えた睡蓮だったが、忠誠だけでなく恋慕の念も抱いてしまう。自分が性別を偽っていることに苦しみ、姉の沙羅が受けたトラブルも相まって、再び互いの立場を取り替えることを決意する。

『おいら女蛮』

暴れん坊の少年が転校先で間違って女子と勘違いされ、そのまま女子として通学し活躍する、学園ギャグ漫画。主人公の女蛮子(すけ・ばんじ)は凶暴な両親の間に生まれた乱暴な少年で、よく問題を起こしては転校を繰り返している。だが女尊(あまぞん)学園への転入時に女蛮子(おんな・ばんこ)という女子だと思われ、セーラー服をわたされてしまう。蛮子はそのまま女子として女尊学園で、女番長グループや運動部と争う日々を送る。ギャグ漫画だけに蛮子が男と気づく者はほとんどおらず、裸の胸を見られても「ペチャパイ」という認識で済まされていた。

『放浪息子』

ふとしたことからお互いの「ひみつ」を知った女の子になりたい男の子・二鳥修一と、男の子になりたい女の子・高槻よしの。修一が女装、よしのが男装しての異性装デートを重ねるふたりだったが、成長につれふたりの関係に変化が訪れる。ふたりが自分の性別に対する葛藤と、友情や恋愛といった人間関係で悩む姿を、爽やかなタッチで描いた作品。小学生から高校生までの数年間を舞台に、第二次性徴など身体の変化に戸惑い、時に傷つきながらも自分に合った生き方を模索する。

『まりあ†ほりっく』

運命の相手(美少女)を求めて天の妃女学院附属中学高等学校に編入した男性恐怖症の同性愛者・宮前かなこ。そこで出会ったのは、外見は理想の美少女ながら、中身はれっきとした男の衹堂鞠也だった。祖母の遺言によって女装生活を送っている鞠也の本性は腹黒でドS。かなことは違い同性愛者でも女装趣味でもないとは言いつつも、ばっちり気合の入った女装コスプレや可憐な仕草で周囲やかなこを惑わす鞠也。自分の秘密を知ったかなこを見張るとの口実で、寮の同室となったふたりを中心に繰り広げられる学園ドタバタコメディ。

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